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キャンドルの優しい光のなかで... 2006/2/15
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クリスマス、限定された空間と時間の中で男女の物語が展開されるといえば思い出すのは、「ラブ・アクチュアリー」ですが、日本が舞台だとなんだか「クサク」なるところなのだけど、そうはならなかったのがスゴイ。
豊川悦司、原田知世、田口トモロヲ、香椎由宇、宇津井健、淡島千景など全世代に渡るキャストが充実しているし、後半に主要な舞台になるキャンドル・ショップと向いのバーを彩るさまざまなキャンドルによって浮かび上がる陰影がすばらしい。画面いっぱいに広がる映像美、菊池成孔の音楽、ビル・エヴァンスの曲も使われているので2時間を超える上映時間が飽きないし、雰囲気についても申し分なし。
群像劇の醍醐味でもある、バラバラの話がラストに向かって収束する過程は成功していると思いますが、各エピソードが相乗的に感動が高まる工夫を脚本に加えていたら、大傑作になっていたかもしれない。いや、そうでなくて淡々と幸せを噛み締めるように終わるのだからいいのかも、とも思いますけどね。
どのエピソードもそれぞれ素敵なのですが、個人的には、田畑智子の思いが一番好きかな。若いけど、実力を感じさせる演技でした。
DVDは5月発売の予定だそうですが、ちょっとタイミングが悪いよね。クリスマス気分に浸れる時期、せめて10月まで発売を待った方がよかったかも。まぁ、早く観たいというのはありますが...。
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しみじみと胸に沁みる 2006/11/14
ストーリーや演出は結構地味ですがしみじみと心にしみる映画です。
全編に流れるジャズとキャンドルライトが印象的でいい雰囲気を出しています。
クリスマスにももちろんですが静かな夜にぜひ浸ってください。
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闇に燈る淡い灯りの下で... 2006/6/21
大都会の一夜、突然の大停電に因ってもたらされた感傷的な人間ドラマを堪能出来ます。
暗闇の中に燈るキャンドルの幻想的な舞台。
そして、そこに吸い寄せられるように人々が集う展開と納得の結末。
映像も音楽も美しく、いかにも日本映画らしいお行儀の良いエピソードの数々を彩っています。
別々のエピソードが交錯する際に生ずるサプライズや、ひとつになっていく感動を期待しすぎてはいけません。
それぞれは心に沁みるエピソードも画面から伝わってくる雰囲気は同種で、群像劇というより
登場人物の多い一連の物語と感じられるのは残念です。
折角のクリスマス・イブ、人々に降り注ぐ現代のお伽噺なのですから、
もっと心躍る話をひとつ、ふたつ見せて欲しかったというのが正直な感想です。
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映画館のスクリーンで観なかったのが悔やまれる傑作! 2006/11/24
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劇場のスチール写真そのままの、
優しい雰囲気で展開する現代の御伽噺である。
殺伐とした都市の片隅に、馴れ合いではない
人と人との暖かい心の交流が、真摯に描かれた傑作だ。
クリスマス物だからと華美に飾り立てることなく
小声や微細な表情で演技できる俳優を揃えた画面は
全編ジャズの調べとともに、仄かな灯りに照らされ
ややセンチながらも、必ずや観客の琴線に触れることだろう。
舞台の中心となるジャズバーのマスターに扮する
佇まいだけで絵になる豊川悦司と、
向かいのキャンドル屋の若きオーナーに扮する
『奇跡の人』の熱演も記憶に新しい田端智子の二人が
醸し出す独特の空気感は格別である。
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暗い都会の中で心の火は燈る 2006/6/3
クリスマスの夜に東京が大停電に電気が消えた町
停電によって出会う人々・・・
暗い大都会の片隅でろうそくの炎が輝く一軒バー
そこに集まる人々・・・・
その人々が抱える悩み・・・
変わっていく気持ち・・・変える勇気・・・
色々な人間模様が見られる素敵な作品です。
みていない人は是非見てください。
昼間より、夜にゆっくり見るのがお勧めです。
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ジャズに包まれて 2006/7/6
僕は原田知世を観たくて買いました。
停電のクリスマスイヴの夜に起こる何組かの出来事が一軒のBARに集約されていく過程が楽しめる物語です。
全編に流れるジャズのBGMが心地いい映画です。肩のこらない、ほっとする映画ですね。好人物しか出てこないので。物足りないとかはけしてないと思います。
キーアイテムのキャンドルライトが綺麗で、最後には田畑智子に惚れてました。
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大袈裟な奇跡なんていらない。 2006/8/26
しっとりとした素敵な映画でした。イブの夜、大停電に見舞われる都市。そんな中でたくさんの異なる人生を生きてきた人々の細い糸が絡まり合い、一瞬だけ交差する。そんな一寸した事から生まれる物語たち。
服役を終えたヤクザとその元妻、EV内に閉じ込められる研修中の中国人ベルボーイと女性、不倫をしている男性と過去の思いにとらわれる妻、定年を迎えた男性と秘密を打ち明ける愛妻、病のモデルと少年…そして、昔の恋人を待つマスターと彼を密かに慕う女性。
様々な、どこかに有りそうな過度にドラマチック過ぎない苦しみ・悩みを抱えた人々。停電を切欠に出会い、少しづつ導かれるようにしてマスターと女性がいるバーへと引き寄せられていく。その過程が強引過ぎずに好感が持てました。そして、エピソード一つ、一つは暗めではありますが人生にはこうした事もあるのだろうな、と適度なリアルさが感じられ私は返って映画に入り込みやすかったです。
ラスト、何もかもがハッピーエンドには無論なりません。でも、停電の夜を経て僅かな希望を胸に一瞬であろうとも感じる事が出来た彼ら。街が太陽と、人工の灯りにつつまれた後もこの夜の事は忘れ得ないのではないかな…、そう思うと胸を羽が掠めたような仄かな感動を覚えました。
大袈裟な奇跡なんていらない、小さな糸が僅かな時間重なり合う事こそ奇跡。ナニモノにも変えがたい。
美しくキャンドルで飾られたバーの内装とジャズ。雰囲気も含めすべてを愉しめる作品でした。
個人的には、サンタのエピソードが柔らかくて、仄かに涙が出て、でも不思議にユーモラスで…好きです。
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小さく温かいろうそくの灯火に癒されました 2006/11/28
大停電が引き起こした偶然が新しい出会いや過去の人との再会をもたらし、人の気持ちをやさしく変え、その後の人生を変えてしまうという大人のファンタジー。 映像も音楽もシックでしんしんと降り続く雪のように静かに展開していきます。 消えてしまう絆もあるけれど、新しい絆の始まりを予感させるラスト。 星空や雪、そしてたくさんのろうそくの灯りが美しく、温かく心にしみていくようでした。 ドラマチックな展開ではないので、観る側にアンテナが必要な映画といえるかもしれません。
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吉川晃司に泣けた 2007/8/14
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吉川晃司の目の演技に泣けた!
サンタクロースに扮して子どもに会いに行くシーン。ヒゲで顔の下半分は見えなかったが、「サンタさんも
会いたかったよ」と告げた、あの目が優しさと切なさに満ちていた。この映画で一番泣けたシーンだった。
そして、不思議な縁でバーに集まった人々。お互いに全然見ず知らず。でも、もしここにあの二人が現れたら
「あっ、あなたは…」と、一挙に人の輪がつながるのに。そのスレスレ感がたまらない。
私たちの日常生活でも、自分の隣にたまたま居合わせた人と自分の間に、もしかしたらドラマがあるのかも
知れない。例えば、昔別れた彼女の今のダンナとか、妻の元カレの奥さんと子どもとか。
そんなことも想像してみたくなる。
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隠れたクリスマス映画の名作 2007/1/18
この映画のキーポイントは“不倫”なのかもしれない。
でもそういいきってしまうと、演歌みたく渋みを増してしまうので“遠くへ行ってしまったあの人”としてみる。うん、このほうがしっくりくる。
とあるクリスマスの夜、街は大停電に見舞われる。
ホテルのエレベーターで、満員の地下鉄で、久しく帰っていなかった自宅で、いつもは面と向かっていえない思いを、密やかな闇にそっと包んで伝え合う人々。
圧倒的な静寂に時折織り込まれるジャズの調べと、童話の世界から抜け出したかのようなリリカルな映像とは対照的に恋愛に関しては現実的な点が実に良い。
大人だな、と思う。
極めつけは田口トモロヲのソフトヴォイス!
この世界観にどはまりです、もうこれだけでお腹イッパイ。