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大衆娯楽の仮面をかぶった芸術 2007/9/15
この映画の構成は一見むちゃくちゃで、特に後半など構成もなにもあったもんじゃないと思わせるのですが、実際には芸術的なまでに構成がしっかりくっきりしています。だけど初見ではその構成の見事さに気が付かないほどのシュールなエピソードの連続な為、プロローグやナレーションに於ける映画の中の「悩めるキタノタケシ」がどこまで本気なのか判らなくて、「この映画、大丈夫なのか!・」と、最後までハラハラドキドキさせられます。だからこそのラストのカタルシス。何メートルも降り積もった大雪原の上を歩き、「この雪の下にはちゃんとした道があるのだろうか」という不安感を抱きながら雪解けを待っていたら、ちゃんと道の上でした、みたいな感じ。このシュールさできっちりオチをつけて見せる構成力は素晴らしいです。もしも意図せずこうなったというなら、北野武は生まれつき起承転結の構成力が脳内に備わって生まれてきたんだろうなぁと思う。もしもなにもかも意図的な計算の上だったとしたら、いい意味でCRAZYかも。
この映画は日本ではあまり興収が奮わず、「すでに世界に名を馳せた北野武だから許された映画」という感想を他所で数回拝見した覚えがあるのですが、むしろ逆ではないかと思いました。「北野武だからこそ厳しく判定されてしまった映画」だと思います。全く無名の人がこの映画を撮ったのなら、一部で評判を集めたに違いないと思う。ただし、興収はもっと悪かったと思いますが。
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孤独感を表現する手段として・・ 2007/10/18
監督ばんざい!劇場で観ました 確かにベタなギャグが多いので漫才のような瞬発力のある笑いとは異質なものです。この映画でのタケシのギャグは笑わせるというより、タケシ自身のもつ監督としての孤独感を表すための手段として用いられている気がします たけし人形が殴られたり、蹴られたりして体の表面が剥がれ落ちてジダンの人形が現れて頭突きするシーンやフランス凱旋門でのタケシの横顔などは 寂しく孤独なタケシの闇の部分をみた気もするカットですね ストーリーのギャグがベタなためワンカットでの孤独感を表現するのにはバランスはよいとさえ思えたりもします。全体的な雰囲気としては後半にちりばめられた隠された孤独感を表現しているキラリと光るワンシーンを見つける楽しさは僕なりの楽しみ方ですが・・そのあとDVDを購入して二回くらい観た感想だと 劇場でみた時はベタベタだなぁと思ったギャグもそれほどでもなかったように感じました 映画後半のビルの上の金貸しの【看板】などは、たけしらしくていいと思いますけどね 後半のギャグでは詐欺師親子が詐欺師の初心者の中の初心者であると同時にゴキブリを使った詐欺しか思いつかないという詐欺師としての才能が全くない所がギャグなんでしょうね、あと編集をワザとカットしてあったりしてギャグの落ちがなかったりするのもありますが そんなこんなで映画は【ふ~ん・・これは・・!】というラストを迎えるのですが 確かにいままでのキャリアというかカラーを壊して新しいものへ向うエネルギーは私には伝わりました。だってラストを迎えるにあたりそれぞれのタケシが空を見上げるのですから!!ただ音楽に関してはクオリティは低いですね映像をチープなノリにしたのだから映画音楽も電子音とかテクノっぽいものにして欲しかったです 安っぽい電子音でコミカルで悲しい音楽なら最高でした
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つまらなすぎて最後まで見ることが・・・ 2007/12/2
つまらなすぎて最後まで見ることが出来ませんでした。
(早送りで終了)
見なくていいです。
本当に終わってます。
監督・さよなら!って感じです。
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退屈で苦痛な映画 2007/11/13
最後まで観るとどっと疲れが出る映画です。
最後に驚くような結末を密かに期待していた自分が情けなくなりました。
あっけなく終わってしまい、呆然となりました。
一度も笑えるシーンがなかったです。
子供向けの映画ではないでしょうか。
素晴らしい映画を撮り続ける事の難しさを、この作品を観て感じました。
買う価値はありません。
興味のある方はレンタルをおすすめ致します。
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熱心なファンでも厳しかった… 2007/10/4
26年来の熱心なビートたけしファンです。北野武監督作品は賛否が非常に分かれる映画が多いですが、基本的には常に賛辞を送る側を努めて来ました。が…今作は厳しいですねぇ…個人的評価では最高傑作だった前作の直後の作品だけに、特に落差を感じてしまい辛口批評となってしまいます。コメディ作品としても過去の作品『みんなやってるか~!』の方が好きですね。ハチャメチャなコメディなら結構なのですが…本作は全体的に不発だったように感じます。松本人志監督作『大日本人』をお手並み拝見とばかりに鑑賞して『これは映画ではない!』と酷評しましたが…本作は『大日本人』以上に観客の評価を得にくい作品だと思います。あまりにもバラバラで幹となる部分が無く、ナンセンスコメディとしても決して面白くありません。前作'TAKESHIS'が素晴らしい最高傑作だっただけに非常に残念でした。熱心なファンでも厳しいので…一般の映画ファンの方は観ない方が良いかもしれません。北野武監督作品なら他の作品をオススメします。北野監督には次回作での『復活』をお祈り致します。今作にはハマれませんでした…。ソナチネばんざ~い!!
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これは・・ 2007/11/11
難しく解釈し、称賛されている方もいらっしゃいますが、私は見ていて
良く分からなかった。前作「TAKESHI’S」と同等の意味不明さで
なんとなく、絶望的な感じがしてしまった。
それは兎も角、監督はもはや普通に映画を撮ることに限界を
感じてしまっているのだろうか?と悲しくなってしまった。
パソコンで言えばハードディスクの記憶領域を整理する
デフラグメンテーションと同じで、監督が過去の成功や自分の手法を
整理している最中だと良いのですが、二作続けてこのような北野
的亜流作品をリリースしているだけに少し心配です。そろそろ本流の
北野作品を見ないことには安心できない。
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ありです 2007/11/15
ふざけてるんだけど、前作のような薄気味悪さが漂ってます。まるでねじ式のような悪夢・・・。段々笑えなくなってきてそのシュールに閉口せざるを得なくなります。好き嫌いはかなりはっきり分かれるでしょうけど、そのずれ方もくだらなさも全て計算の上だと思います。以前に、文学演劇音楽etc、映画だったらそれらが全部まとめてできると監督がおっしゃってたのを思い出しました。先生どうですか・・・・壊れてます。
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死んでよ 2007/11/29
これはすごいですね。一人で見てよかったです。彼女と見なくて本当によかったです。とりあえず観終わったあとDVDを出してデッキを滅菌消毒して、速攻で返しに行って、帰ってシャワー浴びて寝て・・・もうこんな映画のことを一生思い出さなければいいな、と思うような映画でした、僕には。金返せとは言わないし、いくらか出してもいいからこの映画の記憶を消去して、と言いたくなるような作品です。大日本人との比較?勝負になってないでしょ・・・。
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監視衛星あだちく 2007/10/22
何?この映画もうDVD出るの?
それよりもっと多くの映画館でもっと長く上映してくれよ、ホント日本人てバカだな~。
地上波のゴールデンでもっとオイラの作品を放送しろよ!
と、たぶん北野師は思っているはずですよ。
近頃またとない隆盛を極める日本映画をバッサリ切りさる世界のキタノ。
「オイラだって脚本用意してくれりゃこれくらい作れるぜ」。
バカバカしさでは『みんなやってるか~!』に劣るが、『HANA-BI』『BROTHER』と並び称される傑作降臨!
出てくる俳優陣もすごいぜ。
江守徹さんは日本アカデミー賞最優秀助演男優賞決まりでしょ。
鈴木杏は助演女優だな。
その他にもチョイ役で松坂慶子・宝田明が出てくるんだから。
もちろん主演はビートたけし。
でもたけしさんズルいんだ、自分のシーン短くてセリフ少なくて他の俳優さん長くて多くて。
しかもカンペ見てるらしいぜ。
でもまあマトリックスやってくれたから許してあげる。
それと忘れちゃイケねぇ井手博士。
井手博士でもう1本映画作れそうなくらいらっきょさんは弾けてくれました。
何だかんだ言って北野映画はやっぱりハズせないぜ。
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もはや実験を許されない巨匠 2007/11/27
確かにクダラナクて、笑える要素もあるが、
『みんな~』のころと違って巨匠となってしまった今、
こういった実験的な作品は許してもらえなくなってしまった感がある。
観るに耐えない映画はゴマンとあるし、
そういう映画に比べれば全然マシなのだが…
ベネチアで賞貰ってから公開したら状況は変わってただろうけど。
この一本でこれまでの実績はチャラにはならないので、
次の“実験”は成功させてほしい。