タンクローリーの運転手ゴロー(山崎努)は、ひょんなことから知り合った未亡人タンポポ(宮本信子)が経営するさびれたラーメン屋を立て直すべく、彼女を特訓し、やがて究極のラーメンを完成させる。
『お葬式』で高い評価を得た伊丹十三監督がその第2作として手がけた、本人いわく「ラーメン・ウェスタン」。そう、まるで西部劇のようなタッチで風来坊とラーメン屋の女主人との恋がつづられていくのだ。往年のハリウッド映画風の大仰な音楽も、妙におかしい。また本筋と並行して、エッセイストとしても知られる伊丹十三ならではの食に関するウンチクが次々と、時にエロティックに語られていき、ラストショットでは人間の食欲と性欲の原点までもがさらりと描かれていく面白さ。若き日の役所広司や渡辺謙がおいしい役で出ているあたりも見どころだ。もちろんその他のキャスティングも絶品。オムニバス的な内容が際立ったがために、公開時の国内の評価は戸惑い気味ではあったが、海外、特にアメリカでは高い評価を得た。食の喜びは万国共通だったということか。(増當竜也)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 伊丹十三監督が山崎努や役所広司らを迎えたコメディドラマと、そのメイキング『伊丹十三の「タンポポ」撮影日記』のセット。さびれたラーメン屋を営む未亡人・タンポポに惹かれた男たちが、その店を繁盛させるために奮闘する姿を描く。
1
ラーメン好き 2005/9/17
・・
「たんぽぽ」を見たのは小学生の時だったと思います。
エッチな映画だな~、と思ってました。
そこのシーンがインパクト強くて・・・。
でもこの映画でラーメンの食べ方を教わりました。
「スープもラーメンの一部。同時に食す。」ってのが印象的でした。
あと、死にかけのお母さんがチャーハン作る所は、ぐっときます。
食をテーマにした映画ってなかなか面白いものですね。
「スーパーの女」も好きです。食べ物扱ってるから・・・。
単なる食いしん坊ですね。
2
ラーメンウェスタン映画だ! 2005/9/18
伊丹十三監督作品の中で、「マルサの女」とともに僕がメチャ気に入ってる作品です!物語のベースは長距離トラックの運転手ゴロー(山崎務)とガン(渡辺謙!若い!)が、未亡人タンポポ(宮本信子)が営む街道沿いの古びたラーメン屋を超人気店に再生するストーリーですが、町に流れ者のガンマンが現れて、困っている町の女性を助け、そして去っていく…ってな感じの古き良き西部劇のテイストで物語りは進んで行きます。ゴローはカウボーイハットで、運転するトラックには角までついてます!もちろん喧嘩もめっぽう強い!タンポポの店を繁盛させるために、ゴローの仲間が色々手助けするのですが、グルメなホームレスに、食べることが大好きなご隠居(大滝秀治)とその後妻?(なんとワハハの柴田さん!)などなど、ホントに魅力的なキャラクターばかりです!このストーリーの合間に、『食』に関するショートストーリーがいくつもちりばめられていて、それぞれが愉快で楽しいのです!例えば、色男のヤクザ(役所広司!これまた若い!)と恋人とのストーリー(かなりエロッティク!)や、スーパーの店長(津川雅彦)と商品を傷つけるイタズラお婆さんとの攻防などなど、ホントに多彩なキャストで、絶妙の味を出してます。皆さんも最後は美味し~いラーメンを食べたくてしかたがないっ!って状態になりますよ!ぜひこのラーメンウエスタン映画を観てください!!
3
チョイ役に注目 2005/9/20
この映画の良さは、チョイ役達の演技ではないでしょうか?
たとえば、レストランに入った重役御一行とかばん持ちのヒラ
社員。重役達は、メニューが読めず(読んでるフリをする)一
人がやっと、ムニエル・コンソメスープ・ビールと注文すると
他の重役達も同じ注文をする中、ヒラは、メニューが読め料理
の味も知っていて、違う注文をして(上役が蹴ってくる)重役
達を驚かせたり、おばさん達の前で、スパゲッティーは、音を
立てて食べてはイケナイと力説するおばさんの近くで、外国人
がすごい音を立ててスパゲッティーを食べたり、虫歯(歯髄壊
疽)を起こしている人が、電車の中で点心を食べたりとチョイ
役達の名演技に注目です。