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魂の讃歌 2007/12/16
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原題は「LA VIE EN ROSE」。ピアフの愛に満ちた壮絶な生き様を,誰もが耳にしたことのある魂の歌で辿る。ピアフの情熱が乗り移ったように演じるマリオン・コティヤール,「バラ色」の時は溢れ出さんばかりの愛を惜しげもなく晒し,暗闇からも逃げずしっかりと光を当てた。
歌謡番組で聴く「愛の讃歌」が別の曲に思える。戦後日本の歌謡界にも少なからず影響を与えたであろう,エディットの「バラ色の人生」をご覧あれ。私にとって間違いなく今年のベストだ。
本編にdts音声が付くのが嬉しい。特典ディスクも楽しみだが,コンテンツを見る限り,実際のピアフの映像は収録されない。映像がないのか版権の問題なのか,残念だ。
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壮絶人生 2007/12/28
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祖母の娼館で育ち、失明の危機、路上で歌い金を稼ぐ生活からプロ歌手デビューしたと思ったら、殺人事件の容疑者になっちゃうわ、交通事故には何度もあうわ、妻子のいるボクサーと不倫して、しかもそのボクサーが事故死しちゃうわ、さらに薬物中毒で一日10本もモルヒネを打つ始末。性格も気まぐれ、ジョークはキツイ、典型的なわがままスター歌手。絶対に友達になりたくないタイプですね。
この、エディット・ピアフの壮絶な人生もスゴイが、マリオン・コティヤールのなりきりぶりがスゴイ!! とにかく、ピアフの20代から晩年までの形態模写演技(晩年の痩せ衰えた姿もリアルに再現)だけでなく、歌う場面が息継ぎがぴったりなんて当たり前で、ピアフが乗りうつった様。晩年になると、薬物中毒や不摂生のせいで、体がボロボロで、さらにリウマチで前屈みでヨボヨボと歩くのですが、そのあたりのボロボロヨボヨボぶりも凄かった。
映画を晩年のピアフがNY公演のステージで倒れるところから始め、晩年を軸にピアフの幼少から多感な青春期、恋に生きる壮年期と、過去・現在の時制が交互する構成という脚本のギミックはありますが、基本的にはオーソドックスな演出のなか、多彩な語り口での2時間20分をあきさせない。特に、最愛の男の飛行機事故の知らせを聞くワンカットのシーンが、特に素晴らしかった。もう、鳥肌もんでした。
ただ、ピアフの人生って、面白すぎるというか、あまりにも波瀾万丈すぎるために、色々と詰めこみすぎたような気もします。
蛇足ですが、「愛の賛歌」って結婚式でよく歌われるけど、歌詞の内容は不倫の歌だよね。 「バラ色の人生(ラヴィアン・ローズ)」はイブ・モンタンへの愛の歌だそうだし。まぁ、いいか。
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波乱万丈,47歳の生涯 2008/1/10
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「シャンソンなんて聞いたこともない」という方でも,エディット・ピアフという名前には聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
1963年,47歳の若さでこの世を去った彼女の歌声が,死後40年を経過した今でも色褪せることなく愛され続けているのは何故なのでしょうか? そういった疑問を解く鍵がこの作品にあります。
1915年12月19日,パリの下町の貧しい家庭に生まれたエディット・ピアフ(マリオン・コティヤール)は,幼くして父方の母親が営む売春宿に預けられ,早い時期から娼婦や売春宿への訪問者たちと接触をもち,このような状況が彼女の人格と人生観に強いインパクトを与え,彼女の音楽の特徴である“傷心的な声を伴った痛切なバラード”という形で表現されました。
オリジナルヒット曲の「バラ色の人生 La vie en rose」(1946年)や,「愛の賛歌 Hymne