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ジャームッシュ監督です。 2007/3/22
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とってもおもしろい映画です。3つのオムニバスです。それぞれ関係しているように思えますがあんまり関係していません。監督が得意としている手法です。はっきりいってエルヴィス・プレスリーの話ばかりしているので、興味のない私としてはちょっときついところがありました。
オチなし意味なしの映画です。3つのドラマが最後にひとつにまとまって実はこういうことだったのか! なんて感心しません。メッセージもありません。感動しません。
だから映画です。私たちはいったい何を求めて映画を見るのでしょうか。私たちはいつでも小説や映画に意味を求めすぎます。これはこういう意味があるんだ、このシーンはこういうことをあらわしているんだ。とつい、何かを求めたがります。この映画は私たちに何もあたえてはくれません。そして、私はこう思うのです。
それの何がわるいのか?
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スクリーミン・ジェイ・ホーキンス 2006/6/6
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でジム・ジャームッシュとともに鮮烈な印象を残したスクリーミン・ジェイ・ホーキンス、本作では、役者としていい味出してます。
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セロリの味 2007/6/24
いつだったか、誰かがテレビ番組で、セロリを「博士みたいな味」と評していたが、ツッコミたくなる以上に、「わかる、それ!」と、妙に納得してしまいました。感覚が意味を超えてしまう。そういう事ってありますよね。 さて、本作『ミステリー・トレイン』は、プレスリー神話の残る町メンフィス、そのホテルでの一夜の三挿話、「ファー・フロム・ヨコハマ」、「ア・ゴースト」、「ロスト・イン・スペース」を、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスとベル・ボーイの他愛ないジョークで繋いで行く映画です。意味も、ヤマも、オチも、感動もなく、翌朝、登場人物たちは微かに交差して別れて行きます。何も起きなかったわけではなく、何かが起きてるし、何も起きなかったとすれば、何も起きなかったコトが起きてるわけで…等と、この映画の意味を探る必要はありません。 ジム・ジャームッシュ監督の映画は感覚で観るもの、と言われてますが、正にそういうコトだと思います。だから、良し悪しより、好き嫌いで観ていい映画だと思います。そう、好き嫌いの多いセロリと同じなのです。セロリの味に意味を探る必要はないし、ある意味、映画とは「セロリの味」を表現する事に似ているのかも知れません。
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ジャームッシュの成熟か 2008/1/11
ジャームッシュ監督は本作より作風が以前とは変わったように感じる。成熟した映画作家としてのテクニックが加わり、プロの映画監督としてこれからは様々な題材を扱ってやるという意気込みが感じられるが、初期の頃のようなみずみずしい感覚はなくなったようだ。本作はウェルメイドな3話オムニバスでラストそれぞれのストーリーがちょっと絡んで落ちるという落語のような作品。今から言うとパルプフィクションほのぼの編といった感じか。ザンパラやダウンバイローのような強烈な余韻はないが、ロビーミュラーによる映像は味わいがあってよい。