内容紹介
米国人の若い妻メアリーは、断ち切り難い想いを残してローマの中央駅にやって来た。彼女は妹の家に身を寄せて数日間ローマ見物したのだが、その間に米伊混血の英語教師の青年ジョヴァンニと知り合って、烈しく愛し合うようになってしまったのだ。彼の烈しい情熱に、戸惑うメアリーだったが、やはり夫や子供のもとへ帰国する以外なかった。午後7時出発の列車の席をとったメアリーのもとへ、発車直前、出発のことを聞いたジョヴァンニが駆けつける。熱心に引き留める彼に、メアリーの心は動揺する。汽車を見送り、一度は彼の説得に心をうごかされたメアリーだがその時、丁度甥のポール少年が見送りに来たのを機に再び思い留まる。そして別れを惜しみながらも、ついに次の8時半出発の列車に乗り込む。