きみにしか聞こえないのレビュー
2007年上半期では一番かな。 2007/8/21
いつものように原作を読まずに観に行きました。2人の主人公の時間軸が若干ズレている設定でささやかにストーリーは展開していきますが、これが終盤に感動的なシーンを演出します。私が2007年上半期に20本ほど観た中ではこれが一番ですね。たかがファンタジーというなかれ、静かにお互いの関係を紡いでいく成海璃子と小出恵介の好演も光る作品です。
設定が見事 2007/8/19
原作者・乙一さんのファンなので「どんなふうに映像化されるのか」ととても楽しみにしていました。
本当にスローラブストーリーなので、前半はゆっくり話が進みますが、後半にかけてスリリングで見入ってしまいます。
設定が違う部分が多いので、原作を読んだ方も、未読の方も楽しめる作品です。
見終わった後、きっと素敵な気持ちになって「また見たい!」と思いますよ(^^)
「あなたはひとりじゃない、あなたはのりこえられる」。。。こころにしみる秀作です。 2007/12/12
美しく叙情的な映像、せつなくこころにしみる珠玉の作品です。製作者のていねいな映画作りと、若い出演者たちの純粋な輝きが、この映画をすぐれた作品に高めているとおもいます。テレパシーの場面は難しいと思いますが、若い成海さん、小出さんが、この上なくきめこまやかな素晴らしい演技で、拍手してあげたいくらいです。
横浜に住む少女リョウ(成海さん)と、言葉を話せない長野の青年シンヤ(小出さん)の、ある日突然始まったテレパシーによる静かな交流。「わたしはひとり」。。。こうつぶやくリョウは、こどものころの精神的トラウマ以来、引っ込んで自己否定的だったのが、シンヤの奥深い優しさと、あたたかな励ましにふれて、少しずつ自己信頼を回復してゆきます。彼女が徐々にこころを開いてゆくところが印象的です。やがてシンヤが東京に出てくる日、約束の場所に二人は向かうのですが。。。せつない結末がまちうけています。
二人のテレパシーに時差があることが、この映画のとても重要な要素です。途中からもうひとり、リョウとテレパシーで話せるオトナの女性ハラダさんがでてきます。このふたりの間はなぜか受信状態が悪く、それも時差が関係するのですが。。。ハラダさんはリョウに「覚えておいて、あなたはのりこえられる」と励まします。どういうことかはラスト近くで明らかになり、じーんとこさせられます。
映像も音楽も叙情的で美しく、静かにゆっくりと物語の中に引き込まれていきます。後に残るのはさわやかさと、清涼感。そしてなんともあたたかな気持ちになれました。映画の最後、まだ若いリョウが、悲しみと、これまでの自分、を乗り越えて、前を向いていきてゆこうとする場面は、みていて希望が沸いてきて、勇気づけられるような、ラストシーンです。こころにしみてくるような、素晴らしい映画です。ぜひおおくのかたにみてほしいです。
今年1番です 2007/9/19
予備知識もなく軽い気持ちで見にいきました(原作とかも一切読んでませんでした)最高でした。心に深く染み入りました。あんまり良かったので2回見ましたがそれでも飽きる事なく、2回ともに泣きました。
意外と最高 2007/11/30
ここ数年の日本映画の流れを完全に乗っかっているような気がしてしまうこのタイトル。
「この手のメロドラマはもう…。」と予備知識なしでも思ってしまった人は多くいたかと思います。これは宣伝の仕方が悪かったわけで、作品は意外といったら失礼ですが、とんでもなく素晴らしいです!!映画館で万馬券引き当てた気分になったくらいです。
大抵の映画は貶してしまう残念な性格の私ですが、今年最初にどう反論もできなかった作品ですので、おすすめしたいです。
ただ、もっと話題になるべき作品だと思うので、宣伝担当した方にはもっと頑張ってほしかったです。
これはよかったです。 2007/11/15
この作品は今年見た青春物の作品の中では二番目によかったと感じた作品です。
何より映像が綺麗で主人公の成海璃子はきれいだし、小出恵介も純朴な青年といった感じで
よかったです。
内容的には時間差を扱ったファンタジーですが、その設定が終盤生きてきます。
ま、それは観てからのお楽しみということですが。
最後のドリカムの歌もいいから、心身ともにリフレッシュされたような気分になりました。
でも、一言だけ注文つけるとすれば、前半があまりにもまったりとしていて
抑揚が少なかったから、映画に刺激を求める人は前半は退屈に感じるかもしれませんけどね。
素晴らしい! 2008/1/3
正月に家族で見ましたが素晴らしいの一言。この映画は恋愛ストーリというよりも一人の孤独な少女の成長物語です。原作は知りませんが、作品を含めた全ての映画要素が良いのだと思います。細かい矛盾点なんてどうでもいいです。監督さんのセンス(ポリシー)が生きていて今を生きる私たちへのメッセージを強く感じます。見た人にだけ聞こえる何かがあると思います。映画に携わった全ての人に、素晴らしい作品を創って頂いてありがとうって言いたいです。
面白かった。 2007/12/28
これはファンタジーの皮をかぶったサイエンスフィクションです。
SFというと敬遠されるかたが多いのですが、本作はまさにそこをうまいこと処理しています。
特別な装置など出てきませんが、話の設定には時間軸や空間などのSF考証をみてとれます。
一見するとファンタジーですがSF的な考察もできたり、
デスノートみたいな推理な見かたもできます。
良い意味で色々な要素がたくさん詰まった作品だと思います。
命がけでなにかをどうこうって今どきそう無いと思うし
役者の演技がそれをうまく表現できています。
面白かった。
これはすごい! 2008/1/27
元々は上映されていた時からなんとなく気になっていたタイトルでしたが、レンタルの新作コーナーに並んでいたのを偶然見つけ、借りてみました。
物語自体は、横浜と長野といった離れた場所に住んでいるリョウ(成海璃子)とシンヤ(小出恵介)が頭のケータイというものでつながったところから始まります。頭のケータイという設定も非常に面白いのですが、さらにそのケータイには一時間の時差が生じるという設定が、映画のラストにものすごく光ります。成海璃子、小出恵介はもちろん、ストーリーで欠かせない原田さんこと片瀬那奈も好演していて、キャスティングは見事にはまっていて、ストーリーも情報を詰め込みすぎず、シンプルに構成していることで、一つ一つのシーンが印象に強く残ります。そして映画のラストに、ドリカムのきみにしか聞こえない、最高です。
この映画は恐らく2007年の邦画ではトップの出来だと思います。最近の邦画はとてもストーリーを丁寧に組んでいるものが多くて面白く、反対に最近の洋画はCGばかりが強調され、ストーリーがお粗末なものが多いように感じます(中には映画じゃなくてイメージビデオだろ、と思うようなものも)。やはり映画はストーリーあってこそです。
久しぶりに見終わったあとに不思議な余韻に浸れ、同時に素晴しい作品に出会えたことを嬉しく思いました。ストーリーの面白さもありますが、それ以上によくこんな映画を作れたな、と制作者の技量に感心してしまいました(笑) こんなに満足できる作品はそうないと思いますよ。
成海璃子、いいですね 2007/10/19
・・
物語のキーになるアイディアは、「脳内電話」という不思議なアイテム。テレパシーとも取れますが、このことには違和感はありませんでしたが、主人公の成海璃子という美少女が、友達が一人も無く、クラス内で孤立しており、「脳内携帯を作り出すほどの絶望的な孤独」を抱えているという設定には少々違和感があるかな。
主人公のふたりの間には、1時間の「時差」があることがわかる。このあたりもSF映画的な展開があるのかと期待してたら、やっぱりこれが、ラストでの緊張感あるドラマ展開の伏線として効いて、お約束的ながら面白かったです。
とにかく、成海璃子がいいです。少女から大人の女への成長が感じとられるし、特に、シンヤに導かれて、鎌倉を訪れるシーン。その海辺で彼が直したカセットテープレコーダで、「聞こえますか、会いたいです」と叫ぶあたりには『萌え』ますよ。(笑)
主人公の相手は長野でリサイクル屋に勤める若者・シンヤを演じた小出恵介も聾唖ながら心優しい青年というもうけ役を好演していました。
現実にはあり得ない設定を違和感を感じさせず、ごく自然で当たり前な出来事のように思わせる工夫もされているし、鎌倉の町や海、長野の山。映像全体に清涼感があり、ハングライダーのテイクオフ場とおぼしき小高い丘からの街全体を俯瞰する画がいい。また、風車ふうのオブジェがある図も良かった。
ただ、片瀬那奈がもう一人の脳内電話の相手として登場しますが、彼女の存在はなくてもよかったような気がするというか、あまり上手く機能させておらず蛇足のような気がしたのは私だけ?
今年度見た映画の中では一番 2007/12/8
・・
作品、キャスト、主題歌どれをとっても今年度見た映画の中でも一番だと思います。
キャストは全員良かったのですが、まず主演の成海璃子が良かったです。今年度見た映画の中の主演女優の中でも上位です。テープに録音するシーンが良かったです。「瑠璃の島」の「またメンソーレヤー」を思い出してしまいました。あの頃から「この子は上手いな、今後の出世株の一人だな」とは思っていましたが、今回の作品をみて改めてそう思いました。間違いなくU-15女優の中では一番でしょう。他のキャストも全員良かったです。小出恵介も良かったのですが、個人的には教師役で出演していた高田延彦が良かったです。
ハラダの正体が最後まで明かされなかったですが、本作品を見た人でハラダの正体を分からない人はまずいないでしょう。そして、ハラダの正体を最後まで明かさなかったことが本作品の成功の要因のひとつだと思います。
成海璃子の他の作品を見た人には是非オススメしたい作品です。また、本作品のリョウみたいに「私はひとりだ」と思っているような人にも是非見て欲しい作品です。
もう一つのエンディング? 2007/12/9
特典映像を期待して買ったので、もう一つのエンディングにはガッカリでした。
本編は原作から広がりをもたせた部分もあり、内容も若干変わってましたがよい映画でした。
原作読んで泣きそうになったので、話を知らずに映画を見る方が個人的にはいいと思います。
ひとりぼっちのあなた??に見て欲しい映画です ^^ 2007/12/15
幼いときに、友達の心無い言葉にきずつき
話すことのできなくなってしまった女の子。
生まれつき耳が聞こえず話せない青年。
話せるわけがない二人なのに、
突然心の電話のベルが鳴り響く。
ちょっと不思議なハートフルファンタジー。
「あなたは、もうひとりじゃない」
のメッセージがやさしい。
あなたにも、突然こころの電話のベルが
鳴り響くかもしれない。 ^^
ゆっくりと丁寧に紡ぐラブストーリー 2008/1/8
ラストに向けてゆっくりと丁寧に紡がれていてとても穏やかな気持ちになれる映画。綺麗な自然の風景と少しずつ心を通わせていく二人のやりとりが優しくゆるやかで単調に思わせない良い内容でした。片瀬さんの役が結構スパイス的な感じで上手くこの物語にちょっとした刺激を加えてくれています。ラストでドリカムが奏でるタイトル曲が少し物悲しい結末を優しく温かく包んでくれています。単調すぎず、難解すぎず、ベタすぎず、綺麗な言葉が見つかりませんが…なんでしょう?さじ加減(ボキャブラリーなくてすいません、汗)がとても良い癒される作品です。
良い表情してます 2008/1/31
メインキャスト達の、優しく笑う表情が素敵で印象的です。観てる自分も自然とニッコリしちゃうような、もう本当に良い表情してます。
特に、鳴海璃子さんこと相原リョウは、序盤、生きた表情があまりない人物なので、シンヤとの交流で徐々に柔らかくなっていく表情が特に印象に残りました。
…まあ、鳴海さんは暗めの表情でも、それはそれで様になっていて素敵なワケで(笑)、どちらの表情でいても存在感を感じさせる辺り、ナイス配役だったと思います。
形は違えど、お互い、周囲と話す「コトバ」が無いシンヤとリョウ。
そんな二人を繋いだ、「時差のある頭の中のケータイ」。
そっと見守るかのようなハラダさん。
キーワードは少ないですが、むしろ、そこが長所となっている良い例の映画ですね。
何かに駆り立てられたように話が進むことも無く、難解な人物設定の難解な人間関係も無く、クリアな心ですんなりと入りこむ事ができると思います。
終盤で判明する伏線は、物語上で強調してくることはなく、はっきりと言葉では示しませんが、「演出の妙」と言いますか、ありがちな伏線にも関わらず最高に感動しました。言葉にしないのが、逆にニクい演出と言えます。
本編を観終わった後は、是非とも、ドリカムが歌う主題歌「きみにしか聞こえない」のPVを観て欲しいですね。
映像と合わせて、歌詞がハートに響いてきます。
そして、PVの最後の方で見せる鳴海さんのあの表情は、この映画の全てが詰まっているようで、観ていて涙が出てきます。
自分は、このPVを観て映画の魅力が二倍に跳ね上がりました。
みなさんだったら、あの表情に何を感じますか?
涙ボロボロものです! 2008/1/24
これは他の作品での新作紹介でなんとなく見てみようと思ったのがきっかけで見たんですが、大当りでした!波のある話しでないし感じ的に途中であきそうな感じなんですが、全くもってそんな感じではなくゆっくりと穏やかに進むからこそこの物語がなりたっていると思います。見ていて穏やかで優しい気持ちになれました。ラストのところすごく悲しいのにさらにおばあちゃんにあの手話の意味を教えてもらったシーンでもう大泣きもいいところでした!久しぶりにいい映画に出会えてよかったです!ちなみにこの映画を見てから小出恵介くんの大ファンになりました。彼の優しい笑顔が最高です!まだ見てないかたはぜひぜひオススメします!
SFです 2008/2/14
いい映画です。
ラブストーリーとして、この作品のレベルがどれだけのものかは分かりませんが、SFとしては非常によくできていると思います。
この手のSFものは、過去を変えるための行動が多いと思うのですが、この作品は過去を変えない、これはこの作品のオリジナリティだと思います。
伏線もうまく張られてあるし(最後にリョウを発見する場面とか)、最後の手話の意味も最初につながっていくし、見事な完成度だと思います。
あっぱれ!