1
・・・・ 2007/8/18
レビューをみたが、否定している人のいっていることに腹が立ちました。確かにこの作品には、ユダヤ人迫害についてのもっと深い部分にはふれていませんでした。もしこの映像が歴史的事実を伝えるための記録映画であったのならばこれは被害者たちにとっては耐え難いものになるでしょう。でもこの映像はあくまで普通の“映画”なのだからそこについて言及するのはどうかと思います。
戦争の厳しさ、悲惨さ、過酷さが描かれていない。確かにそうだとは思いますが、そんなことは小学校一年生でもわかります。これは戦時中の中でも、むしろ戦時中だからこそあった家族愛に焦点を当てたものなんじゃないかなと思いました。過酷な中だからこそ自分の息子、奥さんに少しでも希望を与えようとする。どんなに暗く、重く、極限状態にあってもその中にある小さな光を忘れずにつかんでいく。戦争映画の闇の部分でなく、あえてその中にでもあった小さな光の部分についてスポットを当ててみた。life is beautiful.
私は、素直に感動しました。
2
人間はここまで強くなれるのかと。。。胸をうたれます 2007/7/14
大戦時のナチス強制収容所という極限の状況の中で、主人公グイドは、わが子を守り通すために全てをかけて、ユーモアと、笑顔と、演技を、最後の最後までやりとげる。自分の辛さはかえりみず、愛するものを守りとおそうとする姿に、あたまがさがります。。。かれは本当の意味での、人生の勝利者でしょう。この映画は、人間賛歌でもあるのでしょう。
最後の最後、おこさんが戦車を見たとき、グイドの予言が真実に変わる瞬間・・・涙しないひとはいないのではないでしょうか。
ひとや家族を愛することの大切さをしみじみと深く考えさせ、そして人間は強くなれるのだとおしえてくれる、美しさにあふれた、映画です。これは、平和に恵まれたわたしたちが忘れがちな、日々を大切にいきること、いま与えられた人生への感謝のこころ、を思い出させてくれる、深く、長く、胸に刻み込まれる、永遠の名作です。
3
不覚! 2005/7/7
自分が好きな映画を全部吐露しようと思うと
いくつか思いあたる作品がある。
その大トロが、これ。
不覚をとると、泣いてしまう。
俺は不覚をとってしまった。
素人ながらに分析すると
チャップリン映画に通じるものがある。かも。
4
家族を守る男の強さを見よ 2005/12/24
世界中を虜にしたベニーニの傑作、力強く家族愛を描いた感動モノです。
妻を愛し、子供を愛し、迫害に追われようとも収容所に入ろうとも家族のために生き続ける男の純愛がストレートに描かれています。
テーマのわりに暗くないのはやはりベニーニだからこそ、随所に盛り込まれたユーモアが話を邪魔せず、盛り上げていくからこそ悲劇が胸にくるのです。
名作、感動作をじっくり楽しみたい夜には最高。
5
人生は素晴しいという事を教えてくれる映画 2006/10/3
映画というものほど、百聞は一見にしかずという諺が似合う娯楽もありません。私が言いたいのは、とにかく観てくださいということです。映画はそれを観る人の性格や気質、好み、さらには鑑賞時の精神状態によってもずいぶん印象が異なるものです。どんなに自分が素晴しいと思う作品について熱く述べたところで、人それぞれだからと言われてしまえばそこまででしょう。それを差し引いてもこの映画を観るべきと私は強く推薦します。好みとか何とか言い出したらきりがないけれど、良いものは良いのです。ライフ・イズ・ビューティフルには誰しもが心のそこから素晴しいと思える何かがたくさん詰まっています。ナチスによる強制収容所の中でのお話なわけですが、この映画にはまったく暗さの欠片などありません。あるのはまばゆいばかりの希望と親子のあったかい愛情です。ラストの感動はここでは書きつくせないものがあります。
6
父の愛のこもった嘘 2006/7/15
私は、友達に薦められてこの映画を見ました。
幼い息子と、その両親が強制収容所に連行されてしまいます。
息子に対して、父親グイドがついた嘘はとてもあたたかい嘘でした。
本来なら、大人でも正気を失ってしまうほどの酷い場所だと思います。そんな中でも、父として、息子に希望を持つことを忘れさせないために嘘をつき続け、また、強制収容所にいても、夫として、妻ドーラに愛を注ぎ続けたグイド。
そんなグイドの全てをすばらしいと感じました。
是非、周りの人に私も薦めていきたい映画です。
7
どんなに過酷な人生でも、家族を命懸けで守り明るく希望を持って生きた男の物語 2007/6/17
冒頭はイタリアの田舎町のただのお気楽で調子の良い男のバタバタコメディ?と思ってしまいます。
でもそれは違っていました。
確かに前半はお調子者のイタリア人の男グイドが、
一目惚れしたお嬢様ドーラを情熱的、献身的にそしてユーモラスに口説き落としていく物語です。
しかし彼はただのお調子者ではありませんでした。
彼はいつなんどきでも、過酷な状況の中でも希望とユーモアを忘れず、
その時々の状況から素早く適切な行動を取れる切れの良い頭脳を持ち、
そして何よりも妻と子供をこの上なく愛し命を懸けて守る夫であり父親でした。
ユダヤ系と言う事で、ナチスの強制収容所に幼い息子ジョズエと共に連行されるグイド。
そして夫と子供を追い、共に列車に乗った妻ドーラ。
強制収容所の過酷な状況でも、彼は幼い息子を怖がらせまいと、
これはゲームで、1000点を取って一等になったら本物の戦車が貰えるんだと、
明るい笑顔でユーモラスに嘘をつき通し、息子を守り続けます。
最後は何度見ても涙なくしては見れません。
グイドの命懸けの嘘で、ジョズエは最後までゲームだと信じ込みました。
「勝ったよ!1000点取って一等になったら戦車でおうちへ帰れるんだよ!」
この映画のタイトルが良く分かります。
どんなに辛く苦しく過酷な人生でも、一度しかない人生。
だったら明るく希望を持って生きていかなければ勿体ない。
どんな一生でも、「人生は美しく素晴らしい!」。
そんなグイドの言葉が聞こえてくる。
8
極限状態でのこの明るさに涙が止まりません 2007/7/13
・・
全編にわたるグイドの明るさにグイグイ引き込まれてしまいます。しかしそんな明るさが、収容所に入っても変わらないところから涙が止まらなくなりました。いつ殺されるかわからない極限状態に置かれながらも、子供のために嘘を突き通すグイド。最後の最後までジョズエはそれが真実だと思いこみ、それが真実に変わる瞬間・・・
この映画は、人生に於ける「瞬間の変化」を語って来たものなんだとこの時に理解しました。
「ドーラに出会う瞬間」、「ドーラを口説き落とす瞬間」、「収容所に連れて行かれ人生が奈落の底に落ちる瞬間」、そして「解放の瞬間」・・・そしてその根底には、人生を愛する事の美しさがあり、それを心が察知した時に涙が止まらなくなるのかも知れません。
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すばらしい!!! 2005/8/30
どんな状況になっても、『夢』と『希望』となにより『笑い=ユーモア』を忘れず子供を育てなければ!と熱く感じさせられました。
重いテーマですが、見終わった後不思議な清涼感も味わえると思います。すばらしい映画です!!!
10
かぎりない寂しさ 2006/8/23
ロベルト・ベニーニの主演する映画に共通する点をあえて挙げれば、見終わった後の無限の寂しさと言えるのではないだろうか。ほとんどの場合、彼はひたすらしゃべりまくり、場を活性化する。見ている間は、時にその度を越した饒舌には辟易するが、それゆえか、彼の姿がいったんスクリーンから消えたとたん、言いようのない寂しさがこみ上げてくる。このフィルムも、その例外ではない。とくに、できもしないドイツ語のニセの通訳の場面など饒舌シーンの圧巻だし、そして、ラスト近くの彼の思いがけない最後の直前のおどけシーンがあるゆえ、その寂しさは、他の作品より際立っている。この寂しさによる感動において、よく引き合いに出されるチャップリンをすでに超えている。