松本人志監督第1回作品として超注目を集めたこの作品。とにかく内容などを一切知らせない方法で宣伝活動をしてきたが、正直、それは大正解だった気がする。というのもカンヌ映画祭に集まった欧米の記者は知らないが、これまでの松本監督の“笑い”に触れてきた人にとってすれば、この作品はそれほど“珍しい”ものでも“驚愕”のものでもないからだ。そう、これまでもあらゆる番組でヒーローものをネタとして扱ってきた彼らしい、ヒーロー映画=怪獣映画を笑いに転化したものなのだ。高圧電流を流されると大きくなる特別な遺伝子を持ち、それゆえに昔から時に現われる妖怪たちを退治して生きてきた家系の出である大佐藤(松本監督が演じる)。そんな人間が本当にいたらどうなるのかという観点で物語は進む。つまりドキュメンタリータッチで大佐藤へのインタビューをメインに映画は構築されているのだ。信じられない展開のラストへの昇華は、もはや映画とは呼べない感じだが、これを“松本ワールドの集大成”的な観点で観ていれば腹が立つこともない。もともと“映画”をぶっ壊してやろうというつもりで松本さんが作っていたというのだから。だから“映画”という気持ちではなく、松本作品を観る覚悟で見てほしい作品だ。(横森 文)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) ダウンタウンの松本人志が監督、企画、脚本、主演を務めたエンターテインメントムービー。TVクルーから取材を受ける男・大佐藤。彼は有事の際に出動し、事態を解決させることを生業としていた。そんな彼の日常にクルーたちは迫っていくが…。通常版。
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『愚かな保守派』かなぁ…・!・ 2007/9/23
この作品に対して否定的な人間は『愚かな保守派の人間』なんだそうで…松本人志という人のファン層の人間的なレベルが知れますなぁ。面白くないモノを面白くないと否定したら保守派ですか・理由は実に簡単=退屈だからです。なぜ退屈するのか・ストーリー展開が遅く、あまりにもナンセンスだからです。ナンセンスギャグなら『オースティン・パワーズ』のようにシャープかつスマートにキメてほしい。怪獣映画という扱いかもしれませんが『ガメラ』シリーズの方がよっぽど守護神像として心に響きます。大日本人というキャラ自体には決して否定的ではありません。が…相対する敵怪獣達が作品をブチ壊してしまうのです。『映画』ではなく『安コント』に成り下げてしまうのです。冒頭30分の『何の展開も無い退屈の極致』とラスト15分の『ぬいぐるみショー』がこの作品を映画ではなくしています。映画とは『観客を映画の世界へ引き込んでナンボ』でしょう・観客を意識しない映画作りなら…ただの自己満足です。もし仮に映画ファン達のこの作品に対する評価で、否定的で愚かな『保守派』が少数ならば…映画はもうおしまいです。取り巻く環境に未来は無いでしょう。映画には『映画』を求めます!!同じナンセンス・コメディでも『舞妓〇〇〇〇〇〇!』は上出来でセンスが良く楽しい作品です。クライマックスが着ぐるみによる『どつき合い!』なんて…悪趣味ですなぁ…。
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新世紀のアイドル映画 2007/10/4
ロードオブザリングで主人公のフロドを熱演したイライジャ・ウッド。
例えばもし彼がフロドを演じていなければどうなっていただろうか?
たぶん、どうにもなっていなかったと思う。
もちろん彼以上にフロドを演じられる役者がいるとは思えないが、例え彼でなくともロードオブザリングという物語は揺るがない。
それは、作品を構築するもの全てに揺ぎ無いエネルギーがあり、それらが作品を支えているからである。
逆に、もし大日本人の主人公が松本人志氏でなければどうなっていただろうか?
恐らく誰にも見向きされない悲惨な作品になっていただろう。
なぜなら本作には監督主演・松本人志という看板以外に魅力がないからである。
大日本人の主人公は大佐藤というらしいが、私は鑑賞中にその大佐藤という人物に会うことはなかった。
ただ延々と松ちゃんがスクリーンの中でコントをやっていたなぁという印象しか残っていない。
ヒーローの哀愁を描いたシナリオは悪くないが、本作より数年前にMrインクレディブルが同じテーマではるかにおもしろいものを作っているので、新鮮味に欠ける。
そもそもこの映画は編集がいいかげんだったり結末がグダグダだったりと、映画として完成度が非常に低く、見ていてイライラすることが多い。
それでも本作はそれなりの支持を得て、興行的にも成功しているという。
それもひとえに松本人志氏のカリスマ性の成せるわざであることは間違いない。
松本氏しか見所のない作品ではあるが、逆に言えば一人の力でここまでの数字を出せたのは見事としか言い様がなく、そこには星一つ分の敬意は払うべきだと思った。
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基準はおもろいかおもろないか、ですよね・ 2007/11/5
公開後のインタビューで『わかってもらえない意見があって残念だ』と語ったが、あくまで芸人松本が作った以上、面白い以外の評価を求める事に同意出来ない。作品の工程は松っちゃんのインタビュー→怪獣との戦いの連続。あれ程、グダグダを嫌がる松っちゃんが作ったものとは思えない程テンポが悪い。作品中、ほどんどが松っちゃんの独り舞台で盛り返すシーンは唯一板尾とのカラミのみ。実際、劇場で観たが場内が一斉に沸いたのはここだけ。沢尻エリカを凌ぐ凍て付く寒さを体感。ラストシーンで宮迫、宮川大輔を交えてのヌルいくだりはこの作品への自信の無さが如実に表れている。脚本を担当した『明日があるさ』で大失敗した高須はこの作品でも力量の無さを露呈。周りのスタッフの過剰な持ち上げが喜劇から悲劇へと凋落させ、松っちゃん一人に酷評を被せた責任は極めて重く、そして、悪質だ。
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松本人志、待望の初監督作 2007/9/21
・・
本作の本筋としては日本国による特命により正体不明の”獣”と戦う運命を背負った大佐藤大に密着したドキュメンタリーによって構成されている。一体なにが起こるのか期待と不安を抱かせるオープニング~変電所までの坂をバイクで上るシーンから、次第に明らかになっていく大佐藤の素顔、”獣”とのコミカルな戦い、そして「大日本人だよ!」のドキュメンタリーの終了と共に物語が大きな展開を迎え、そのタイトルに相反するあまりに皮肉な結末が・・・。難点を言えば、実写に切り替わる際にはテロップより暗転にしたほうがより効果があったように思う。また、エンドクレジットのコントもサービス精神の表れゆえだと思うが、若干蛇足のように感じた。DVDの特典映像として収録されてたら最高だったが。ヴィジュアルバムのようなストーリー性の高いものを期待すると肩透かしを食らうが、ごっつええ感じでの奇想天外なコントの延長線上としてみれば十分に堪能できる。第2作目は自身の映画評で満点をあげていた「ライフ・イズ・ビューティフル」や「ペーパー・ムーン」のようなヒューマンドラマを撮って欲しい。是非。
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亡国の徒に問う 2007/11/28
ダウンタウン、松本人志は「4時ですよーだ」の時から見ているし、
松本がでているモノはだいたいチェックしている。
松本の冠番組は他の番組に比べおもしろく(他におもしろい芸人がいない。レベルが低く、消極的おもしろさ)好きな方である。
しかし、この映画はいけない。
全くおもしろくない。
独りよがりもいいとこだ。
しかし「この映画は映画ではない」とは言わない。
なぜならどんなに惨憺な作品であろうが、本人が映画だと言えばそれは映画である。
この作品は、もともと笑いのレベルが低く、そういった階層の人間にしか笑えない。
6
テレビ的手法は、映画で見れば笑えず、退屈か・ 2007/12/21
原則、えんえん続く、松本人志氏独特の間とゆるーい笑いを交ぜたインタビュー撮影
風景の合間に、あっさりした展開のCG戦闘シーン(大佐藤VS獣)が挟まる、
という構成の映画です。
最初の長々しいインタビューに耐えた後、期待した戦闘シーンが始まってみれば、
出オチっぽい内容で、何ら緊迫感がなく戦闘があっさり終了した際は少し落胆。
そして、その後に、またインタビューがだらだら始まるので、忍耐が要ります。
メイキングを見てわかったのですが、映画内のさまざまなインタビュー発言は
その場の即興の積み重ねだとのことです。松本氏以外の、防衛庁職員などにも、
自分で考えた答えをとつとつと喋らせていたのですね。メイキングでは防衛庁
職員などのアドリブ回答に吹き出して笑いをこらえる松本氏が映っており、
それでようやく笑うポイントがわかるわけですが、普通に映画を見ているだけ
では、そうした面白さは伝わりません。全部台本だと思って聴いてみれば、
さして面白くもない発言ばかり、というのが率直な印象であり・・・
そういうライブ・アドリブの面白さ、エキストラの素のリアクションや空気感を
取り入れている撮り方がユニークとは言えますが(松本氏は、今後もこういう
映画の撮り方しかできないかも、と言っているそうです)、映画としては、
どうでしょうか。こうしたゆるーい笑いは、松本氏の笑いをかみ殺している
映像があってこそ成り立つ、という気がしますし、そうしたゆるさは、タダで
見ているテレビだからこそ笑えるのであって、金を払って見る映画にしてみれば
まったく笑いが起こらない状況にもなりかねない、と思います。
昔、ドリフの映画でギャグシーンが流れたとき、ライブ会場なら笑いが起こる
場面で、映画館は静まりかえっていた、という話を聞いたことがありますが、
そのエピソードが思い出されました。
映画という媒体の特殊性、2時間の中に収めるストーリーテリングの手法など
を研究せず、テレビ的手法で押しても、映画としてはおもしろみが無いのだな、
と再確認するには良い映画かもしれません。後半は少し楽しめなくもないですし。
7
人によりけり 2007/11/28
私には割とツボだったが、松本人志好きの私でも絶賛とまでは言わない。好き嫌いが多い作品だとは思う。
8
笑えなかった理由 2008/1/1
「今から焼きます」とか「放っておいたら勝手に縮む」などコントで突発的に出てきた感を漂わせれば、思わず吹き出す所なのだろうが、こうなってしまうと全く笑えない。
抜いたビルの根元に卵を生むところなどアイデアは松本らしいと思うのだが、CGが良く出来ているからか、これも嘘のように笑えない。
最後のコントもそこだけ見ると笑えるのだが、こうやって見させられると腹さえ立つのに驚く。
怪獣に殴られ元にもだった後、鼻にガーゼをしているカットで笑わすのは松本らしくはないが、逆にあそこが一番ピタリとはまっている。
全編にわたる記者のインタビューのやり取りで思い出したのは「モーニングビッグ対談」だった。なぜあれは笑えたのにこの映画は笑えないのだろう。
「モーニングビッグ対談」を改めて見てみると、松本が必死に笑いに耐える姿が実は想像以上に笑いの大きな要素になっているのではないかと思う。それは当然演技ではなく、敢えて前もって詳細を決めず、このコントでは笑わないという制限を課すことによる狙いであろう。もし松本が笑いに耐える部分全てカットした物を見させられたとしたら、果たしてどれだけ笑えたのだろうか?
映画ということで何をかしこまったのかこういった要素が取り除かれている反面、何も補われていない。
これがこの映画をコントの延長として見ても笑えなかった理由のひとつだと思う。
9
たぶん賛否両論の両極端な映画 2007/9/25
・・
この作品は、はっきりいって賛否両論の作品です。評価する人は凄く評価するだろうし、評価しない人は全く評価しないという両極端の作品だと思います。私個人の評価は後者の方です。
映画が始まってからしばらくしてもイマイチよく分からなかったが「そのうち話が見えてくるだろう」と思い見ていたが最後までよく分からなかった。巨大化して獣と戦うシーンでもくだらないと思えるものがほとんどだった。特に最後の戦闘が一番良くなかった途中席を立とうと思ったこともあったが、「最後まで見ないで後悔したくもない」と思ったので最後まで見た。しかし、後悔するということはなかった。
正直お勧めできる作品ではありあません。でも、どうしても見たいという人は止めません。
10
どこが面白いのか解らない 2007/12/25
インタビューアーとの会話で
少し面白い所はあったけど
全体を通して、どこが面白いのか解らなかった
松本さんは偉くなり過ぎてしまって
「これはチョット・・・」って言える人が周りにいないので?