89年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品
アカデミー賞監督賞(「トラフィック」)に輝くスティーブン・ソダーバーグのデビュー作! <キャスト&スタッフ>
グラハム…ジェームズ・スペイダー
アン…アンディ・マクダウェル
ジョン…ピーター・ギャラガー
シンシア…ローラ・サン・ジャコモ
監督・脚本:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ロバート・ニューマイヤー/ジョン・ハーディ
撮影:ウォルト・ロイド
●字幕翻訳:戸田奈津子
<ストーリー>
夫ジョンは弁護士、妻アンは貞淑な主婦。理想的な夫婦の日常は、夫の友人・グレアムの出現によって波風が立ってゆく。ジョンの浮気に何となく気づいていたアンは、グレアムの向けるビデオカメラに心情を吐露する。崩れ落ちてゆく夫婦。そしてまた、グレアムも心に大きな傷を抱えていた──。セックスと嘘が絡み合う日常、ビデオカメラだけが真実を静かに収めてゆく……。
<ポイント>
●スティーブン・ソダーバーグ監督作品:2000年度アカデミー賞(R)受賞作(監督賞・助演男優賞・脚色賞・編集賞)「トラフィック」、「イギリスから来た男」「エリン・ブロコビッチ」など常に大きな話題を集める彼の、衝撃の出世作!
●カンヌ映画祭グランプリ受賞作品:89年度カンヌ国際映画祭でグランプリと主演男優賞を受賞、「新しい才能の出現」と映画界に新風を吹き込んだ傑作!
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) カンヌ映画祭グランプリを受賞した、スティーブン・ソダーバーグ監督のデビュー作。理想的な夫婦の下に、夫の友人が出現。夫の浮気に気付いていた妻は、友人の向けるビデオカメラに心情を吐露していく。“MGMライオン・キャンペーン2”。
カスタマーレビューセックスと嘘とビデオテープ
1
感性の違いと心通じ合う相手。 2007/11/21
これは不思議な映画だ。
アメリカ映画にありがちな、紋切り型な筋立てが完全に影を潜めて、
微妙な雰囲気を全編に漂わせている…
ジョンはやり手の弁護士で、確かに夫としては申し分のない相手だろう…
しかし、感性の違い・生きる上で最も大切な事の違いは、
結婚生活を続ける内にアンの心を蝕んでいたに違いない。
自分のパートナーが社会的に申し分ないと理性で判断される時に、
自分の人生に欠けているモノを正しく認識できるほど、多くの女性は強くないはずだ。
しかし、ジョンの浮気が発覚した時に、爆発したアンの怒りの根底には、
そうした、心が歓ぶほどに心と心が通ってはいなかった相手との結婚生活の時間の中で、
心が通わない故に少しずつ少しずつ蓄積されていった憤りも大きくあったに違いない。
この映画から受け取ったテーマの一つは、
セックスの大切さって、やはり、相手と心と心が通い合っている歓びをお互いに感じたとき、初めて成立する行為なんだっていう事…
そういうナイーブな心が求めるセックスと、快楽に溺れるセックスの両方を描くことで、
本作はその対比を浮き彫りにしていると言える。