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たぶん、まだ買ってはいけない 2007/9/13
作品に対する評価はおいといて。
今までのデビッド・フィンチャーっぽい作品ではないにしろ、
セブン
ファイトクラブ
パニックルーム
いずれも特典映像てんこ盛りのパッケージが後から出てきた。(パニックルームなんか3枚組だ)
このDVD、特典映像は27分。
コメンタリーも無いようだ。
今回もしばらくすると、凄いのが出てくるに決まってる。ゾディアックだけで4枚組みとか。この監督ならやりかねない。
フィンチャーマニアは買い時ではない。レンタルでしばらく我慢すべし。
2
商売上手か下手なのか 2007/10/30
特典映像に「Zodiac Director's Cut」予告編・・・
ちょっと待って。今回の盤を買っても、DC盤を後で買い直す事になる?
正直に告知しなければ、今回の盤を買ったのに。。。
米盤は通常盤の約半年後にDC盤の発売なので、日本盤も同じでしょう。
以下は米盤の内容
発売日2008/01/08 2枚組 162分
2 commentary tracks
Behind-the-Scenes Featurettes:
Zodiac Deciphered: The Making of Zodiac
Interviews with the Cast & Crew
The Visual Effects of Zodiac
Zodiac Evidence: Interviews with Real Life Survivors, Law Enforcement Officials and Zodiac Author Robert Graysmith
Crime Scene Photos and Case Files
通常盤は中古で済ませて、DC盤を半年待つか。。。
ちなみにHD DVDはDC盤のみの発売です。
将来的にDC盤のみの販売になる可能性もあるので、
通常盤も「劇場公開版」として持っておいた方かいいかも?
3
題材は猟奇的だが、ケレン味を抑えた理知的でセミ・ドキュメンタリータッチなサスペンス。 2007/9/13
・・
「セブン」、「ゲーム」、「ファイトクラブ」とケレン味溢れるスタイリッシュな傑作を放ったデビッド・フィンチャー。前作の「パニックルーム」が、個人的にはまるで「暗くなるまで待って」の出来損ないのリメイクのような印象だったので正直心配したが、今作はかなり面白かったのでまずは安心した(笑)。警察への挑発と社会への挑戦とばかりに暗号の手紙で犯行声明を送り続け全米を震撼させた連続殺人鬼と犯人を追う者たちの攻防を巧緻的に描いて見応えあるし、60年代後半から70年代当時のアメリカ社会を活写した見事な時代考証とカメラの構図、ライティングの美しさには感心する。そして、極めて猟奇的で劇場型な事件を扱っているにもかかわらず、煽情的でも頽廃的でもなく映像は理知的に抑制され、セミ・ドキュメンタリータッチな仕上がり、サスペンス・スリラーとしては、自身の「セブン」ではなく、アラン・J・パクラの「大統領の陰謀」のムードに似ていると言ったら分かりやすいか(実際、フィンチャーは、ウォーターゲート事件でニクソンを追い込んだジャーナリストたちを描いたこの映画を意識したと発言している)。つまり、フィンチャーの視点は、“事件”そのものでも、“殺人者”でもなく、飽くまでその“追跡に取り憑かれた者たち”に向けられているのだ。ただし、実話で結末が分かっている犯罪映画と言うと、どうしてもボン・ジュノの「殺人の追憶」が脳裏をよぎるのだけれど、ぞくっとする緊迫感、凝縮された粘着ある人間洞察、映画の完成度においては残念ながら及ばない。余談だが、この映画はマニアックな友人と劇場で観たのだが、彼は監督名とそのタイトルから黒魔術を題材にしたスリラーだと思い込んでいた(笑)。フィンチャーにしては意外なほど正統な今作、コアなファンには物足らないかも。
4
作風が毎度同じでは面白くないでしょう 2007/11/14
公開後、よく目にした感想が「セブンの方が断然良かった」などと言う物。
これまでの強烈な印象を残す作風を求めたファンには物足りなかったらしいけれど、
フィンチャーだからと言って、毎回同じような色の作品だったら面白くない気がする。
作る物によって作風が変わるのは当たり前の事。
私は、ファンが求めているであろう作風に拘る事無く、自分が描きたい様にこの映画を
作り上げた監督は、やっぱり凄いと思う。
今回フィンチャーは、事実を世の中に突きつけることだけにとことん徹したのだと思う。
莫大な資料を基に、とにかく忠実にこの事件を描く事に徹した結果こうなった気がする。
ゾディアックを追えば追う程落ちていく男達の心理描写は素晴らしい。
未解決事件であるが故、最後に残る紋々とした気持ちのやり場には困ってしまったが・・。
フィンチャー監督、そして出演俳優達の渾身の1本であることは間違いないと思う。
ちなみに、DVDはまだ買っていない。
もしかしたら、特典満載で時期をずらして発売ってこともありそうだと思ったからなのだけど
同じような意見があるようで、ちょっと嬉しい。
5
デヴィッド・フィンチャー新たな試み 2007/11/8
「セブン」「ゲーム」「ファイト・クラブ」「パニック・ルーム」
と独自すぎる作品を残してきたデヴィッド・フィンチャーの最新作。
このゾディアックは実際に起きた未解決の連続殺人事件を描いた作品。
他の方のレビューにもある通り、確かに今までの息もつかせないほど
の展開で描いた作品と違って、多少長さを感じさせるし、何十年も解決
されない事件と視点を合わせてか、ゆっくり時間が流れる映画です。
ただフィンチャー独特の暗い色彩はよく活きてて、後半につれて謎とスリル
が増してくるあたりも流石だと思う。僕が思うにフィンチャーは新しい試みを
始めて、こうゆう実際に起きた事件などを基にしたドキュメンタリー的な作品
を、これからやっていきたいんじゃないかな。
キャストはジェイク・ギレンホールはまぁ平凡だが
マーク・ラファロとロバート・ダウニー・Jrがいい。
なんか滲み出てくるよさがあるよ。この2人をもっと
前面に押し出しても良かったかも。
6
フィンチャー監督はマジでヤベーヤベー。 2007/10/17
いやぁ~、傑作だった。
長さとか微塵も感じさせないですね。
文句なしにオモロイです。
つーか、芸術作品。
実際の事件がベースだけに重みってのはありますね。
当時の捜査状況やら報道資料やらを、徹底的に調べ上げたのがよく分かります。
だからこその重み。
ズシリとお腹にきますね。
ゾディアックに取り付かれて人生棒に振っちゃうジェイク・ギレンホール君とロバート・ダウニーjrのアホっぷりも最高です。
家族ホッポリ出して、ゾディアックに明け暮れて東奔西走するギレンホール君のイカレっぷりはハンパないですね。感動です。
ダウニーjrはやっぱウマいです。
なにやらせてもピカイチだわな。
リアルすぎるジャンキー&アル中パフォーマンス!!
お腹ポッコリ出しながらの飲んだ暮れ演技!!
泣けるほど最高!!
そこにゾディアックさんの冷酷で卑劣な人殺しですよ。
こういうシーンはやっぱこだわり抜かれてました。
かなりゾッとする描写に仕上がってます。
フィンチャー監督だけに映像だって相変わらず凝ってますよ。
カメラワークは見所満載です。
ゾディアックさんが活躍するサンフランシスコの街は、まるで異世界に取り込まれたかのような異様さをかもし出しています。ただ暗いとか怖いとかじゃなく、なんつーか、この世のものとは思えないのです。
これは猟奇的要素はありますが、あくまでも人間の心理に迫った作品だと思いますね。
何かに夢中になって、生活を破綻させるほどにまでエスカレートする欲求。
それでも止まらないわけです。
ほとんどビョーキ。
そんな偏執的心理にここまでスマートかつ鋭利に抉りこんだ作品はないでしょうね。
2007年最高の一本です。
あまりにも傑作すぎます。
フィンチャーの映画はヤベーです。
つーか、フィンチャーがヤベー。
7
秀逸なクライム・サスペンスだが 2007/12/3
1960年代末から70年代初頭にかけて、米国西海岸を震撼させた
未解決連続殺人事件の顛末を描いた作品。
ゾディアック事件は、(私の知る限りでは、)犯人がテレビやマスコミを
利用した「劇場型犯罪」の走りで、その後、最近に至るまで、日本を含めた
世界中で、模倣したと考えられる犯罪が発生しています。
この作品は、サスペンスとしては、刑事や新聞記者が犯人に迫りつつも、
警察内部の管轄、筆跡鑑定制度の限界や時間の壁によって検挙を阻まれると
いう「もどかしさ」に力点が置かれ、時間を追うごとに増幅されるスリルや
緊張感とあいまって、本当に面白かったです。
一方で、やや意外だったのが、デビッド・フィンチャー(監督)にしては、
作品のエンディングに「ひねり」が無かったこと。あくまで、未解決のまま
終わった現実の事件や、主人公である記者が記した原作に忠実な脚本として
います。したがって、「セブン」や「ゲーム」といった過去の監督作品と同じ、
あっと息を呑む「どんでん返し」を期待すると、それは満たされない結果に
なると思います。
ともあれ、クライム・サスペンスとしては、本当にすばらしい出来栄えだと
思います。自信を持ってお薦めします。
8
捜査陣の狂気。 2007/11/6
・・
犯人の狂気ではなく、それに獲りつかれたものの狂気を描いていて怖いです。70年代映画風(大統領の陰謀を意識したという話)のテクスチャーがリアルでいいです。セブンが当時の最新型で表現していたのに対し本作のレトロっぷりはとてもいい感じです。ロバートダウニーとマークラファロ。素晴らしすぎです。終始、受けの芝居に徹していたギレンホールさん、若手なのに最高です。いぶし銀の映画です。
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裏「ダーティハリー」 2007/11/15
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(ネタバレ注意)モデルとなった事件のことはあまり詳しく知りませんでしたが、謎の未解決事件という先入観から、やるせない結末になるのだろうと勝手に思いこんで見始めたので、とりわけ終盤の快い裏切りの連続には圧倒されました。関係者がこれほど真犯人に接近していたとは驚きです。容疑者を逮捕できなかったのは、明らかに70年代人権擁護嵐の所為。その苛立ちが、70年代米国映画の最高峰の一つと個人的には確信している「ダーティハリー」(1作目)を生んだ土壌にありますが、「ダーティハリー」がここまでゾディアック事件の影響を受けていたことは、今さらながら新しい発見でした。ここでも描かれるように関係者にとっては余りに見るのが辛い映画でもあったその映画の上映館で2人の主人公が運命的に出会うなど、正に「小説よりも奇なり…」に満ちた話です。前半の殺人のオドロオドロしさから一転、後半の畳みかけるようようなドラマ展開と謎解きミステリーのアンサブルの面白さには思わず身を乗り出したぐらいです。映画好きの人は、必ずや唸らされる必見作です。
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ちょっと期待しすぎたかな・・・ 2007/11/3
フィンチャー監督の作品は全て好きですが、これはイマイチ・・・。
同じ迷宮入りの事件を描いた「殺人の追憶」のほうが好きですね。