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姿三四郎があの時代における英雄であったかがわかる。 2007/11/11
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清廉潔白な青春ドラマ。姿三四郎の一途さがほほえましい。敵役になっている檜垣源之助を一方的に悪者にしていないところもいい。
これは「最長版」をみるとよくわかる。映画の中での数分間は物語に大きく影響するのだと実感した。
あかるい、元気な映画。
2
「馬鹿な若者と思って・・・」いや、若者に見えないし・・・ 2008/1/17
黒澤明 監督のデビュー作。戦時中にこれを撮影したというのが驚愕だ。
もろもろの障害の元、ロケ地も少なく、制約も多かったに違いない。
そういう点を差し引いて見る。
・・・・・・・まあ、1回見たら終了でしょうか。
やはり、戦後、監督がやりたいようにやった
もう少し後の作品を見た方がイイでしょう。
まずビックリするのは、昭和ゴジラの自衛官でお馴染みの
藤田進 氏が姿三四郎というのが
顔つきがオッサン過ぎやしませんか?という点だ。
後年、TVドラマで「テキサス」こと勝野洋が三四郎をやった事から、
おそらく三四郎のイメージが、そういう青年なんだろうという事なんだが
いかんせん若者らしくない(苦笑)
三四郎が矢野先生の技を見るシーンのレール移動、
飲み屋街で三四郎が暴れている時のクレーンダウン、
この2つは、同じ動きのカットが何度も出てきてクドい。
これは監督の指示なのだろうか?
後年の映像センスからいって、ありえない。
戦時中のカメラマンが言う事を聞かないタイプだったのか?
柔道対決シーンもなぜか、対戦する2人がフレームINとOUTを繰り返し、
非常に見づらいカット繋ぎとなっている。
対戦する2人よりも、それを見ている審判、師匠たちの方が重要な扱いだ。
俳優が、そっちのが大物だから、写さなくてはならないという不文律でもあったのだろうか。
当時ならありそうだ。
暴れた三四郎が矢野先生の部屋で怒られるシーンでは
柱を使って部屋を2分割。
左側は矢野先生。背景は自然な樹木と明るい空がある庭。
右側は三四郎。背景は、家屋の外観で屋根瓦でビッシリと画面上まで埋め尽くされ暗い感じ。
この対比構図が素晴らしい。
そして、最後の桧垣との対決シーンの風&雲の使い方。
三四郎は外套をキチンとたたむのに
桧垣はバッと投げ捨てる。性格描写の典型だ。
79分と短いが、後の黒澤的映像センスが垣間見える。
でも再見はないかな(笑)