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世界映画史上に残る傑作がこの値段で買えるなら 2007/8/29
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絶対に買いです。私は以前の8400円のDVDを買いましたが後悔はしていません。それよりも世界中の映画人が教科書と崇めているこの傑作が5000円前後で買えるようになったことで多くの人たちに見てもらえることが単純に嬉しい。邦画のDVDの価格を下げるのは難しいと思うが、2枚組みでこの値段なら通常の新作を2本我慢すれば買えてしまいます。買って見ていただければ面白さは保証付きです。七人の侍や四人の百姓の性格の描き方、侍集めのエピソード、後半の大迫力の合戦シーン。このような優れたオリジナル脚本を書ける映画人は残念なことに今や皆無になってしまっている。製作費を何十億費やそうとも、スター俳優を集めようとも、こんな映画は二度と出来まい。
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七人の侍それぞれの個性があざやかに描かれているなあ 2007/11/3
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疾風迅雷、ダイナミックな画面の強さもさることながら、七人の侍のキャラが立っていて、それぞれの個性があざやかに描かれていたところがよかった。
志村 喬の勘兵衛、三船敏郎の菊千代、木村 功の勝四郎、宮口精二の久蔵、千秋 実の平八、稲葉義男の五郎兵衛、加東大介の七郎次。
勘兵衛が、風を切るように家の中に走り込むシーン。悪酔いした菊千代が、偽の家系図を追って宿場の中を駆け巡るシーン。久蔵が、一騎打ちの決闘で相手を斬るシーン。七郎次が、勘兵衛の良き女房役として繕い物をするシーン。などなど、彼ら七人の侍たちそれぞれのエピソードが、とても魅力的なんですね。
なかでも好きなキャラは、菊千代と久蔵のふたり。無鉄砲でやんちゃな菊千代の「動」と、剣に生きる男・久蔵の「静」。三船敏郎、宮口精二の演技が、実に見ごたえがありました。
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製作者の情熱と気迫に圧倒される映画 2007/10/17
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いよいよ待望の黒澤映画の廉価版DVDが順次発売される。
そのニュースを聞いて、早速予約してしまった。
もちろんまだDVDは見ていないが、DVDへの期待を込めて
始めてこの映画を見たときのレビューをまとめておこうと思う。
私は初期の黒澤映画リアルタイムに見られた世代ではないが、
実に幸運なことに映画館で七人の侍に出会うことができた。
まだ20代前半の頃だったと思うが、東京に出張で来ていたおりに
時間が余ったので何の気なしに見たのがリバイバル上映中のこの映画だったのだ。
本当にこの幸運には感謝したい。
その後何度かテレビでも見たが、やはり迫力が違う。
この映画は決して感動を呼ぶようなストーリがあるわけではない。
話自体はむしろ煮え切らないものが残るような結末だ。
それでも映画を見終わった後の「感動」は、
他のどの映画よりもダントツで大きかった。
なぜそこまで感動できたか?
映画のストーリではなく、出演者を含めた映画製作者達の情熱が
ストレートに感じられたからではないか。
映画のストーリはフィクションだが、
「これほどまでの映画を造ったこと」は紛れも無い事実だ。
事実だからこそ、またそのスケールがあまりにも大きかったからこその感動だろう。
考えてみて欲しい。この映画の公開は1954年。
太平洋戦争が終わってまだ10年も経っていない年なのだ。
日本がまだ敗戦の影響から抜け出せず物資も乏しい時代に、
ここまでのスケールの映画を造ってしまった。
黒澤明をはじめとする製作者の情熱と気迫は、いかほどのものだったのだろうか。
この映画の素晴らしさは前編にわたって続くが、
特筆すべきは終盤の雨中の格闘シーンの凄まじさだ。
どんなに最新のCGを使った映画も、このシーンの迫力にはかなわないだろう。
DVDに併せて、この際テレビも大画面に買換えてしまおうか、
今真剣に悩んでいる。
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五つ星以外ないでしょう 2007/9/19
アメリカ映画史上No.1は市民ケーン、イギリス映画史上No.1は第三の男。その論理でくれば、日本映画史上No.1は本作で決まりだろう。皆それぞれに趣味志向があるし、意見もある。しかしこれらの作品はすでに聖域化され、ブランドとなっている。最初の侍探しのシーンは、近年ではオーシャンズ11でパクられていた。単に面白い作品ならいくつもある。そうではなくて、もう文化的に超えるものは出て来ないのだ。ピカソと誰も競わないのと一緒。この三作は誰もリメイクなんかしない(換骨奪胎ものは除く)。恐れ多いからである。もしまだ見ていない、なんていう人がいれば、明日にでも借りて見て欲しい。ハリウッドで売れっ子になった、上山草人も出ている。
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映画の中の映画 2007/11/2
日本が世界に誇る金字塔だ。この映画に5★以下の評価は有り得ない。好き嫌いだけで評価するなら別だが。
映画全編に漲る圧倒的な躍動感は、黒澤の全作品の中でも他に類を見ない。戦闘シーンのマルチ・カム、お得意のパン・フォーカス、黒澤=中井コンビの面目躍如と云ったところか。
ラストで、威勢良く音頭を取りながら田植えにいそしむ百姓達、急によそよそしくなる津島恵子、そして志村喬がぽつりとつぶやく「勝ったのは百姓たちだ、我々ではない・・・」土着の強さを強烈に印象付ける見事なエンディングだ。
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これまで10数回見た時代劇の最高傑作。その価値は不滅! 2007/11/7
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高いなあと思いながらも、倍以上するDVDをいくつか買った。黒澤フアンとしては廉価版を待ちきれなかった。きっと、いつか出ると思っていたので、ようやくという気持ちだ。この映画の素晴らしさは、もう語り尽くされた感があるが、数ある黒澤映画の中で、この作品は鑑賞会数最多作品だ。小学校3年の時、はじめて映画館で見て以来、通算、10数回を超える。それでも、見飽きることはない。それだけ完成度が高く、濃密に描かれている。脚本もキャスティングも素晴らしい。黒澤はこの映画を作るに際し、「ごちそうが一杯の面白い映画をつくる」と言ったそうだが、3時間を超えるが、長いと感じさせない。見所が無数にある。時代が変わっても、この映画の輝き、価値は永遠に変わらない。画質に問題があるのは致し方ないが、映画としてのクオリティの高さがそれを問題としない。この映画製作にまつわる話は多いが、そんな資料も見て鑑賞すれば面白みはさらに増すと思われる。
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黒沢明が人類史上まれなる生物であることを世界が確認した作品。 2007/11/11
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「まいりました。これはおもしろい。」という諸氏は多いだろう。
3時間半の超大作。この長時間、飽きることなく見続けることができる。わくわくしながら。この、ものすごい迫力。
今まで3時間を越える映画は何本かみたがどうしても途中だれてしんどくなってしまっていた諸氏。それがこの映画は違う。気がついたら終わっていた。これだけこってり内容の濃い作品なのにみた後のすがすがしい気分。
これぞ娯楽映画。いや、武士階級と農民の差がきっちり浮かび上がらせた真面目すぎる作品。
黒沢の思想が見事に、かって映画史上ない技術を仲間とともに作り上げた完璧な作品。
元気が出ます。
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最高の映画です。 2007/10/12
自分は普段カルトな映画が好きなのですがこれは見た瞬間凄いというか
リピートできる最高の映画というのを確信しました。
これ程まで7人の多人数のキャラを確率させている映画は中々ないと
思います。
時間は長いですが時間の長さを感じさせません。
荒削りですが今見ても面白く最高の日本映画だと思います。
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日本が誇れる代表作 2007/11/3
私が生まれた世代は映画館で生で観ることはできなかったが、半世紀たってもいまだに世界で高い評価を受けていることはちっらっと知ってはいたが実際観てみて確かに納得の内容でした。
当時この映画を観た若き日のスピルバーグ監督やジョージルーカス監督が黒澤監督の下に弟子入りしたきっかけになったのがこの七人の侍。
細部にわたるまで細やかな演出は何度観ても飽きさせません。
勝手ながら私的に解釈しますと腕が立つもの、まとめ役となるリーダー、道化を演じるピエロ、場を和ます癒し系など七人が七人ともいいキャラクターに仕上がっていて素晴らしい。
年齢問わず一度は観ておいて損はない日本映画史に載る代表作品です。
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山の姿 2007/12/1
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今さら言うまでもない作品。邦画でも三本の指には入るだろうし 世界の映画の中でも十本の指に入ることを確信している。
映画には 実に色々な作品がある。小津、スピルバーグ、ゴダール、候孝賢、コッポラ、小栗康平、サムライミ、タルコフスキーといった面々が クラスメートである学校を考えてみたらよいと思う。授業どころではないと思うし みんな喧嘩するか 全員が教室を出ていってしまうに違いない。
そんな多士済々の中で 最大公約数を探したとしたら 僕は この「七人の侍」だと思う。すべてのクラスメートが 口論や喧嘩をやめて この映画に見入ると思うからだ。
実際「七人の侍」は 映画という芸術の持つ「豊穣さ」をふんだんに持っているという点で傑出した作品なのだ。登場人物を個々に浮き彫りにする人物造形、雨や風という自然を映像に取り込む腕力、練りこまれた筋、など この映画を評価する「道筋」はいくらでもある。その意味で クラスメートたちは自分の芸術と 「七人の侍」を比較することが出来ると思う。
比較の是非はともかく それだけ「登り道」がある作品であるという点で この「七人の侍」という「山」がいかに巨大なものかが解るというものだ。
日本にも富士山という現実の名山があるわけだが 「七人の侍」は 映画界の名山である。山は遠くから見ていて美しいし 見る方角で形も色も変わる。この稀代の映画には そんな風格がある。それが邦画ファンとして本当に嬉しい限りだ。