レミーのおいしいレストランのクチコミ

- さすがピクサー!!
- 2007/10/19
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料理の話なので地味になるかと思ったら、厨房内はもちろんパリの街で繰り広げられるアクションもあるし、アニメならではの動きや描写も多い。
それに、とにかくレミーがちょこまか動く動く。ネズミが狭い迷路が動く独特の視線が、見る側も体感できる映像は、さすがピクサー!! それだけで、子供は普通に楽しめるでしょうし、大人が観ると、人間の才能だとか、その才能を評価する事だとか、いろいろ考えさせられる映画となっているのがスゴイところ。
もうひとつの主役でもある料理が、おいしそうなのには驚きます。料理の質感や、弾力、粘性、まで表現できている。食べ物をおいしく見せるのは、これまでアニメが苦手としてきた部分なのだけれど、正直、生唾を飲み込む場面もあったほど。それに、レミーが本当に楽しそうに料理を作るんだよね。観てると美味しい物が食べたくなるし、料理が作りたくなる。
脚本もよく練られています。レミーとリングイニの、シェフとしての成功物語がメインになっていますが、彼らの秘密を嗅ぎつけた料理長との駆け引きや、グストーを死に追いやった毒舌料理評論家イーゴとの対決など飽きさせません。笑って、ハラハラして最後にちょっと感動させる流れもお約束ながら、上手いしイヤミがない。
ラストには、「正しい評論とはどうあるべきか」というメッセージもありました。
以下オマケです
原題は“RATATOULLE”です。「南フランス流野菜の煮込み料理」のこと。「リングイニ」がパスタのリングイネのモジリであるように、ラタトゥイユを持ちだしたのは、rat(ネズミ)+touille(かきまぜたもの)を暗示するためでもある。ちなみに、「グストー」も、gustatif(味覚の)やgustation(味感)を暗示し、gastronome(美食家)とも関係があります。

- 「誰もが名シェフ」
- 2007/9/21
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レストランへ食事に行く理由はなんでしょうか。
「おいしい料理を食べたいから」
「友人とのひとときを楽しみたいから」
「特別いいことがあったから」
良い日においしくて楽しい食事は最高です。
良い日じゃなくても、おいしくて楽しい料理は最高です。
ではその料理は名シェフでないと作れないのか?
この映画が出す答えは「NO」です。
辛口評論家に辛らつなコメントを発表され、経営の危機にあったレストランを救ったのは小さなネズミシェフことレミー。
そのレミーと、お情けで雇ってもらえたアルバイトのリングイニは、時にはケンカしたり時には意見を衝突させたりしながら、レストランを立て直していきます。
さてその腕前やいかに?
途中ネズミの大群の映像に、苦手な人はウッとなるかも知れませんのでご注意下さい。
料理映画なのにアクションありコメディーあり感動ありと、見る人を最初から最後までひきつけてやまないことでしょう。
気持ちがこもれば誰でも名シェフ。
愛情があれば誰もが名シェフ。

- 本日のディナーの前菜にどうぞ
- 2007/9/27
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今は亡き最高のシェフ、グストーの料理本を愛読し人間たちにおいしい料理を食べさせたいと願うドブネズミのレミーと
ドジで才能も腕もからっきしの見習シェフ、リングイニがお互いの夢のためにタッグを組むことに。
厨房に現れると「山田さんいらっしゃいました」などの隠語で疎まれるドブネズミ
それが一流レストランで料理を作っているという素材の選び方がピクサーらしくていいなと思った。
さらにピクサーの良い所はその発想だけで映画を作らないところだ。メインのキャラクターを煮詰め、より魅力的にしようとする努力を怠らないし、そのメインキャラクターを引き立たせる脇役の配分のバランスも絶妙だ。そして子供映画といえど手を抜かず、料理長との駆け引きやある料理評論家とのクライマックスの戦いなどバリエーション豊かで興味を引くようなスパイスを全体にまぶすことで話に深みを与え、大人の鑑賞に堪えうる作品にまで昇華してくれる。
そして今回も笑わせておいて最後にフッと泣かせてくれる定番のもてなしもイヤミのない上品な仕上がりになっていた。
今作の裏の主役とも言える料理たちのCGもさすがピクサーのお家芸といったところ。
思わず唾を飲む料理の数々は食前の空腹感を充分に刺激してくれる。
夕食の彩りに何かもの足りなさ感じたなら本作をメニューに一品加えてみては如何だろうか。
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