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マイケル・マンの描く男の世界 2007/5/3
この監督の撮るフィルムは一貫して男性同士の世界を描いたものが多いですね。「ヒート」しかり、「インサイダー」など。デ・ニーロやパチーノなどの名アクター達が彼の映画出演を熱望する気持ちがわかる気がする。女の私が観ても最高にCoolで憧れてしまう世界。トム・クルーズは来日時のスターぶりの馬鹿明るさからは信じられない程緊迫したヒットマンを演じ、やはり何だかんだ言ってもカッコイイと思わずにいられない魅力があるんですね~“フィーバー”のディスコで繰り広げられる銃撃シーンには血が騒ぎましたロスの夜景も美しく、タクシーでの二人の人生観や人間哲学のやりとりも印象的でした。トム・クルーズが呟くラストにはホロリ、とさせられましたが、殺し屋という影の存在で在り続けた彼が最後の最期でマックスという見知らぬ男性と人生の一部を共有して、友情のような奇妙な連帯関係を持てた事で人間らしさを取り戻せた事は幸せだったのでは…と思う。死に直面しながらも、彼が何となく安堵しているようにも見えた。マックスに「地下鉄で死んだ男がいる。でも誰も気付かない…」と言いながらも、でも自分の存在に気付いてくれた人間はいる――と思いながら人生をフェードアウト出来た彼は幸せだったのでは・シルバーに染めた髪やノーネクタイのグレーのスーツはCool!「ラスト・サムライ」や「宇宙戦争」みたいな映画に出るよりも、「A few good men」や「マグノリア」のようなシリアスドラマに多く出演して欲しい。
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大都会の一夜の寓話 2006/11/20
サスペンス・アクションを期待すると裏切られます。ヒューマンドラマとして見れば、大都会の一夜の寓話として佳作だと思います。事実上の主人公はタクシードライバー(ジェイミー・フォックス)で、最初は女検事と出逢い、次に殺し屋(トム・クルーズ)と出逢います。彼は女検事に「何か」を教え、殺し屋からは逆に「何か」を教えられます。コヨーテは、孤高の象徴でしょう。殺し屋・ヴィンセントは、腕は二流ですが、孤高を貫いている訳です。私は、この作品のトム・クルーズ、良かったと思います。
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圧巻 2006/10/23
この作品を見て、トム・クルーズの演技力が本当にすごいということを改めて知った
彼の一挙一動に魅了されて、とくにクライマックスのあたりはただただ感心するばかりだった
話自体は普通のサスペンスだと思うし、目立ったものはない気が…
Miシリーズなんかの方がエンターテイメント性は高いし、感動だったらザ・エージェントがあるし…
でも、彼の作品の中で一番好きなのは?と聞かれたら、これを選ぶ
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この作品大好き 2006/11/11
この作品、幸運にも映画館で見たんですけど、ホント面白かったですね。
一つ一つを部分的に見ればたいした話ではないのかもしれない。
だけど、何か他の映画と違いましたね。
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とんでもない夜になったな・・・ 2007/3/27
夜の闇を走り抜ける1台のタクシー。
その中で交わされる男と男の会話・・・。
ただのクライムサスペンスかと思いきや、二人の会話では
人生感についても語られています。
こういったところがすごく惹かれました。
一晩の出来事。
L.A.の街の灯りは雰囲気いっぱいで、闇夜が緊張感を盛りたてます。
何よりBGMがドキドキ感を一層盛り上げる。
ジャズは詳しくないが、ジャズバーで流れる曲も最高だ。
二人の演技もこういったバックグラウンドに負けておらず、
悪役に徹底したトム、気弱だが芯の強いジェイミーと最高の演技を見せてくれる。
最近観た映画の中でもこれほど楽しませてもらった映画はなかったかもしれない。
そしてラストのヴィンセントのセリフがとても印象的でした。
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男の子はこういう映画が見たいんです。 2006/10/16
やっぱりトムはサイコー。名優だねこりゃ。
個人的にはダイ・ハード1の方をはじめてみたときの衝撃と同じって感じですか。
こういうときにエアガン持っててよかったーと思いますね
見終わった後はほんとマネしちゃいますよ(笑 それぐらいカッコイイです。
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夜景を美しく見せる天才 2007/2/15
監督のマイケル・マンは夜景にとにかくこだわっているとしか思えない。ヒートにしろ最近のマイアミヴァイスにしろ夜景の撮り方が独特で彼のどの映画にも共通の世界観を感じる。
普通犯罪物は追うもの追われるものの対立軸がハッキリとしているが、この映画の場合は極端に犯人サイドの描写を細かくしているので警察の色合いがとても薄い。
トム・クルーズのヴィンセント役は、ターミネーター2のロバート・パトリックに雰囲気が似ている。ジェイミー・フォックスのうだつのあがらない男役もピッタリだ。皮肉にもトムクルーズに指示されて修羅場を潜り抜けたあたりからジェイミー扮するタクシー運転手は自分の殻を破っていく。その脱皮具合変貌振りが見所。
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心に残った映画 2007/7/30
メッセージ性もあり、トムクルーズも格好よく。
最高の映画だったと思うね。
この手の映画で「もう一回観たい」と思うことは少ないが、見事に何度も観てしまった。
最後のあのオチは中盤以降、予測できるものの、ストーリーや各種演出は素晴らしかったと思います。
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哀しい男の話でした 2007/10/30
トム・クルーズ主演のアクション映画の1つという軽い気持ちでビデオに録画してみたらなんとも、、、、。
冒頭は「ナイオビだ~、似合わね~」と変なところにちゃちゃをいれて観ていたが、トム・クルーズ演じるVincentが台詞を放ち始めたあたりからストーリーに没頭。観終わってからも結末の不条理さに納得できず、『もっと知りたい病』に罹ってしまった。何度ビデオを巻き戻してみても答えは出ず、結局は編集が原因と判明、DVDを買いに走った。
演出上の主役は事件に巻き込まれてしまったタクシー運転手のMax。彼の視線でストーリーが展開する構成上Vincentは最後までよく分からない人、故にストーリー自体も『何でこうなるんだー』の連続。こうなるといつもは言い訳にしか聞こえない監督の音声解説が頼り。いろんな方向から彼を分析すると、悪役という設定であるはずのVincentの哀れさがどんどん引き立ってくる。監督曰く『Vincentは報いを受ける』のだが、彼をそこへ追い込んだ者の報いはどうなるんだ、と弁護側に立たざるを得ない。
この映画のタイトル『Collateral(巻き込まれ)』が表す通り、Maxにしてみれば自分が事件に巻き込まれた被害者に違いない。しかし!被害者は被害を受けるのである。彼はこの事件に巻き込まれた事で決して被害を受けてはいない。それどころか人生のステージをVincentに上げてもらったようなものだ。それに引き換えVincentはMaxに関わったばかりに人生のステージを降りる羽目になる。最後は散々Maxに傷つけられてだ。(Max君、君はVincentに言ってはいけない言葉をぶつけたのだよ。「どう育てばあんたみたいな人間になるんだ」って。理由を知っててそんなことを言ってはイケマセン。)実際に自分の思惑とは裏腹に、『巻き込まれ』てしまったのはVincentではないのか?
この映画をアクションと捉えると穴がぼこぼこ空いていて、練り不足と評価されるかもしれません。その穴を埋めるべく、Vincentの言動を読み解こうとするとヒューマンドラマになります。前半は会話が中心でドラマ仕立てですが、少ないアクションシーンが印象的にはめ込まれています。後半はアクションシーンが多く台詞はほとんどありません。このアクションシーンだけを以って全体を理解しようとすると不条理の世界に落ち込みます。Vincentの話し方や視線の先を追うと、物語後半に出てくる疑問点の解明へのヒントが少~しだけ見えてきます。この映画では、マン監督のコメンタリーをガイドに仮想空間での人生経験を、銃を突きつけられる事無く、安全に積むことが出来ます。
日本語吹替の声はVincentの殺し屋ムードを高める為か作りすぎている感がありますが、実際のVincentの台詞は淡々と無関心を装いながら、且つウイットに富んでテンポ良く軽妙に弾んでいます。日本語字幕+オリジナル音声で観ることをお勧めします。ある意味Los Angelsの観光案内かも。夜景が美しいです。夜のLAにぶらっと行ってみたくなります。
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挫折するトム・クルーズを見るのが好き 2006/8/21
良くも悪くもマイケル・マンが撮った映画です。
ヘリの底の曲ガラスに映った夜景。人ごみをすり抜けるヒットマンの無駄の無いシャープな身のこなし。裏街道に無機質に響く銃声。もの悲しいジャズのセッション。LAの暑くて長い長い一夜。
主演の2人は気合い満点で申し訳ないのですが、極めて表面的です。あえて表面的です。ハリウッド的な中身がしっかりつまったものを期待するならハズレです。だって、ストーリー的には突っ込み所満載なんですから。しかし、全てを映画と割り切って、こんなスタイル重視の映画もたまには良いのでは。
また、個人的には、ずーっと強気を貫いてきたトム・クルーズが、最後の最後、弱気な顔を見せる所が一番の見せ場に思われます。さすが。