眉山-びざん- (2枚組)のレビュー
人の一生 2007/8/25
母と娘。親子の心の交わりを描いた作品です。
切符のよい母と少し控え目だけど根性の据わった娘。言葉にできない想いが交錯するシーンが印象的でした。
見知った人間。ゆっくりと死へと向かって少しづつ壊れていく。それが愛した人だったら地獄ですよね。
似たような経験をした人たちには必ず見てほしい作品です。
こんなに今までの自分の人生を反芻し考えさせられた作品はありません。
私にとって一生ものの映画となりました。
兄弟全員見させます(笑)
特筆すべきは宮本信子さんの演技。松嶋さんや大沢さんをも圧倒する存在感はさすが名女優と拍手しました。
母は強しを全身で演じておられます。
外し無しの名作ですよ!オススメ!
徳島は何でも????じょ 2007/8/4
原作の良さをそのままに、阿波踊りの熱気と興奮が、スクリーンから余すところなく伝わってくる。
お囃子の透き通った音色、優美な旋律は、徳島の夏の騒きを存分に引き立ててくれる。
随所に見られる情緒ある景観と、古き良き日本の伝統芸能が、眉山の醍醐味をふんだんに物語る。
犯罪が堪えない昨今に今一度、この世に生を授かった有難味、命の尊さを再確認できる作品です。
美しく儚い母と娘の絆が、蛍の淡い光にリンクする。
母と娘。二人を取巻く全てにおいて愛が満ち満ちていて、見る者全ての心を浄化してくれる。
娘、咲子の憂いがまるで、眉山の山麓に広がる碧空の如く晴れ渡った時のように。
母と娘の想いが交差した刹那、計り知れない程の愛と奇跡が生まれる。
あなたもきっと、目の当りすることとなるでしょう。ご期待ください。
「美しい」「綺麗」としか表現できない 2007/8/5
上映初日「眉山」を観にいった。 心は洗われ、天国にでもいるような気分になれた。松嶋菜々子さんはもちろん、映画自体も美しい。こんな綺麗な映画は初めてです。 この映画に出会えて本当に幸せです。 そして、「眉山」を観た数日後、僕はおばあちゃんを誘いもう一度「眉山」を観にいった「いつもありがとう」の意を込めて
宮本信子絶品!! 2007/8/7
大沢たかおファンとして映画館に観に行きました。
しかし、宮本信子さんの凛とした江戸っ子の演技に引き込まれてしまいました。宮本さんの映画は伊丹映画でほとんど観ていますが、今までとは違う宮本信子の魅力が出ていると思います。
原作も良かったです。
どして、わての阿波弁のレビューに参考にならんとかいうん? 2007/8/16
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引越しよって映画館に見に行けんかったけん、このDVDごっつい楽しみにしよるでよ。わいの故郷徳島は、阿波踊りのときだけな、観光客が来るんやけんど、まさか今になって映画の舞台になるいうて思いもよらんかったでよ。昔は「盆料金」ゆうてな、ただのカレーが阿波踊りのときだけ1500円、とか、ごっつい非常識なことがまかり通っとったんでよ。
阿波弁いうたら「まけまけいっぱい」「いっこも嬉しいない」「たっすい」、これやの意味が分かるんかどうかで、阿波っ子かエセ阿波っ子か分かってまうでよ。松嶋さんや宮本さんの阿波弁はどうかいな?
犬童一心監督の職人的手腕 2007/9/13
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「メゾン・ド・ヒミコ」も親子の話(ゲイの父親)でしたが、あちらは泣ける部分はもちろんあったけれどカラリとしていた。本作は「献体」というテーマも含まれて、ずいぶんウエットでベタな感じがします。
前半にその「献体」についての説明があり、これがちょっとした伏線となっているのですが、中盤、なかなか話が進まず少々中だるみするし、クライマックスの阿波踊りシーンの迫力にそのことを忘れてたら、ラストにベタだけどうまくやられました。(苦笑)
それにしても宮本信子はスゴイ!! そのオーラあふれる圧倒的な演技。「さすがマルサの女!!」と言う感じ。(←意味不明(笑))
娘役の松嶋菜々子も演技はまずまず。でも、着物姿のうなじが汗ばみ、うぶ毛がぴったりとはりつく。そんなあまりに色っぽいクローズアップや夕暮れシーンでも下から光をあてたりと、犬童監督のいい意味でのエロオヤジぶり(ヒロインに対する愛情と言い変えてもいい)大発揮で彼女がさらに可愛く、そして綺麗に見える。(笑)
予告編などで、クライマックスが阿波踊りになる事はわかっていたけれど、起伏の少ないドラマの流れが一気にここで盛り上がります。
阿波踊りのその圧倒的な迫力。そして、そこで繰りひろげられる親子3人のドラマ。長い間確執のあった母子関係、知られざる母と父の悲しく切ない恋、そして今ある自分。それらが全て氷解する...。ちょっとムダに踊りを見せるシーンが長過ぎる感はあったものの、このシーンはやっぱり圧巻でした。
結局、「難病(末期ガン)」「不倫」「親子の確執」「恋愛」と韓国映画かTVドラマみたいで、ご当地紹介観光映画的な要素もありながら、ベタはべたなりに、ちゃんと松島菜々子のスター映画にする犬童一心監督の職人的手腕を讃えるべき映画だと思います。
女性は共感できるかな 2007/8/4
松嶋さん・大沢さんが好きなので観に行ったのですが
宮本信子さんの演技素敵でした。
母と娘が題材の作品なので女性は共感できるのではないかと思います。
阿波踊りのシーンも素晴らしかったです。
私の母は映画に感動し今年の阿波踊りを観に行くと張り切っています。
私は星5つですが男性の意見が分からないので評価は4つにしました。
シングルマザーと娘の和解 2007/10/6
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松嶋菜々子は相手役を選ぶ女優である。彼女の長身につりあう男優というのは、かなり少人数に絞られるに違いない。若手の中には180cm以上の俳優がゴロゴロいるが、年齢も条件に加えるとなると候補選手は本当に少ないような気がする。で、今回は大沢たかおが相手役をつとめている。
松嶋を真上から撮ったり座らせたりして、彼女の長身がスクリーンの中で浮かないよう、犬童監督が非常に気を使っているのがわかる。しかし、ハイライトの盆踊りのシーンで彼女が身につける若草色の浴衣姿は、あでやかの一言。日本中探してもほんの一握りの女優しか、あの色の浴衣は着こなせないであろう。
さだまさしの原作を読んでいないのでなんとも言えないが、ストーリーから察するに、映画としての演出はこのくらいがイッパイイッパイなのではないかという気がする。次のシークエンスを予想させる台詞回しや、集団を操るカメラワークは相変わらずうまい。シングルマザーとその娘の和解が作品のテーマとなっているが、クライマックスをお竜さん(宮本信子)の死にしなかったところに犬童監督のセンスを感じる。
なぜ素晴らしいのか疑問です。 2008/1/14
素晴らしい、と書かれている方が多いですけれども私は全く感動しませんでした。理由は欲張りすぎた内容だからです。
映像は確かに美しいかもしれない。でも見所は阿波踊りと松嶋さんが出ているということぐらいではないでしょうか。
母子の葛藤も葛藤、といえるほど描写されているとは思えない。献体も医療や人の命の意味を問う重要なテーマですがとてもあっさりしていて、「え?これでいいの?」と思いました。娘と医師の恋も唐突です。100分前後で収めるには少々無理があるように感じます。
この映画を良いと感じるにはそれなりの年齢が必要なのかもしれない。
いい映画だなあ 2007/11/7
いろいろな映画をみてきましたが、久々にほっとする映画でした。豪華出演人に注目がいく昨今ですが、この映画は家族のありかたというものを考えさせてくれる作品です。
東京タワーが息子と母で眉山が娘と母の話 2008/2/22
東京タワー オカンとボクと、時々、オトンの後に見たのでそんなに感動しませんでした。こちらは娘と母の話だけど無駄なシーンが多かった気がします。うまくまとまっていないというか、映画館で観なかったので感動が薄かったです。愛の流刑地の方が短いけど踊りのシーンが鮮明でその祭りに行ってみたいなと思わせます。なんで大沢たかおと恋に落ちるのか???最近の日本映画には大沢たかおしかでていないような気がする…音楽も大島ミチルより、さだまさしが方がよかった気がします。小説の方が楽しめるかも。遺体を医大生に提供するシーンだけは考えさせられました。残された側と提供する側の気持ちを深く考えました。
いのちのバトン 2007/11/15
自分が心から愛した人のふるさと。
徳島を愛し、自分の故郷として生き抜いた人のお話です。
最近には珍しい感じの大人の映画だと思いました。
信じた生き方を貫き通す、
凛とした宮元信子の
江戸っ子”龍子さん”の生き様が
すがすがしいと思いました。
ベッドに横たわる母の胸に頭をよせる娘。
その娘の頭をいつまでも、”いいこ””いいこ”となでる母親。
無言の会話が胸にしみ渡ります。
そして、阿波踊りのイメージとバックで流れ続ける
鐘の音がいつまでも耳に響く映画でした。
作品そのものも素晴らしさに加えて、映像の美しさがとても印象的です。 2007/12/3
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徳島のあでやかな阿波踊りの日を舞台にし、母親と娘との愛が描かれた作品です。作品そのものも素晴らしさに加えて、映像の美しさがとても印象的です。
気丈で決して人前で弱さを見せない母(宮本信子)と頑固な娘(松嶋菜々子)は、母親の病気をきっかけに親子の絆を深めることになる。病が体を蝕むにつれお互いの心が触れ合う、そして今まで語らなかったことなど語り合う。ラストでは、母親が胸の奥にしまっていた過去のつらい思いを娘がときほぐすため翻弄する様が描かれる。ラストで胸のつっかえがとれる瞬間の母(宮本信子)の演技は迫真でした。
それにしても、本作品で映画復帰した宮本信子さんの凛とした雰囲気は10年ぶりとは思えぬものでした。
子どもはやっぱり娘がいい! 2008/1/9
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まあ原作がある作品ですから,あとは脚本なり監督なりがどのように味付けしていくか,そしてキャストがどのように演技するかで映画としての質が決まると思います。
本作も日本アカデミー賞優秀賞を受賞した作品ですから,前述の部分が評価されたのではないかと思うのですが,私の後味として宮本信子さん「してやったり」という感じでした。
パーツ的には,母親の末期癌の告知,亡くなっているはずの父親との出会い,お互いに名乗りたくても名乗れなくて,過去に母と父の燃えるような愛があって,別れがあって,泣ける組み立てにはしてあるのですが,演技力の差といいますか,咲子(松島菜々子)の演技が少し唐突で,お龍さん(宮本信子)に食われた感じです。
映像的には,小道具の指輪,市内を見下ろす眉山からの眺望,要所要所に使われる阿波踊りなど,文句無しに上手いです。
阿波踊りをこんなに寂しく魅せる映像として使った映画は珍しいと思います。
躍動感のある踊りを見て,なぜか泣けてきました。
咲子と若い医師(大沢たかお)との恋が不自然だとか,不倫の美化だとか色々言われていますが,ドラマなんですから,見た方の心に何か残ればそれでいいと思います。
私は自分の子どもが娘(ばかり3人)で良かったと思いました。菜々子さんも二人目,次女の誕生おめでとうございます。
見る人によって感想がかなり違ってくる映画 2008/2/13
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映画に限らず、ドラマにしても小説にしても、見る人や読む人の年齢や環境によって感想は変わるものですが、本作品はその最たる例のひとつだと思います。
咲子の感情の変化や、最期の再会のシーン、献体の式典の後のメッセージシートを読むシーンももちろん良かったし、感動のシーンだとは思います。しかし、咲子やその周りの人たちと似た環境の人が見るともっと感動するだろうと思いました。
キャストは、松島菜々子、大沢たかおももちろん良かったですが、一番良かったのはお母さん役の宮本信子でしょう。この役が宮本信子でなかったら本作品に対する評価はかなり違ったものになっていたかもしれません。あと、咲子の中学生の頃を演じていた黒瀬真奈美もよかったです。
咲子と似たような境遇の人、医療に関係している人にも見て欲しい作品です。それから阿波踊りが好きな人にも見て欲しいです。また、阿波踊りを知らない人が見るときっと阿波踊りを見に行きたくなると思います。
徳島を感じられる映画 2007/11/16
本当に素晴らしい映画です。
僕はこの映画の舞台になっている徳島に住んでいますが、この映画にはそんな徳島の良い場所が沢山出てきます。
そしてなんといってもキャストが最高です。
松嶋菜々子さんは徳島に似合うと思いました。
DVDの特典ディスクも内容が盛り沢山でとても楽しみです。
この眉山は本当に感動しますし本当に良い映画だと思います。
母は強し 2007/11/20
死を前にして、母と娘が心を通わす正統派ハートウォーミング作品。松嶋奈々子の安定感のある演技と、宮本信子の濃厚な演技が親子の情感と深愛を丹念に描きだす。とくに、母親、江戸っ子、オンナを人間臭く演じきった宮本は際立っていた。本編のハイライトである献体メッセージに記された母の最期の言葉は感涙を誘う。どうしても相手に伝えられない想いこそが、損得利害を離れた嘘偽りのないメッセージなのかもしれない。
いいねー 2007/12/21
宮本信子の演技にびっくり。
いきなり引き込まれた。
いつも色気のない人だなーと思っていたのは大間違いだった。
かっこいい。
かっこいいというのは、セクシーなんだと気がついた。
そう言えば、この阿波踊りもかっこいい。
セクシーだった。
家族愛に感動 2008/2/9
号泣しました。家族愛をうまく表現してます。
皇后陛下もご覧になられたみたいですね。
去年、徳島に行ったとき徳島の町並み・多くの人の温かさが大変よく嬉しかったのを憶えてます。
偶然にも、徳島の有名な山『眉山』というタイトルのDVDがあり、鑑賞をしました。
良い映画です。
最後の総勢4万による、阿波踊りは壮大です。
男視点(しかも男兄弟のみで母娘がピンとこない)からのレビュー 2008/2/11
最近、人の死をモチーフにした感動作品(邦画)が多いけど、「ブームに乗っちゃいました!」という駄作も多い。
この映画も観ようかどうか迷っていました。それは、DVDパッケージの松嶋菜々子の和服姿と「眉山」というタイトルが、
男の自分にはちょっと理解しにくい作品かなと思わせてしまったのです。
でも、観て正解。松嶋演じる咲子の和服姿はワンシーンだけで、それがとても意味のあるシーンだとわかりました。
そして、どの方向から見ても眉の形に見えることから名付けられた徳島市にある眉山という山(とはいっても標高277メートル)は
優しくも凛とした佇まいで、徳島で一人生きる母親の生き方そのもの。
死を間近にした母親と息子の親子愛を描いたのが「東京タワー」だとすると、「眉山」は母親と娘のストーリー。
設定や話しの枠組みは結構似ています(悪い意味ではなく)。
もちろん、子が男であれ女であれ母子愛に本質的な違いは無いけれど、母と娘は同性であり、互いを映す鏡なのだなぁと、
男兄弟しかいない自分は感じました。
娘は時として「母のような生き方はしたくない」と思いながらも、母と似ている自分に気付いたり、それに感謝したりする。
母は時として「自分のことなど気にせずに生きてほしい」と思いながらも、自分の生き様から何かを感じ取ってくれれば、と願いを込める。
映像はどこまでも明るく、美しく、爽やかです。でもそれが余計に、悲しさと愛を感じる。
松嶋菜々子や大沢たかおの演技(設定?)が物足りないという声もありますが、自分はちょうど良いかと思います。
この映画の主役は咲子(松島菜々子)ではなく、母・龍子(宮本信子)であり、眉山が象徴する徳島の街なのだと感じたからです。
もちろん、そう自分に感じさせてくれた宮本信子の演技と犬童監督のプロの仕事に感謝です。
※もちろん、男性が皆こう感じるとは限りません(笑)
素直に涙 2008/3/9
久々に「良いな~」という余韻を鑑賞後に感じさせてくれた日本映画です
一にも二にも宮本信子の演技があってこその映画であると思いますがその演技を殺すことなく演出もなかなか良くできている
とにかく「これでもかっ!」というくらい徳島の名所やらが出てくるため「徳島っ子」は必見といって良いでしょう
妻が徳島出身なので食い入るように観ていました
うれしいのだろうな~やっぱし
私が残念であったと感じた点は「阿波踊り」の映像があまりに本物の阿波踊りとは全く違ったイメージで撮影されていた事
「阿波踊り」は何でもあり、正にごった煮CAOSパワーが得も言われぬ高揚感を感じさせる素晴らしいイベントと思うのですがそれがこの映像からは伝わって来ない。。。
映画用の特設撮影会場(みな徳島市役所職員がかり出されたそうです)なんて使わずに実際の映像をもっと取り入れるべきではなかったのか?
そこだけ残念です