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アドリブ映画「好きだ、」を好きなアホ共め。コレ見て黙れ。 2006/10/5
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同じように俳優に演技を任せるにしても、「好きだ、」とはエラい違い。
コレは素晴らしい。
ここまで物語のプロットをしっかりやってから映画を撮らんか!!
監督はモチロン、俳優もエラい違いだから、出た結果だけどな!
まあ、永作はいいと思うがね
日本の一部のオシャレ映画好きには、分からん映画だとは思うよ、コレは。
まあせいぜい、雰囲気だけのオシャレ映画を楽しんでくれたまえ。
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キム・ギドク監督またも傑作を 2006/7/25
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ひと言もしゃべらない登場人物というのは、案外あったような気がします。でもそれは、男女のどちらか一方だった。本作は、男女とも沈黙のまま進行していくというのが凄い。二人とも喋らないのに、二人の気持ちを観客に見せることに成功している。
基本的にファンタジー映画ではありますが、ギドク監督の特徴でもある暴力描写は健在で、ゴルフボールを人に向けて打つという描写。そして、旅の途中で発生した悲劇もまた、ゴルフボールと結びついている。本作の韓国語の原題は“空き家”ですが、英題は“3-iron”(三番アイアン)としたのも頷ける。3番アイアンは一番使われることが少なく、ゴルフバックの中でひっそりしているという意味合いもあるらしい。邦題の「うつせみ」も言い得て妙な、いいタイトルだと思います。
それにしても、このラストには幸せな気分にひたりながらも、ただただ呆然とするばかり...。およそこれほど現実離れしていて、しかし奇妙な絆で結ばれた男女にとって幸いなラストは他にないだろう。でも、現実的であるかどうかは問題ではない。そもそもテソクという青年の行為と二人の巡り逢い自体が一種ファンタジーなのだから。エンドクレジットの前に「なにが現実で、なにが夢なのかは区別がつきにくいものだ」という趣旨のテロップがでますが、このラストに向かって伏線は丹念に張られていることにあらためて気づかされます。
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キム・ギドクはヤバイぞ 2006/6/18
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なんてこった、こんなストーリーを、こんな映画を、どうやったら思いつけるんだ?演技も演出も控えめだが、確信に満ちてる。全編1時間25分、完璧に時間を忘れて映画に集中してしまった。半端ない技巧派キム・ギドク。映画の可能性が一気に開けたような、素晴らしい演出だ。ヴェネチアにて監督賞。うんうん、これは間違いなく監督賞。なんかスティーブン・ソダバーグとかジム・ジャームッシュばりの凝った物語性と渋い演出だった。感激です。
絵というか、風景とか、カメラの回し方とかは、生々しい暴力描写も含め、どことなく武映画に通ずる物を感じた。物語に至っては、前代未聞、落ち着いて考えれば非現実的なんだが、まったくそういう違和感は感じなかった。たぶん主人公の青年の不思議なキャラにそういう未知の可能性があるのだろう。出だしは、「なるほど、なるほど、ああそういうのは面白い」とかぐらいの気分で眺めていたのだが、次第に全く予測のしようない状況へと展開していく。
とにかく予想を遥かに超えたところで1つの恋愛が確立されていく。だが胸を締め付けられるような痛々しい恋ではなく、イヤ、そもそもラブ・ストーリー的な部分はさほど重要ではないのかもしれない。とにかくその世界観とアイディア。「へっ...、何なのコレ!?」という感じです。また禍々しい派手な演出ではなく、爽やかに静かに進んでいくのが、なんとも心地いい。
褒め通したが、たぶんこんな映画は他にありません。
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爽快感すら覚える傑作 2006/8/27
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原題の「空き家」にはふたつの意味がある。
物語の舞台となる空き家と、彼女の心。
彼女の心は邦題の通り「うつせみ」だった。
キム・ギドク監督作品は、初期の荒々しさも良いけれど、
「サマリア」や本作は若干洗練されつつ、キム監督らしさの「上澄み」を更に蒸留した感じ。
こんな映画、ちょっと他にはないなあ。
韓国では興行不振が続いてピンチらしいが、
世界の人は解ってくれるから、これからも様々な愛の形を見せて貰いたい。
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原題より邦題の方がヨシ 2006/9/21
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原題は「ピンチプ=空き家」、英題は「3iron」、そして邦題は「うつせみ」、確かにドラマの舞台となるのは空き家であり、傷ついた女性を助けるために使った道具がゴルフクラブの3番アイアンでした。でもこの幻想的な愛のファンタジー的な作品にはどちらも不向きな感じで、私は「うつせみ」という邦題が何となく合っているように思います。
本作もキム・キドク監督流の台詞を使わないで役者の演技力に任せるという手法がとられていますが、今までの「賛否両論あるだろうな」という作品とは一味違うというか、この作品なら大多数の人が高い評価をすると思います。
ドラマは夫の暴力により心身ともに傷ついた女性ソナ(イ・スンヨン)と空き家を転々とする青年テソク(チェヒ)との愛の物語です。
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美しく奇妙・(褒めてます…) 2007/1/22
主役の二人がほとんど言葉を発しません。
全体的に台詞の少ない映画はあるけど、他の登場人物達には普通に台詞があります。
そのバランスから話せない人?と思うぐらいこの二人は奇妙に映るのです。
それに主役の青年があまりにも起用でマメで、それもまた奇妙なのです。
奇妙とは…ズレ?現実とのズレでしょうか、でもそれが独特の雰囲気をかもしだし、特別な二人の世界を見せていくのです。
ラスト間近に主役の女性が言葉を発するのですが、それがとても痛々しく純粋に思えるのです。
そしてファンタジーともいえない幻覚に近い感覚で映画は美しく終わります。
涙がつつーっと片眼から一本落ちる感じでした。
奇妙な余韻(褒めてますよ!)も残しつつ…。
こういう感覚がキム・ギドクなのでしょうか?
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お前は世の中から消えたいのか 2007/4/1
異常なストーリーが現実の世界の深奥を捉えている作品だろうと思います。とびきり上等で謎めいた比喩のような映画です。
愛も憤りも悲しみも欲情も全ては沈黙のなかに秘められていて、物語は淡々と進んでいきます。
その静けさが実に心地いいと思う。
「一秒たりとて退屈なカットがあってはならない」監督の言葉通りの秀逸のラブストーリーです。
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ファンタジーっぽい感じ 2007/2/22
キム・ギドク監督の作品は今まで見たことがなく、初めて見た作品です。見終えて思ったのが、『うつせみ』は最初に見る作品とはちょっと違ったかなと思いました。続けて『悪い男』を見たんですが、こっちを最初に見てからの方が良かったかなと。その方がキム・ギドクの世界観はこうなのか、と認識した上で戸惑わずに見れた。そんなわけで、最初はイライラしながら見てました。中盤まではかったるくて、主人公達に対しても「甘えんじゃねぇよ」とイライラ。こんな感じで最後までいくのか・と思いながら見てたら、後半…男が刑務所に入った辺りから「ん・」みたいな。ちょっとこの展開は面白いなと。ラストは「へぇ~」なるほど。「悪い男」も見て、監督は国際的に受賞したりしてるというのが理解できました。ただ「うつせみ」は好みかと言われれば違いますね…。私は「悪い男」のような展開のもっていき方のが好みですね。私的に好み、ど真ん中命中したわけではないんですけど、キム・ギドクの他の作品もこれから見てみようと思いました。映画マニアではないので一概に言えませんが、割と新しいタイプなんじゃないですかね・・最近の韓国映画はスゴイですね。
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空蝉かぁ 2007/3/2
「絶対の愛」公開記念で「キム・ギドク監督特集」をされている某劇場でまた見てしまいました。やっぱイイ。未公開作品も上映されてたので、レイトショー(一部モーニングショー)一挙上映にもかかわらず、老若男女問わずでとても盛況。中でもこの作品はとっつきやすいけど、不思議感も一杯味わえ、本当に素晴らしいと思います。
「ギャー」「愛してる」「食事して」という3言しか発さない『ソナ』もとても素晴らしいかったのですが、何といっても、愛の為に最後には『唯一の人』以外の人の視界から姿をも消し去る術を見につけた(・!)台詞の全く無いテソク!大絶賛でございます。
このほど「カ○バセーショ○ズ」という洋画が公開になり、全く対極になる作品なので観たのですが、タイトル通り2人の主人公がずーっと話しっぱなし。カメラも2人をスポットで映したものを合わせ、画面が二分されていて、慣れるまで時間が掛かり、観ててちょっと疲れましたが、とても面白い凝った作品でした。・・・が、
脇役を背景にした展開や、主人公の心の描写、内面的・外見的魅力を最大限にカメラ・演出で引き出し、不可思議な世界にをも引き込む「うつせみ」には脱帽でございます。
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「ゆれる」とともに 2007/3/15
昨年は、地方にいて暇だったので、50本以上の映画をみましたが、「ゆれる」とともに、すばらしい映画だと思います。
改めて観なおすと、荘子の「胡蝶の夢」のように、テソクは実際に存在しないのでは?とも思います。会話のない二人の距離感を是非!