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もう帰ってはこないあの季節 2007/10/15
映画は天然コケッコーの大沢君とそよの出会いから高校入学までを原作を忠実に再現しています。
特に事件もおきないし、なにか大きなサプライズがあるわけでもない。風景と音楽と役者だけで成り立ってる、けど凄くロマンチックで切ない。
多分、そこには一瞬、一瞬の美しさがあるからだと思います。
「もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、 ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう」そよが大沢君にぽつりと言ったこの台詞こそ、この映画の本質なのかもしれません。
時間は常に流れていきます。きっと、彼らの恋も、そよの暮らしも、周りの人たちと変わったり、別れたりしていかないときがきます。それが生きるということです。
そよも大沢君もまだ、それには気づいていません。多分、それが終わったと気づくときが青春の終わりなのかもしれません。
僕も舞台となった浜田から大学進学を機に東京に出てきたので、余計色んなことを考えてしまいました。この映画はいい青春映画です。その季節を過ごしてる少年少女ならきっと気恥ずかしくなったりしながら見れるものだと思います。
ただ、その季節を過ぎたばかりの僕にはノスタルジーや切なさが強く染みこみました。
きっと見る歳によって、見方がいろいろ変わっていく映画なんだと思います。
いつか、この映画を見て、全てが愛しく見れたときが本当に大人になることなのかな。
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とても美しい日本の光景と、こどもたちの輝きに、癒されます 2007/10/3
これって日本の”スタンド・バイ・ミー”かもしれない。。。地方の小+中学の分校に通う、ほのぼの、純粋な少年少女のものがたり。実写版トトロみたいな雰囲気もあります。
都会のオトナからみたら何でもない、さりげない日常。でも、ここで生きるこどもたちにとっては大変な出来事の連続。そんな中、周囲の人々とのふれあいのあたたかさ、ゆっくりと流れてゆく季節の変化。。。そしてわたしたちがどこかに忘れてしまっていたような、とっても懐かしくて美しい、日本の田園と、海と、山の豊かな情景。見終わると癒されたような、なんとも豊かな気持ちになってしまいました。
せちがらい世の中で、みるものをほっと(ポ~ッと?)させてくれる貴重な映画です。親子でもカップルでもどなたでも楽しめる作品に仕上がっていて、2007年の日本映画の佳作のひとつだとおもいます。個人的にはなんだかこどものころの、ゆったりとした、すなおな気持ちに戻れる感じがしました。原作とあわせて味あうと、さらにこの作品のよさ、価値が深く実感できるようにおもいます。
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なつかしい温かさ 2007/10/2
くらもちふさこさんのファンです。 なので映画化されたという事実だけでも感動モノです。
言葉だけでなく、情景で表現する独特の流れのある作風や、家族を中心とした世界観がそのまま生かされていたように感じられて、とてもうれしかったです。
出演者は原作のイメージよりずっとカッコいいかな?と思えるところもありましたが、そよちゃんはイメージにぴったりでした。
ボーイフレンドと女友達、家族との葛藤など、ささやかな大事件に揺れる十代の少女の気持ちがよく伝わってきました。
田舎の美しい自然とそこに暮らす人々の温かいつながり。
懐かしさを感じるとともに、形は変わっても失うことなく大切にしていきたい・・・そんな風に思わせてくれる映画でした。
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爽やかな夏帆&クールな岡田将生の存在感は必見! 2007/10/2
穏やかな恋愛ストーリーが展開され、癒し系の映画です。主演を務めた夏帆&岡田将生をはじめ、全キャストの自然な演技は必見です。美男美女の主演の二人は必ずしも将来の芸能界で活躍するだろうと思わせるほど。作品的にも素晴らしく、キャストも完璧です。この主演の二人で違う作品も観てみたい。青春時代を思い出せさせる映画、映画館では30、40代の方が意外に多く驚きました。どの年代にも何か惹き付ける力のある作品です。一度観てみては・
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ファンタジーのような青春映画 2007/10/30
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田舎の美しい里山の風景をバックに、少女がのんびりした日常の中で淡い初恋に心ときめかせ、ゆっくり成長していく姿をほのぼのとしたタッチで綴ります。
山下監督らしく、勝ち負けとか見得とか関係なく平凡な人々の何気ない日常生活を切り取って丁寧に描いているのがいい。
ドキュメンタリータッチの映像と田舎の自然風景と、登場人物たちのみずみずしい演技。特に、役得もありますが、そよを演じた夏帆ちゃん萌え。
方言丸出しの話し方や行動を見てていると、なんだかそれだけで純朴な感じがするんだなぁ。
東京からきた転校生と、田舎の子供たちの間に生じるギャップや、それによって生じるドタバタがドラマのメインになりがちなところをさらりと流していくところが心地いい。
コートが欲しくて交換にキスを許してしまうエピソードなども、妙な盛り上げ方をせずに描くことで逆に笑いを誘う。年下の子供たちの面倒を見ることで自分も成長していくんだよね。都会では、ほとんど無くなった子供同士の付き合いも新鮮で、心に染み込んできます。
そんな風に、多少はドラマがあるものの、ゆったりしたテンポの物語で、ニッコリさせられることはあっても、涙とは無縁の映画と思ってたら、個人的には2箇所ほど不覚にもウルッとしたところがあります。
それは、膀胱炎で学校を休んだ小学1年のさっちゃんを見舞いに行ったら、さっちゃんのとった行動に、そして、冒頭から続くそよのモノローグが、我々観客に向けたものと思っていたら、それが誰に向けたものなのかがラストに分かったとき。そこには愛があふれていた。
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美しい四季 2007/11/23
とにかく夏帆ちゃんがかわいい。
とても表情豊かにそよちゃんを演じていた。
特に、父親が大沢母と密会?している場面を目撃してしまうそよちゃんの表情がとても印象的。
四季がとても丁寧に描かれていて、正月にお母さんとおばあさんが御節を作るシーンは
日本の風景って感じでとても懐かしい気がする。
エンディングのくるり、サントラを担当したレイ・ハラカミの音楽も大変あっていて、
また観たい!と思わせる映画の一つ。
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夏は涼しかった 2007/11/20
原作のくらもちふさこのことは何も知らないけれど、音楽をくるりとレイ・ハラカミが担当するというだけで、この映画を観にいってきた。うん。それで、この判断は正解だった。音楽もストーリーもとてもよかった。
ちょっとびっくりしたけれど、これは映画のバリアフリー?日本映画なのに、予告編にはなかったのに、本編には、始めから最後まで丁寧な日本語字幕がつけてあった。試みなのか親切なのか字幕の存在が映画をよりゆるくしているような気がする。
夏は暑い。夏は、冷房だ!クールビズだ!ECO検定だ!と騒がしい日常には無縁な映画。
夏は温かい。夏は、風鈴だ。
森林に囲まれた避暑地に行ってきたような気分に慣れる。
森林から漏れる陽光のやわらかさの下、横になって寝転んでいるような幸せがある。
また、道端に腰掛け、冷たい水路に足を浸した時のような、きりっとした涼しさがある。
島根県浜田市が舞台。小中の生徒数が7人しかいない町。
主演のホープが2人、夏帆・岡田将生の自然体の演技が、も~、とても爽やか。
田舎の中学生らしい青臭い恋愛だけれど、エアコンのいらない、ゆる~い夏の映画。
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今年の夏は暑かったですね。そしてその中最高の清涼感。 2007/12/15
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この夏東京に行った時に弟から薦められて新宿で見た作品です。これは素晴らしい。暑く暑くてたまらなかった今年の夏、一服の清涼剤となった最高の作品です。ああ、清々しくてそして和みます。それは冷房の効いた映画館だったからだけではありません。人里離れた島根の田舎町の開放感、清涼感、そして思春期の少女が織りなす純粋な世界が初々しく、心の底から涼めたからです。
物語では劇的なドラマはほとんど起こらないと言って良いです。東京からの転校生と、そして浜田の町で起こっていくちょっとした出来事、女子中学生としての等身大の世界観の中でドラマはそよかに揺れ動きます。私は今道東の片田舎で高校教師をしていますが、そこにも人間の生活が息づき、人々が織りなすドラマが存在し、高校生の数は少なくともしかし彼らは一瞬が永遠にも思える素晴らしい時を生きています。それは札幌や東京のような大都市でも変わらない、普遍の人間ドラマなのです。いみじくも修学旅行先の新宿駅で右往左往し、うだるような暑さの中重い荷物を抱えて貧血で倒れ、色々とカルチャーショックを受けながらもその中で故郷に相通じるものや新鮮な発見をしたりした経験は誰にも思い当たることがあるのではないでしょうか。『リンダリンダリンダ』でもそうでしたが、山下監督はこういう誰もの記憶の底にある、普通でしかし特別だった懐かしい風景・心象を作り上げるのが実に上手いです。
夏帆はこの映画で初めて知りましたが、思春期の女の子のイノセンスを見事に演じて一発でファンになりました。デビューした頃の薬師丸ひろ子なんかの感じに近いですね。その他の子役もナチュラルな魅力を遺憾なく発揮していてこれは監督の手腕故でしょう。地味な作品ですがハリウッド大作では絶対に味わえない丹精で粋な素晴らしさがあります。押しつけがましくない美しさ・楽しさ・感動・共感があります。素晴らしい作品です。
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ただ見つめてあげて 2007/11/26
今回のレビューは、少し語ってみたいと思います。
そよと大沢くんの純愛物語を描いています。
そんな大きな出来事があることもなく、ただただ、時が流れるだけ。
でも、ロマンチックで、綺麗で、切ない。でも美しい。
何処か可愛らしく、初々しい二人で進行してゆく不器用な恋が、
微笑ましい。自分のやりたい事、好きな事しか眼中にない。何も考えてない。
でも、その中で、『生きる』という事が、
何なのか、どの様なものかも、知らなければならない。
ガラスの様に繊細な思春期の少年少女達にとったら、
それは残酷で、苦しくて、怖くて、恐ろしいものかもしれない。
でも今は、ただ一緒にいたい人と、笑って、怒って、泣いて、悩んで・・・
それだけで良い。ただ一人の人を、愛しく、見つめてあげれば良い。
ただ、真っ直ぐに突き進む。それだけで良いんだ。
そんな不器用な人々が描く、純愛ラブストーリー
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静かな時が流れる。 2007/12/18
何十億、何百億という金をかけなくても人々のこころに深く残る映画はつくれるのです。
それを、この映画は証明してくれました。
静かに流れる時間の中で、そよちゃんは静かに成長していきます。
この映画は、日本の宝です。いいえ、書きすぎでも、
思い入れが大きいからでもありません。
また、友達と観ます。