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キム・ハヌル 人生初の人妻役 2007/11/21
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本作は,大学講師のジソク(カン・ジファン)が90日しか生きられないと宣告され,ずっと愛していた初恋の女性ミヨン(キム・ハヌル)と残りの人生を一緒にいたいと決心することから始まる,運命的なラブストーリーです。
また本作は,キム・ハヌルが約二年ぶりにドラマ復帰を果たすこと,初めて人妻役に挑戦すること,そして,過去を回想するシーンでは女子高生にも変身し,若年時代から成熟した女性まで幅広いスパンを演じることでも話題となりました。
ところが,同時間帯にはハ・ジウォン主演の「黄真伊(ファンジニ)」,「パリの恋人」のキム・ジョンウン主演の「恋人」が人気を二分していて,本作の第一回目放送は9%の視聴率しか取れませんでした。
それでも「不治の病」ネタは韓国では常に高支持を受けており,期限付きのカン・ジファンと,彼を愛するキム・ハヌルの切ない恋の物語に,きっとあなたもハマっていくことと思います。
ところで,最近のドラマの主人公をみると“家族”がいないことが多いですね。
本作も,主人公のヒョン・ジソクは,ドラマ序盤に父親を失くし,ヒロインのコ・ミヨンは一人っ子,ミヨンの夫にも両親がいない。という設定になっています。
その他にも,「雪の女王」の主人公ハン・テウン(ヒョンビン)は,母親に育てられた一人っ子だし,ヒロインのキム・ボラ(ソン・ユリ)とイ・スンリ(ユ・イニョン)は,父親と二人きりで暮らしています。
「ファンタスティック・カップル」の主人公男女の場合は,幼くして両親が亡くなっていますし,「恋人」のハ・ガンジェ(イ・ソジン)は孤児のヤクザで,ユン・ミジュ(キム・ジョンウン)には母親がいない。「ゲームの女王」の主人公イ・シンジョン(チュ・ジンモ)とカン・ウンソル(イ・ボヨン)は,それぞれ父親と母親を早くに亡くした。といった具合です。
ではなぜ,こんなにまで家庭に恵まれない主人公の作品が多いのかを考えて見ますと,次の二つの答えが出てきます。
一つは,「助演俳優たちを減らして制作費を節減するため。」というのが考えられます。韓国のドラマは日本と違って倍以上の早さで進みますから役者に要する経費はできるだけ抑えたいのです。
もう一つは,「雪の女王」のイ・ジョンジェ助監督が次のように解説しています。「劇的な効果を挙げるために,“欠乏”を強調し,頼れる家族を作らないことで,苦難を経験して葛藤が高まれば,これを解消する過程でカタルシスも大きくなる。」ということらしいです。
何だかおかしなことになってきましたが,あまり複雑には考えないで,楽しい時には笑い,悲しい時には泣けばいいと思います。