1
G.Oの初体験☆☆ 2006/10/26
10年ほど前、私に初めてゲイリー・オールドマンという神を引き合わせてくれた作品です。
もともとシド・ヴィシャスにメチャメチャ興味があってレンタルしてみたのですが、しょっぱなからゲイリーのかっこよさにぶちのめされてしまった・・・という感じでした。
凄まじいキレっぷりなのにもかかわらずどこかアンニュイな雰囲気を漂わせるゲイリー。そんな彼が演じるシドは、どんな俗っぽいシーンでもSEXY且つクール。下品さなど、微塵も感じさせません。見終わった後、彼の何とも言えない不思議な光を湛えた瞳がいつまでも印象に残っていました。(残念ながら女優さんの方はあまり印象に残っていません・・・ゴメンナサイ)
2
現実劣化 2007/7/30
残念。この映画をみて、これがピストルズだと思ってはいけない。
シドだと思ってはいけない。普通映画なら、俳優を使って
現実よりもかっこよく演出できるはずなのに、
この映画は何においてもはるかに現実より劣っている。
内容も、シドとナンシーのラブストーリーできれいにまとめ上げてしまった感が否めない。
ただすべての知識を忘れて先入観なしに観るなら、そこそこによく出来た映画。
よくありがちなハリウッド仕立てのラヴストーリーってな感じがする
3
I can't live without ya. 2006/11/2
もはや有名すぎるsex pistolsベーシスト、シド・ヴィシャスと
その恋人ナンシー・スパンゲンの破滅的な愛の結末。
夢の中のようなラストシーンに、二人は一体なにを見て生きてたんだろう、
あれでしあわせだったのか・・・とか、見終わってもなにかが残ってる感じ。
愛ってなんですか!と考えさせられます。
実際のシドとナンシーとは別のものとして、純粋に映画として見てみるのがいいのかも。
4
美化 2007/4/9
スタイル以外、バンドには何も貢献しなかったベーシストと悪名の高いグルーピー、実際には胸が悪くなるカップルの代表と言っても過言ではない二人。ジャンキーの自滅を美化しすぎだ。なんでカリスマとなったのかサッパリ分からなかったが、こういった映画が更に彼を伝説にしていくんだな。
フィクションなら評価できる。
5
珍獣シド 2007/10/31
音楽的才能ゼロでルックスがいいからピストルズ崩壊寸前に無理やりベーシストとなったシドヴィシャスのバンド解散後の面白いように転がり続ける破天荒なジャンキー恋愛模様をパンク世代映画監督の第一人者と当時言われていたAコックス監督が映画化。メジャー感を漂わせつつも、随所にインディーズ的な感性が光るコックスの演出は素晴らしい。コックス監督は特にシドに感情移入するでなく、第三者的に冷静に捉えているので、ただの悪ガキが突然スターになって、調子乗っていたら、時代が変わってすっかり過去の人のシドの転がりぶりが面白い。場末のライブ会場でヘロヘロになって客も殆どいないなか下手糞な歌を歌うシドを、「ダメだこりゃ」と見つめるジョンライドンの表情が本作のスタンスをよく表しているだろう。シドの短い破天荒なジャンキーぶりを観客は安全圏から珍獣を見るような感じで楽しめる。最近「NANA」等の影響でまたシドビシャスが話題になりつつあるが、実際はピストルズのオリジナルメンバーでもないし、ベースもステージの裏で別のミュージシャンが弾いていたことが判明している。バンド在籍時こそスターだったが、バンド解散後は時代はパンクからニューウェーブに移り、PILで成功したジョンライドンにたいして、当時もう誰も注目などしていない過去の人扱いであった。時代に祭り上げられ、見捨てられた悪ガキの姿が強烈である。後、ルックス的にまるで似ていないゲイリーオールドマンだが、見進めると違和感がなくなってくるから不思議だ。