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判断に苦しむ。 2006/6/30
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本当ならば、20世紀のBest10に入ってもいい曲についての本人のインタビューは、その作者が「寡黙」「神秘」で覆われた存在であっただけに、「興味深い」。
が・・・正直言うと、ディランファンと公言できる人間であるから、文句を言うことは控えるが、ちょいと、間延びした、編集ではないだろうか?
ディランに興味があるけど、そんなに詳しくないという人たちにとっては、この作品は、「マニアック」又は「難しい」と思えるのではないだろうか?
ディランだから、こういう編集をしてもクレームはつかないというたかをくくった、「なめた」作品であったという評価が出ても、この作品を見て感動した私は、反論できない。
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まさに彼は吟遊詩人。 2007/5/4
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ディランを知った時、既に彼は神格化されていた。単なる歌い手ではなく時代を創造した特別な存在とされていた。このDVDは、ディランがどうしてそういった存在になってゆくかを知るという面では非常に興味深い作品であった。音楽は高校時代にロックンロールでスタートしたこと。校長先生が途中で幕を降ろしたこと。ミネアポリスの大学に行くが学校には殆ど出ず、ウディ・ガスリーに心酔する。伝統の音楽で現代を歌うスタイルができあがる。そんな時にニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジに滞在する。このほんの2-3か月でディランは変わったという。ヴィレッジは当時のモダン・アーティストの巣窟。詩人としての霊的能力が舞い降りる。口から出る言葉で次々と作品が生み出されてゆく。まさに吟遊詩人。アメリカの正統なフォーク・シンガーの担い手として目されるようになり、公民権運動に加わる。有名なキング牧師の演説が行われたワシントン大行進でも歌った。学生運動、ベトナム戦争で苦しむアメリカの若者が自分達の仲間だと思い始める。音楽以外の側面が肥大化してゆく。しかしディランはやりたいことをやっているだけ。そして「ライク・ア・ローリングストーン」。フォークソングの裏切り者と言われ、ステージに立つ彼に浴びせかける罵声。動揺するディラン。変わり続けるディランにファンもマスコミもいきり立つが、ディランは意に介せず道を突き進んでゆく。このDVDは、ファンの野次が飛び交い、ディランがステージでやり返すようなロンドンでのステージの模様をメインに、関係者の証言とフイルムや写真でディランの実像を浮かび上がらせてゆく。さすがは、マーティン・スコセッシ監督。ボブ・ディランに興味をお持ちの方には是非ともお勧め。できれば続編が見たいところ。
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最もロックな瞬間 2006/10/17
長尺の作品だけにいろいろ見所はあるが、とにかく1966年、いわゆる「ロイヤルアルバートホールコンサート(実際は違った)」での『ライクアローリングストーン』に尽きる。まさかこれが映像で見られるとは!!
こころない観客とのやり取りの後、伝説の「Play it fuckin' loud」で始まる叩きつけるような、正に叩きつけるようなとしか言いようの無いハードな演奏。
どんなにハードコアといわれるような音楽よりも、これほどロックが正しくロックであった瞬間を私は知らない。
これを目にする為だけにでも買う価値がある。
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60年代のライブに行きたい!! 2006/8/15
ボブ・ディランがフォークギターをエレキに持ちかえたら・・・。
ファンから罵声を浴びた。そういう話は活字では何度も読んだが、想像
するしかなかった。しかし、それが生々しい映像で見ることができると
は・・・。想像以上にすごかった。
マーティン・スコッセシが描く初期のボブ・ディランは、最初は教祖誕
生の瞬間のストーリーになるかと思っていたが、60年代後半という
混迷した時代に生きた1人の若者としてボブ・ディランを描いている。
また、この頃のディランのライブシーンのかっこよさといったら・・・。
ピアノで激しく表現しながら「やせっぽちのバラッド」を弾き語るシーンは必見。
さらに罵声を浴びせるファンを尻目に「大きい音で演ろう」
とバンドに声をかけて「ライク・ア・ローリング・ストーン」を激しくエレキ・ギターで
掻き鳴らすシーンはかっこよすぎて鳥肌もの・・・・。
と、色々と語り尽くせない208分、ディランファンのみなさまだけに
お薦めします。
5
到るべき家路 2006/5/12
家路とは帰路でもなければ過去でもない。US版のDVDとNHK-Hivion放映そして渋谷のロードショーのスクリーンでこのスコセッシの作品を観て「no direction home」の意味が初めて理解できたように思えた。家に帰る道などないのだ。それは未来にむかっているものであり、到るべき地点に必然か偶然によって導かれる方向のことなのだ。いみじくもDylan自身オープニングからそのことを語っている。
この作品の卓越した完成度や内容のすばらしさはすでに以前にもUS版DVDの批評に書いたので省略するが、今再び真の傑作であることを痛感する。それは、あのLike arolling stoneを軸とした流れの中に、まさに人間の過去ではなく「今」と、これからむかう道について、この道の方向は定まっていないし、定める必要もないことを、Dylan自身の言葉と映像によって描き出す。
Dylanの軌跡は人間の精神の崇高な葛藤の軌跡であり「生き続ける」痛々しいほどの真摯な姿である。No direction homeで良いのだ、No direction homeであるべきなのだ。そのことを描ききった点においても本作品は傑作なのである。スコセッシの視点も、Dylanの過去も現在も通常の回顧的なミュージックビデオや伝記ものとは別格の意味をもつのである。
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BSで観たから、録画したからこのDVDは買わなくていいと思わないで下さい。 2006/6/27
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私はNHK-BSで昨年本編を観た後、このDVDが発売されるのを心待ちにしていた。本編は66年UKツァーまでのDylanの歴史的映像の連続で、その素晴しさは既に何人かのReviewerの方が記している通りであるが、DVDの特性を生かして英語と日本語を同時に表示させることによって、Dylan等の発言をより深く理解することができる。それにしても、「はげしい雨が降る」を初めて聞いたときに泣いたというアレン・ギンズバーグの発言、あるいは心強いバックバンドであるThe Bandを騎士たちのようだというDylanの言葉等は、当時のアメリカの文化、ロックの流れをなまなましく活写していて心に響く。さて、BS等で本編を見た人の中には、折角のDylanの演奏が細切れになって、フルで演奏される曲が1曲もなかったことが心残りだった人も多いのではなかろうか。嬉しいことに、このDVDでは特典としてDylanのFull length performanceが数曲収められている。その中では、65、66年のUK Tourのときのものが素晴しい。あのホテルでの騒ぎの中で、生まれて間もないLove minus zeroをDylanがギター1本で弾き通し、最後には皆が聞きほれてしまう場面、そしてやはりコンサートでのLike a rolling stone, One too many morningsの演奏は圧巻である。それから、本編でインタビューを受けた、Baezを含む4人が各々Dylanの曲を歌う貴重な場面も収められている。Dylanの盟友Baezが時折Dylanのマネをしながら、Love is just a four-letter wordを最後まで演奏する場面は、2人の巨人の織り成してきた歴史に思いが及び、本当に胸に染みる。それら特典を含め、本DVDは疑いなく何回も観たくなる作品である。
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ディランの一瞬は、凡人の40年! 2006/4/27
大変見応えのある作品でした。あの当時PPMのコピーバンドに熱中していた私にとって、エレキ化したディランの姿は、・・切られた!・とまでは行かなくとも、結構ガッカリしたことを覚えております。その後の記憶が殆どないことから、ディラン関連の話題は私の周囲から早々に消えていったようです。それからは、ストーンズ・クラプトン・クリーム等を経てジャズに出会い、現在はブルースも居心地の良い音楽となっています。
今回は懐かしい気持ちで映画館に足を運びましたが、まさに・目から鱗・を実感できました。ディランの電化サウンドの何と素晴らしいことか!凡人の私には、40年という歳月が過ぎてようやく理解できました。・ディランは過去の人・と思い込んでいたので、今回映画を観なかったら、勘違いしたまま一生を終えてしまうところでした。『みんなどうしちゃったんだよ!』と訴え返す彼の姿が痛々しくてやり切れません。暇つぶし半分で入ったつもりなのに、若かったときのことを山ほど思い出し、いささか無念な気持ちで映画を観終えました。凡人の私には、この40年の音楽遍歴は試行錯誤の連続でしたが、『ま、それはそれで楽しかった』と自分を慰めているところです。
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また見たい、今見たい、今すぐ見たい。 2006/4/16
吉祥寺のバウスシアターで見ましたけど、えらく感動しました。
エツ、こんな映像が残ってたの、って連続で映画が出来上がっています。
もうたまりません。歴史的遺産ですね。ROCKを聴かない人も、
全ての人に見て欲しい。そんなに尖がっててだいじょぶ?
死ななくて良かったね。
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ディランファンとしては最高のドキュメンタリー映画であり1級の資料 2006/7/5
3時間半という長さに初めはしり込みした。
しかし、一度始まると一気呵成に全編見入ってしまう。
短い3時間半だ。
ディランの哲学、思想・・・。
そんなもんはどうだっていいじゃん。
伝わらないのであれば「観る」力が無いだけのこと。
私には十分伝わった。
単なる回顧録ではなく、当時の社会背景、人間関係など複雑に絡み合った状況を多面的なインタヴューで浮き彫りにしている。
デビュー~バイク事故までのディランの状況が今までの資料を読んだり音源を聞く以上に理解できる。
ドキュメンタリー映画として、音楽映画として、秀逸な作品だ。
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ただのミーハーなファンの感想です。 2006/10/29
「おまえなんか信じないぜ!」
お客様は神様です。。。(古いけど)のハズなのにブーイングのオーディエンスに食ってかかるボブディラン。
ロック界の「その時歴史が動いた」瞬間ですよ。きっと。。。
ロックファンなら観とかなきゃいけないのでは??(笑)
「デカイ音で演ろうぜ!」
ディランがバンドに指示を与えた後の「ライクアローリングストーン」は圧巻!!
久しぶりに背筋に電気が走りました。サイコー!
それにしても若いディランは超カッコいい!!
ファッションセンスもイケてます。