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よきかな 2006/6/29
テクニカラーの独特な、60年代特有のいくぶん厚ぼったいような色合いがデジタルリマスターしてあざやかに蘇った画面に映えます。昔テレヴィの画面で観た時と較べても大変綺麗な画面に感じます。昨年ボックスセットのみの仕様で発売されたものの単品では欲しくても買えず、残念に思っていたので1年待たされたとはいえ単品で購入する選択肢が出来た事はほんとうに嬉しいです。
物語で描かれるパリは現実のそれとは位置関係や場所の名前などにおいてわざと曖昧に、でたらめにされることで虚構の、おとぎ話の世界の中のようなパリの楽しさ。またこんにちのそれよりいくぶん清潔な、「古きよきパリ」という感じがしました。ザジの騒々しい冒険も、明るい昼間のあやしいおじさんとのおいかけっこ、エッフェル塔を上ったり降りたりの珍道中を経て段々夜になって次第に現実とも夢の中ともつかないような怪しげな世界へと広がりを見せていきますが、映画が終わっても賑やかな周囲の人たちがいつのまにかぱっと煙の如く霧散していくような鮮やかな余韻がしばらく残りました。
なお予告編映像のなかにおいてパッケージ写真にも使われているのと同じ、ザジがブルーの上着を着ていたりと本編に使われていないアウトテイク(もしくはリハーサル?)のカットを目にすることができます。
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字幕がこれでは困る 2007/7/23
わがココロの友たる「ザジ」を購入、久々なので大喜びで見ると……字幕に違和感が。
なんと、ザジの名言である「ケツくらえ!」が本編では「うんざり」になっている。
これは改悪である。作品のウリではないか、「ケツくらえ!」は。なぜこんなバカなことを?
他にもところどころ、セリフによる笑いのキレが殺がれている。アカンではないか。
コメディにとって字幕は生命線だから、もっとデリケートな仕事なのだと自覚してほしい。
(初期マルクス兄弟の作品や「ブルース・ブラザース」25周年版も同様である)
なお、字幕担当者不明。
ビデオ版の字幕に慣れ親しんでいたひとは、多少の戸惑いがあるかと思う。
まだ見ていない人で、レンタル店にビデオ版とDVD版があるなら、前者を見てほしい。
このDVD版を見るなら、「うんざり」を「ケツくらえ!」に脳内変換しながら見てください。
あと、解説リーフレットでもミスが。
アルベルチーヌ(ザジのおばさん)とすべきをマド(おじさん宅階下バーのウェイトレス)と書いている。
ふつう、間違えない。執筆者不明。
モダン・パリを駆け抜ける騒がしい人たちによる本編は、素晴らしく楽しい、楽しいは素晴らしい、としか言いようがない傑作。
が、マイナス要素のため星4つ。
もっとも、望むべきはビデオ版字幕によるDVDなのですが。
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ザジかわいい★ 2006/8/17
story パリの叔父さんに預けられた10歳のザジは、1人で街に出かけてしまう。book地下鉄のザジ
point アメリのご先祖様みたいなハッピー映画。小さなザジがパリで大冒険するんだけど、なんだかとってもかわいいのです。走り回るザジと不思議な大人が、PTAのマグノリアばりのクライマックスに突き進みます!
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ルイ・マル的パリ観光映画の傑作 2006/12/18
ヌーベルバーグを代表するルイ・マル監督のドタバタコメディです。
内容的には、「実写版tintin」や「アメリ」に近いですが
ストーリは余り考えずに1960年代のパリをザジと散歩するように見る、そんな感じです。
所々早回しや逆転など、効果的な映画手法も取り入れています。
また、デザインを学んでいる人には色の使い方やファッション、自動車のデザインなど
ガジェット探しの楽しみも詰まっています。
ちなみに、撮影/美術監督は「ヴォーグ」誌で活躍した
ファッションフォトの巨匠ウィリアム・クラインです。
(写真集「NEW YORK」「ROMA」「MOSCOW」「PARIS+KLEIN」「tokyo」他が有名です)
撮影技法や美術の新しさなど、随所にクラインならではのアイディアが活かされているのも特徴です。