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アンタッチャブル(通常版)のレビュー

これぞ「男の生き様」  2006/4/2

・・ 『大脱走』や『スティング』みたく、男たちが集まって励ましあい、目標を達成するというストーリーが大好きなので、この『アンタッチャブル』も楽しく観ることができました。あくまでもネス側を正義とした、わかりやすい勧善懲悪の物語だし、悪の親玉のカポネの結末も何だかあっさりしているように感じます。それでもこの映画が面白かったのは、やっぱり男たちの熱さが真摯に描かれていたからだと思います。カポネ役のデニーロは出番は少なかったものの、ギャングの黒幕ならではの迫力がこれでもか!とビシバシ伝わってきます。渋いショーン・コネリーに助けられ、ハッパをかけられて成長していく主役のケビン・コスナー、若く初々しいアンディ・ガルシアや『アメリカングラフィティ』で演じたキャラクターを彷彿とさせるC・M・スミスなど、脇を固めるキャラクターも個性的で良かったです。見せ場の乳母車が落下する場面は、あまりのカッコ良さに鳥肌が立ちました。何度観ても彼らが見せる「男の生き様」にしびれてしまいます。



デ?パルマ監督のテクニックと最高の脚本と最高の演技が結集した一大傑作  2006/11/11

デ・パルマ監督の映像テクニックがメジャー映画の一大傑作として昇華したのが「アンタッチャブル」だ。アカデミー助演賞のS・コネリーを始めとする俳優たちの最高の演技と、生き生きとしたキャラクター、絶妙の脚本、E・モリコーネの極上の音楽。これだけの材料が揃えば、後はデ・パルマ監督の映像テクニックをもって最高の映画が出来上がるのは必須である。B級映画調の安っぽい技法は影をひそめ、格調高い画面作りが映画を盛り上げる。特にお馴染みヒッチコック調の移動撮影で捉えた、コネリーのアパートに殺し屋が忍び込むシーン、そしてエイゼンシュテインへのオマージュとも言うべき、乳母車が落下する階段で繰り広げられる銃撃戦シーンは白眉の映像だ。もはやこれらを「ただの真似」などと誰も言えまい。映画の古典を見事に自分の技法として熟成させた最高の映像である。映像テクニックはもとより、悪辣な殺し屋を激情にかられ屋根から墜落死させる報復、悪玉カポネの敗北、エリオット・ネスが最後に任務を終えて生き残った警官に形見を渡し「これからは一杯やるか」の決め台詞を残して去っていく映画の締めくくりのカタルシスは最高だ。これほどまでにストーリーに感動し、演技に圧倒され、音楽に酔い、映像にのめりこんで満足できた映画には「アンタッチャブル」以来お目にかかっていない。誰が何といおうと、これは映画史に残る傑作だ。



最後まで職務を全うする男たち。  2006/4/26

ブライアン・デ・パルマ監督では異色の作品だが、物語はテンポ良く展開し、最後まで飽きずに観ることができる娯楽映画。 エンニオ・モリコーネの音楽も素晴らしく、シーン毎にきちんと使い分けられている。 主演のケビン・コスナーは、ヒロイズム色が強くなく抑えた演技で好感がもて、ショーン・コネリーは、相変わらず渋い(アカデミー賞・助演男優賞)。 本作で一気に売れっ子になったアンディ・ガルシアは好演し、スナイパー役のグレッグ・ヌーナンもいい味。 スタイリッシュに格好いい男たちを見よう。



今頃、まともに、傑作を鑑賞しました  2006/10/13

・・ そういえば、まともにちゃんと鑑賞したのは、 今回が初めてな気がします。こんな傑作を今まで観なかった なんて、もったいない。 でも、年月が経過して鑑賞したからこそ、この映画のよさが理解 できたような気もしています。とにかく、役者がみんな若い! 若いっていいことですね。ケヴィン・コスナーも、デ・ニーロも、 ガルシアも、みんなこの頃の演技は新鮮だし、デ・パルマの演出も 冴えていましたね。 音楽が頭に残ってはなれず、いろんなシーンが鮮明に記憶に 残る、デ・パルマとしては、「やりすぎだな」と いえなくもない、いつものあざとい演出を極力避けたと思われる 正統派なつくりで、男の胸を熱くする名作です。 オープニングがテンポ良い音楽とともに観客の期待をもりあげて いる、いい出来栄えです。



ストイックな男達の物語  2006/7/21

財務省特別捜査官エリオット・ネスと、彼の下で大物マフィア、アルフォンソ・カポネを追い詰めていく仲間達を丁寧に描いた作品です。 エンニオ・モリコーネの緊迫感溢れる音楽が作品の世界を盛り上げているのは勿論ですが、ケヴィン・コスナー演じるネス捜査官が単純なヒーローでなく、自分のやっている事に悩みつつ、それでも進む姿に惹かれました。またショーン・コネリーの風格有る演技と台詞が作品をピシッと引き締めているのがとても良い(彼はこの作品でアカデミー助演男優賞を貰ったとか。納得です)。そして僕が一番好きなのは、カポネを逮捕した後、禁酒法が廃止になった為、ネスが新聞記者に・これからどうするお積りですか?・と聞かれ、・決まってるだろう、家で一杯やるさ・と言うシーンです。



禁酒法時代を描いた作品の中での最高傑作  2007/7/1

映像の魔術師と呼ばれるブライアン・デ・パルマ監督の、1930年禁酒法時代の伝説的なギャングの首領、アル・カポネと対決する人種の壁を越えた捜査官チームThe Untouchablesの活躍を描いた最高傑作。前髪の毛を毛抜きで一本一本抜き、何パウンドも体重を増やして、アル・カポネ役に挑んだデニーロの役者魂の結晶である本作は、とにかくバイオレンス・サスペンスかつ実話に基づいてるのに、展開が速いために観ている私たちを全く飽きさせない構成。何よりも素晴らしいのは、乳母車の階段落下シーン。伝説的なこのシーンはデ・パルマ監督のこの作品での最高のカメラワーク。スローモーションと音楽の融合で一瞬たりとも目を離せない、いつ観てもカッコ良すぎるシーン。追加して、サウンドトラックもE・モリコーネが手掛けており、ラストの感動の涙を誘う。映像テクニック、脚本、圧倒的な役者たちの演技、至高の音楽、これだけが融合すれば、映画史に残る作品であると言い切れる。ケビン・コスナー演じる若手刑事 エリオット・ネスの最後の決め台詞と任務を遂行した男の哀愁を帯びた背中がたまらない。



酒をめぐる闘い  2007/2/16

・・ ブライアン・デ・パルマ監督作品。ケビン・コスナー主演です。ケビン・コスナーは若いです。1930年代禁酒法時代のシカゴが舞台です。ロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネと闘うケビン・コスナー演じる財務省捜査官ネスの話です。1930年代の車はギャングっぽくて良いです。ショーン・コネリー演じる警察官は渋くて存在感あります。酒、太い葉巻などアル・カポネのギャングぶりははまっています。アル・カポネがパ・ティー会場で仲間をバッドで殴り殺すシーンは残虐そのものでした。捜査官チームは、一人また一人と殺されていきます。アル・カポネの脱税の証人となる帳簿係を待ち伏せ、鉄道駅の階段を落ちる乳母車のシーンは名シーンでしょう。全編銃でドンパチ撃ち合います。ネスが仲間を殺した相手をビルから突き落とすシーンは迫力がありました。最後に、アル・カポネが有罪判決を受け、2人がやり合うシーンは面白いシーンでした。とても面白い映画です。また、禁酒法で、密造酒と犯罪と不正が横行した禁酒法の時代の空気もよく伝わります。



どこを切り取っても穴のない名作  2007/3/12

監督の技量、出演者の演技、カメラワーク、照明、脚本、音楽。 一つ一つの要素を切り取って見ても穴がない。あら捜しをする気さえなくすくらい、完成度の高い作品だと思う。 よく言われるようにショーン・コネリーとロバート・デ・ニーロの演技は特筆ものだが、主役のケヴィン・コスナーも全く力負けしない真っ向勝負の好演だと思う。 若くて勢いがあって非常に良い。 何より本作を良い作品にしているのは、この話を120分の本編にまとめきったところではないか。 おかげで冗長的な部分は全くなくなり、全編通じて緊張感とスピード感のあふれる作品になっている。 もともとTVの連続ものだったわけだし、題材としてはもっともっと見せ場は作れたはずだ。 たとえばフランシス・フォード・コッポラ監督なら、きっと重厚な300分超えの作品に仕上げてしまうのではないかと思うのだが、本作は本当に潔い。 もちろん120分だからといって「食い足りない」部分も全く感じず、デ・パルマ監督の技量には敬服する。 ということで五つ星。見て損は絶対にありません。



これぞ“正当娯楽映画”!  2007/6/24

ブライアン・デ・パルマのこの作品、劇場上映時“う~ん、これぞ娯楽映画!”と観終わった後、本当に芳醇な気持ちになったものです。 最近のやたらCGを多用しながら“面白いだろう”と主張している映画とは違い、しっかり構築されていて、なおかつスピーディーな展開をみせる脚本、いい役者陣(正義感溢れる若かりしケビン・コスナー、007からの完全な脱却をした渋い演技を見せてくれるショーン・コネリー、この作品で大ブレイクしたこれまた若き日のアンディ・ガルシア、いつものなり切り名演技ロバート・デ・ニーロ等々)、と正当路線でありながらも約2時間の中に、サスペンス・その当時(禁酒法時代)の風情、善と悪の対決といったものを、片時も目が離せないといった状況で、飽きさせずに見せてくれます。 いわゆる小難しい映画ではないですが、全てにおいて妥協をしていない制作人の姿が見えるのです。ある意味、娯楽映画(観る人を惹きつけるという意味で)として完璧なのではないでしょうか・ またエンニオ・モリコーネの音楽がストーリーに沿って美しく流れ、素晴らしくスタイリッシュなその当時の衣装を再現したのは、かのアルマーニです。さすが!! こんなに本当の意味での贅沢な映画、最近少なくなったように感じます。 何か面白い映画を観たいな、という時に是非観て頂きたい作品です。



教科書  2007/3/7

展開が速すぎる感もありますが、この映画のカメラワーク―伏線の入れ方、表情の変化や表現方法はもう、映画の教科書といえるほど完璧に近いです。映画撮りたい人は見るべきです。



ショーン?コネリーの渋い演技が最高です  2007/4/1

超豪華なキャスティングで、もう二度とこんな組み合わせは実現できないでしょう。誰が主人公ということではなく、アルカポネも含めて皆がそれぞれに主人公。そんなストーリー構成の作品なだけに、個性的な出演者たちも一人一人が生かされ、最高にかっこ良く描かれているのはデ・パルマ監督の手腕なんでしょう。ロバート・デ・ニーロのアルカポネも最高の出来でしたが、やはり特筆すべきはショーン・コネリーの渋い演技でしょう。



サスペンスとバイオレンス、そして突き抜けるカタルシス!  2007/4/24

 伝説的なギャングの首領、アル・カポネと対決する捜査官チームの活躍を描いた、サスペンス・アクションの傑作。豪華なホテル住まいで、大勢の部下に囲まれながらヒゲを剃り、爪にマニキュアを塗ってもらっているアル・カポネと、妻一人、子一人の慎ましい家から、小さなランチの包みを渡されて職場に向かうエリオット・ネスの対比がまず強烈。「こんな巨悪に、小市民的お役人が一体どうやって立ち向かうんだ」とのっけからハラハラ、ドキドキ。ネスが喜び勇んで踏み込んだ取引現場がダミーだったところで「あー、やっぱりね」と半分安心、半分ガッカリ。ところがその帰り道、一人の警官との出会いから、ストーリーはどんどん面白い方向に転がりだし、画面から目が離せなくなってくる。  西部劇ばりの馬での戦いからアパート内での暗殺、そして心臓バクバクの乳母車階段落ちなど、バイオレンスなアクションたっぷり、それに加えてカポネを追い詰め、逆にカポネから追い詰められてゆくサスペンスを絡ませて、最初から最後まで突き抜けてゆくパワフルな展開。そして何よりケヴィン・コスナー、ショーン・コネリー、ロバート・デ・ニーロ、アンディ・ガルシアという今では考えられないような豪華キャストの男臭さが充満するような演技に、酔わされる。男は一度こうと決めたら、最後までやり抜く、そして「本当に自分は正義か」などとくよくよ悩んだりしない。最近ありがちな“内面の葛藤”なんて描写は一切なくて、カッコイイせりふとアクションで一気に駆け抜け、最後にはあっと驚く方法で勝利をもぎとる、このカタルシス。映画の定番、そして映画のお手本ともいえる一本でしょう!



デパルマの新たな頂点  2007/8/10

・・  エロチック・サスペンスと最後の脅かしと少し過剰な技法が特徴だったデパルマ監督ですが、「キャリー」から「殺しのドレス」へと早々と頂点を迎えてしまい、シリアスな「スカーフェイス」を経て、この「アンタッチャブル」でホラーでなくても十分に通用することを証明しました。キャストも豪華で、ケビン・コスナーは型通りの配役ですが、カポネのロバート・デ・ニーロをはじめ、アカデミー賞受賞のショーン・コネリー、鮮烈な本格的デビューのアンディ・ガルシア、懐かしい「アメリカン・グラフィティ」のチャールズ・マーティン・スミスなど、それぞれが最高の演技をみせてくれます。その他、アルマーニの衣装やモリコーネの素晴らしい音楽も映画を盛り上げています。最後にいたっては、これがデパルマ?と思うほど爽やかな感動でした。



イチオシは、コネリーの演技  2007/10/1

良い箇所を上げると、この映画「アンタッチャブル」はキリがありません。 監督のデパルマ氏の演出。そしてアンディガルシアの凛とした雰囲気。 主役ケビンコスナーのかっこよさ。 中でも、ショーンコネリーは、それまでの「007(ダブル・オーセブン)」役のジェームズ ボンドを払拭する役作りで観る者を捉えてくれます。 コネリーは「マロウ警官役」。劇中、銃弾に倒れながらも「打つ手を考えろ」とケビンコスナーを諭す場面は、最高のクライマックスの一つです。 幅広い世代にお薦めの映画です。



デ?パルマの独創性満開!!  2008/1/17

 彼ならではのカメラワーク。ワイドスクリーンを活かした人物配置、そして外科医の息子という彼ならではの血の使い方。それでいて緻密にできたストーリー。  この映画でデ・ニーロがアル・カポネを演じると雑誌で読んで不安を覚えたが全くの稀有に終わった。彼も快演。ショーン・コネリーはついにアカデミー賞も取った。長い間、J・ボンドのイメージに悩んだ彼もようやく新境地を開いた。K・コスナーもこの頃は黄金時代。  映画ファンなら当然押さえておくべき作品です。



あまりのカッコよさにしびれました!  2008/2/29

恥ずかしながら今まで見たことがなかったんですが、 昨日、衛星第2で放送されてるのを見ました。 しょっぱなからもう画面に目が釘付け! この映画の全てがかっこいい!! 全編、文句のつけようがない。 階段のシーンは完全に息を止めて見入ってしまいました。 こんな素晴らしい映画を見のがしていたとは…。 早くBlu-rayで出して欲しい!絶対、買うのに! 『ゴッドファーザー』『ロード・トゥ・パーディション』とか、 ギャング映画って独特な美学があって、好きだなぁ。



アルカポネ  2008/2/12

ロバート・デニーロが演じているアル・カポネが妙に貫禄がありました。 同じギャングを食事中、バットで殴り殺すシーンは圧巻です。(笑)



奇才デ?パルマ監督本領発揮!駅の階段の場面、得意のスローモーションと、双方にらみ合いの緊張感とカタルシス。アンディ?ガルシアが、シャープでカッコイイ。  2008/3/12

・・ サスペンス、ホラーの奇才デ・パルマ監督による、大スター競演のメジャー・アクション大作。 禁酒法時代の、カポネと"アンタッチャブル"の面々の激しい攻防をアクションと、 悪との癒着と真の正義、大人の友情、同志の絆を交えて、感動できる娯楽作品として描いている点が見もの。 信念は強いが物腰は柔らかいコスナー、たたき上げ警官のコネリー、突然切れるカポネの迫力のあるデ・ニーロらの演技が見事。 有名な、駅構内の階段の場面では、得意のスローモーションと、双方にらみ合いの緊張感とカタルシス。 映像作家の側面と演出の手腕がものを言った本作一番の名シーンです。 ここでのアンディ・ガルシアが、シャープでカッコイイ。 全編に流れるエンニオ・モリコーネの音楽も、流麗で美しくノスタルジー満点です。 ラストシーン、コスナーの軽さも、明るく観終わることができて、いいシーンです。



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