1
すべての映画ファン必見 2007/10/3
小津作品の系譜には、この「晩春」以前と「晩春」以後がある、と言っても過言ではない、昭和24年製作の金字塔。そしてこれ以降の小津作品の多くに「変奏曲」として奏でられるさまざまなパターンを確立する。
そのパターンとは、
1.鎌倉または東京山の手の「中の上」の人々が主人公になり、生活苦にあえぐ人々は主人公に はならなくなる。
2.適齢期を迎えても嫁に行かない娘をかかえる家族の悩みが重要なモチーフとなる。
3.東宝から原節子が初めて招かれ、以後小津組常連となる。
4.笠智衆の「上品なフケ役」が確立する。
5.文学座のエース杉村春子が初登場して円熟の演技をみせ、以後新劇系の芸達者たちが次々と 登場する(中村伸郎、東山千栄子、東野英治郎etc)。
6.それと同時にそれまで小津組の常連だった、吉川満子、飯田蝶子、坂本武といったひとたちは出演しなくなる。
といったところです。ちなみに小津監督が原節子を見初めたのが、山中貞雄の「河内山宗俊」(昭和11年)だそうですから、出演にこぎつけるまで戦争をはさんで10年余り。この作品での彼女の輝くばかりの美しさを見れば、待った甲斐はあるというものです。
2
日本の聖女といわれた女優・原節子 2008/3/3
・・
ハリウット女優のイングリット バーグマンを思わせるその清らかな美しさに驚きました、1949年公開作品との事ですが、貞淑であれといわれたかつての日本の理想の女性像そのままな彼女は本当に可憐です、早くに妻を亡くし、一人娘ももう28歳、そろそろ嫁にやらなければならない、、、でも、娘はやもめな父親が大好きで心配で心配で、とてもじゃないけど、父を残してお嫁になど行く事は出来ない、父の想い、娘の想いの純粋さにただただ、感動しました、古きよき時代の日本人の素晴らしさをどうぞ、お楽しみ下さいませ。