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これこそが戦争のテーマ 2007/8/23
戦争映画ながらもグロいシーンはなく、戦地での男達の心境を俳優さん達の素晴らしい演技で描いている。
我々はアメリカ軍だ。いわんばかりの戦争に対する苛立ち感。その苛立ちの向かう末が戦争の無意味さを表している。現代が考えなければならないのはこういうこと・
個人的な久々の傑作。
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何か違うような作品 2007/3/12
イラク戦争に出征して、一人も殺さずに帰って来た狙撃兵のお話。
淡々とした流れで最後まで。
イラク戦争の一部分だけを局部的に切り取った作品。
切り取る部位と、切りこむ深さを間違えたのでは・・。
24のパーマー大統領が、ちょい役で出ていた。
びっくりするぐらい、どうでもいい役だったな。
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傷つかない兵士たち 2007/10/28
・・
湾岸戦争に従軍した兵士の手記を元に作成されたという点で、『西部戦線異状なし』と共通ではあるが、内容的にはかなりの隔たりがある。かたや戦争の悲惨さを嫌というほど味合わされ、あげくの果てに敵の狙撃で生命を落とす兵士の物語。かたや長い訓練の後、やっと戦地に派遣されたと思ったらまたもや待機命令。待ちに待って遭遇した敵も、あっさりと戦闘機の爆撃によって目の前から跡形もなく消え去ってしまう。そしてトラウマなど抱えるヒマもないほどあっさりと戦争は終わりを告げる。
敵兵の死を目の当たりにして<痛み>を直に感じることができた昔の戦争とは違い、最新兵器の実験場と化した戦場では一狙撃兵にできる仕事など高が知れているのかもしれない。しかし本作品のテーマは、戦争そのものがゲーム化し人の生命が軽く扱われるようになってしまったとか、そんなことではない。ジャーヘッドと呼ばれる刈上げ頭の海兵隊たちが、砂漠で何を経験したのかがただ描かれているのみ。たまたま状況が戦争だったというだけで、兵士らしいことは何一つしないまま帰国する。
『アメリカン・ビューティ』では現代家族が抱える問題を、『ロード・トゥー・パディション』では暴力と父子愛を明確に描いた名匠サム・メンディスといえども、この原作から観客の興味を示すテーマを引き出すことは難しかったようだ。同じ苦労を味わった仲間を迎えるように凱旋バスに乗り込んできたベトナム帰還兵と、ジャーヘッドたちの対面シーンは印象的だ。30年以上たった今でも深刻なトラウマを抱えていそうなベトナム帰還兵を、まるで異星人でも見るような目つきで見つめるジャーヘッドたち。帰国後、仲間の一人が死んだことが観客に知らされたとしても、この海兵隊たちに同情するのはかなり難しい。
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退屈この上ない映画 2007/11/4
この映画は戦争らしい戦闘シーンが一切ありません。
銃撃戦のようなのを期待している人は見ないほうがいいでしょう。
↓ネタばれ
最初はフルメタルジャケットを思わせる訓練所の話から始まります。
次にイラクへ飛びます。
その後だらだらと待機が176日間続きます。
その間起きるのは取るに足らない事件だけ。
やっと出撃したかと思ったら、1人も殺さずにお終い。
5
戦闘そのものではなく 2007/3/15
戦争にたずさわった人々の生活の話です。
訓練と待機が続く日々、自分が居ない間にいつのまにか変わってゆく『故郷』での生活、恋人、妻たちの心変わり。
スーパーの店員、学生、そんなどこにでも居るひとたちが異世界にある期間放り込まれ、暮らし、またもとの世界に戻るまでの楽しみ、喜び、苛立ち、哀しさ、やるせなさ、怒り、諦め、そういった感情や情景がひしひしと伝わってきます。
静香で淡々としているようで、いつのまにかひきこまれて観てしまう映画です。最後のシーンは傑作だと思います。
6
戦争の白昼夢 2008/1/7
戦闘の無い戦争
兵士にとってこれほど味気ないものは無いのかもしれません。
しかしそれは真実なのか?
作中のスオフォードやトロイはどこにでもいる普通のまともな若者だった筈。
ところがいつしか強い殺人願望を抱き、累々と死体の山を見て、そして敵にむけて一度も銃弾を発射することなく帰国する。しかし彼らに以前の面影は無く、疲弊しきっている。
戦闘の無い戦争はアメリカの強大な軍事テクノロジーがもたらした夢の様な状況です。
しかし兵士にとって戦闘は無くとも戦場にいることが戦争であり、戦場の無残な光景を直に見つめた兵士もまた戦争の被害者だと思うのです。
戦争による死や怪我だけが被害者では無く、戦場にいた人間全てが皆被害者だと思いました。
敵兵を殺すこと(すなわち人殺し)が国家の都合に左右されるなんて悲しいことです。
この作品は一見すると中身の無い戦争に主人公達が翻弄されただけの様に見えますが、実際は
戦争の無意味さと全ての被害者のうちの一端をこれまでとは異なる見方で伝えた秀作だと思います。
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新しいカタチの戦争映画 2008/2/27
戦争映画といえば、ドンパチやるものが多いがこちらは別。ほとんど戦闘なんてありません。そのため兵士たちはストレスをためていってしまいます。
作品としては、さすがサム・メンデスだけあってセンスが良いです。ひとつひとつの映像が綺麗で、美しい。そして音楽が最高。劇中も音楽が効果的につかわれていて、より一層引き込まれました。
決してドンパチは期待しないで観てください。だんだんとストレスを溜めていく兵士の姿には、これまで経験しなかった怖さを感じます。
全体的にコメディタッチにも思えますが、観終わったあとに考えさせられる映画です。