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緊張感がたまらない 2007/8/17
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ロシアンルーレットによる大賭博大会がある場所で開かれているのだが、主人公の青年がそこにたどり着くまでの導入部から息苦しさを覚えます。居心地の悪い曖昧さは不安へと変わり、『死のギャンブル』の会場となる森の屋敷に至るや、ついに具体的な恐怖へと転換する。その語り口の妙。
そして、あの強烈なシーンが待っています。薄暗い部屋に集った13人のプレーヤーが円を描くようにして並び、それぞれ前方の男の後頭部に実弾入りの銃口を向ける異様な光景、その緊張感。甲高いゲーム進行役の掛け声も乾ききった空気と汗だくの参加者の飽和を切り裂くように突き抜ける。有無を言わさぬこの状況をどうしたら良いの? という主人公の絶望感。このゲームが2度、3度と続き、容赦なく迫ってくる発砲の瞬間へのカウントダウンに、極度の緊張を強いられっぱなしです。
ただ、物語に深みはなく、警察やギャンブラー、そして参加者の関係性を浮き彫りにする描写が欲しかったかな。それにしても、若き新人監督らしい、斬新なアイデアとスタイリッシュな映像で1級のスリラーをモノにしたのは天晴れ!!
2
息遣いが聞こえてきそう 2007/10/24
貧乏と不幸と暗さをそのまま生きているセバスチャンが屋根の塗装代ももらえず、偶然に手にした列車のチケットとホテルの予約チケット。何かお金になるらしいとはわかっていたが、それが集団ロシアンルーレットだったとは。断れば殺されるし参加しても死ぬかもしれなず、引き金をひけば人を殺してしまうかもしれない恐怖と苦悩。セピア色調の映像も合わせてセバスチャンの息使いが聞こえてきそうなストーリーです。ちょっと物足りない面もありますが、リメイク権をブラッド・ピットが買い取った作品でもあります。最後の最後でも悲しくなるやりきれない思いをしました。
3
雰囲気はいいけど・・ 2007/11/10
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ロシアンルーレットの場面は緊迫感があったけど、
心理描写が薄く、物足りなさの残る映画だった。
みんな、何のために命を懸けているのかビミョ~。
貧困など、サラッと描いてあったが、命を懸け
なくてもと思えるぐらいの動機でハマれなかった。
「ホステル」は、参加する人の意志など関係なく
殺されてしまうけど、この映画の参加者は違う。
自分の意志で、バタバタ死んでゆくのが不思議だった。
「命よりお金」という切羽詰まった崖っぷちの
心理描写がないので殺人ゲームに説得力がなかった。
雰囲気は面白いのでそれなりに見てしまうけど、
いまひとつ夢中になれないサスペンスだった。
4
狂気の沙汰 2007/11/18
あまりに淡々と進むので、少々物足りなくはないが、かえってそれが現実味を増している
のかもしれないなぁ。ロシアンルーレットをやる人間の心理描写というより、その
プレーヤーに金をかけて遊ぶ人間を描いてる。だから淡々と死んでいくプレーヤー達には
なんの同情もわかないが、そのかわり人間ってどこまでいっても人間って所で、知恵や知己
というものをこんな愚かなことに使うんだから、困った動物だよなって認識させられる。
まぁラストシーンも含めて、どこまでも愚かな物語だ。
5
予告編を越えなかった本編 2007/11/3
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「ある男が成り行きで集団ロシアンルーレットをさせられるらしい。」という予告編から想像させられた内容を、本編が全く超えていなかった。
ストーリーに深みがあるわけでもなく、回を重ねる毎にピストルに詰める弾数が増えて緊張に震える主人公を延々見せられる。作品は白黒映像で、まさにフィルム・ノワール。
この作品の価値は「ハリウッド版リメイク決定」という予告編に出た文字に在ったのではないか。基がこれなら、もっと面白いリメイクを作りたくなるのは当然かもしれない。勿論リメイクはまだ出来ては居ないが、とりあえず原作を見ておこうという興味でこれを見たのは、私だけではないのではないか。「基」となる作品がこれならリメイク版はおそらくこれを上回るだろうと予想させられる。