1
絶対王者不在の混戦 2007/12/31
前年、2位に9分18秒差という圧倒的な強さで優勝したバッソは、
オペラシオン・プエルト(2006年に起こったドーピング事件)への関与を認めレース活動停止。
しかしガルゼッリ、シモーニ、サボルデッリ、クネゴと、2000年以降の歴代優勝者が
勢ぞろいしており、圧倒的王者が存在しないのは逆に大混戦の面白いレース展開を予想させた。
実際のレースは、若手の成長株リッコやシュレック、元気なベテラン勢マッツォレーニやブルセギン
なども総合優勝争いに名乗りを上げてきて、誰がマリアローザを獲得するのかさらに難しい展開となった。
しかし12ステージ以降、戦前の予想ではあまり評価の高くなかったディルーカがトップに立ち、
その後は的確なチェックでライバルの追撃をかわし、シュレックを1分55秒差で制し
マリアローザをものにした。
またポイント賞争いでは、ペタッキが区間5勝を挙げ、昨年の大ケガから見事に復活を遂げた。
・・・が、もはや定番とも言うべきドーピング問題がレース後に影を落とす。
ペタッキは禁止薬物使用、ディルーカはオイルフォードラッグスへの関与。
ペタッキは喘息の治療薬によるものということで、ほぼ無罪の判定に落ち着きそうだが、
ディルーカのほうはなんとも微妙。
基本的には3ヶ月の出場停止で終了するはずだが、EPOで有名な医師との家族ぐるみの
親交があったというのは簡単には済まされないかもしれない・・・