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何度観ても、新しい発見が 2006/3/13
もうクオリティの高さについてはさんざん言われており、今更のような気もしますが。
この作品で描かれるのは、派手で見た事もない物ではなく、
懐かしく、美しく、馴染みのある風景、道具、しぐさ。
だから逆にごまかしがききません。
雪中や山道の歩き方、ご飯のよそい方、蝶結びの仕方、筆の置き方、倒れ方、
糸の紡ぎ方、箸の使い方、松葉杖の使い方...挙げていたらきりがありませんが、
すごい地味なところまで、本当に美しく描いてくださっていて、
何度観ても「こんなところまで!」と驚きます。
テーマカラーも、後半は特に繊細な、日本の伝統色が採用されており、
色彩設計が非常に細やかに。それでいて華やか。
「蟲師空間」で毎週放送前に色名が発表されるのが、楽しみで待ちきれませんでした。
そうそう、「蟲師空間」でリアルタイムにスタッフの方々のお話を読めたり、
他の方の感想や、色々「蟲師的」な話題を楽しめたりしたのも新鮮でした。
これが週1回のペースで仕上げられていた事は驚異的。
どれだけ大変だったか想像もつきません。
この巻収録までで、地上波放送は終了しましたが、
少しは残り6話(BS放送分)にむけて時間が取れたでしょうか...
スタッフの皆様、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。
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注目点は3つかなと思います。 2006/3/14
「蟲師」原作の魅力を忠実に映し出す「色」、そして更にひきたたせる「動き」と「音」が
この作品の私的注目ポイントです。第4集もこれに沿ってレビューを書かせて頂こうと思います。
…以後劇中の表現・台詞などの引用があり若干ねたばれかも知れませんので注意して下さい。
【色】
「春と嘯く」の空吹…冬場あんなもの見ちゃったら絶対騙されます、と断言できます(汗)。
そして「山抱く衣」…このお話は「故郷」をきちんと表現しておかないと説得力が無い
と個人的に思っていましたが、観てみたらとても説得力のある表現になっていました。
【動き】
前述の空吹や「暁の蛇」もさることながら
やはり地上波最終回「筆の海」の禁種の蟲が素晴らしかったです。
第1話「緑の座」と同様、本来命なき文字が動き出す、という表現ですが
1話のいきいきした「鳥」の動きとは全然違う、恐ろしさのある動きでした。
【音】
宇宙を感じさせる「天辺の糸」のテーマが一番印象に残っています。(次点は「山抱く衣」
効果音としては、「虚繭取り」の虚穴の中の風の抜ける音は無気味で感じが出てました。
あと「山抱く衣」の沈むギンコの裏で流れていた音楽は普段あまり聞かないもので、これも感じ出てましたね(笑)。
地上波最終回、蟲との関わりの未来という点で、筆の海あたりが来るかなと初期から
思っていましたが予想通りでした。第1集の設定画の中にも淡幽が出て来ていましたし。
淡幽の語る蟲への想いや最後の台詞が、しめくくりに相応しくまとまっていました。
「蟲師」という作品の根底にあるものを、最後まで忠実にアニメでみせて頂けたと感じています。
本当に、全てが「生きてる」アニメだったと思います。
(あと最終回後の全員集合カットが素敵だったので、この第4集に入ると嬉しいです。)
次回DVDは地上波未放映になる第5集…私はTVで視聴できないのですが
期待できそうなのでもう購入は決めてます。どの話が来るんでしょうか…
3
報われる話が多く安心 2006/6/21
報われる話が多く心地良い気分で鑑賞できる集です。
古来、農耕民族だった日本人(と思われる人々)の風習、自然との調和、そこに生きる人間と「蟲」という存在の共生。
和の美、色香漂う背景と女性。
なぜか独りポロシャツやタートルネック、ズボンに革靴、コートに銜え煙草(葉巻)の風貌で飄々と「蟲師」としての使命を果す主人公ギンコ。
本当に一つひとつが新鮮で魅力的な大人の作品。
傑作です。
4
良品 2006/3/24
色彩も音楽も人物の声も蟲が存在する世界をつくりあげているから、すんなりと物語の中に入っていける感じで、たぶん登場人物たちと同じ感覚で蟲を
みている自分がいる。
ジャンルとして嫌いでなければおすすめします。
5
魅力あるキャラ、引き込まれるストーリー 2006/9/19
第十五話「春と嘯く」から地上波最終回「筆の海」までを収録した限定版の第四集。冒頭の「春~」における雪中の春景色もそうだが、この作品はとにかく「色」が印象的。近年のアニメ作品にありがちな、いかにもデジタル彩色的なそれではなく、日本画のような伝統的美しさを感じさせる。数あるエピソードから厳選されているため話も粒がそろい、また最後に救いのある話が多いため、見ていて温かい気持ちになれる。
見所は数多いが、特に「筆の海」における蟲の表現は白眉。原作を読んだ時点である程度は想像できたにせよ、実際に動くシーンは迫力十分。作品中随一の魅力あるキャラクター(小林愛さん、京田尚子さんもイメージにぴったりです)とストーリーも相俟って、地上波の最終回に選ばれたのも頷ける。
とにかく欠点が見当たらないほどの近年稀に見る傑作アニメです。
未見のかたは是非ご覧になってください。