長閑なアミティ島の海岸で、若い女性の遺骸が発見される。警察署長のブロディはそれがサメによるものと見て、ビーチの閉鎖を主張する。しかし、安全よりも観光客による町の利益を優先する市長は取り合おうとしない。そんな折り、ブロディの不安は的中し、賑うビーチで少年が海中に消えた。第二の犠牲者が出たのだ。意を決したブロディは、長年サメを追い続けてきた漁師クイントと海洋学者フーパーとともに、恐怖に落とし入れた巨大な人食いザメに立ち向かう!
アミティビルで、サメに襲われた女性の死体があがった。保安官ブロディや海洋学者は海水浴場の閉鎖を進言するが、そこが市の収入源であるため、市長は耳を貸さない。悲劇はさらに起こり、ブロディたちはサメ退治に向かった。
1975年に公開され、それまでの興行成績を大幅に塗り替えたメガヒット作である。スティーヴン・スピルバーグが、弱冠27歳にして作りあげたサスペンス大作だ。保安官ブロディをロイ・シャイダーが、海洋学者をリチャード・ドレイファスが、そして漁師クイントをロバート・ショウが演じている。(アルジオン北村)
1
映画は最高!そしてDVDの出来ばえも最高! 2002/2/11
映画がすごいのは今更言うまでもありません。
ただDVD化となると、DVDならではのプラスアルファを期待してしまいます。その点これはまさにコレクターのマストアイテム。特典がボリュームいっぱい。それだけではなく、ビデオよりも画質が格段に良くなっているみたい。やっぱりDVD化ともなればこのくらいはやって欲しい。
2
四半世紀の時を越えても生き続ける名作 2003/6/6
・・
「ジョーズ」が公開された当時の私は小学6年生でしたが、警察署長ブローディがサメ襲来という緊急事態を前に独り思い悩む次の場面を憶えています。自宅で両手を組み合わせて沈思黙考している彼の姿を幼い息子がそっくり真似しておどけてみせます。およそ30年前の私は父親の仕草を模写する息子のほうに感情移入し、その滑稽さに笑ったものです。
今回見直すと、ブローディ署長の胸中のほうが心に迫ってきました。自分の仕草を無邪気に真似る最愛の息子がサメの犠牲になることだけは是が非でも回避したい。キスしておくれと思わずささやくブローディに、息子はその理由を測りかねて「なぜ?」と尋ねます。答はわずか一言。「私にはそれが必要なんだ」。 当時は気がつきませんでしたが、ブローディがやがてサメ退治に立ち上がるのは単なる職業的使命感からではなく、家族を守るためなのだということをこの場面は明示しているのです。 スピルバーグの映画は父性の喪失を軸としているという指摘があります。母子家庭(「未知との遭遇」「ET」)や、子を失うことによって父としての人生から下車することを余儀なくされた主人公(「マイノリティ・リポート」)がもっぱら登場するからです。「ジョーズ」の主人公もその父性の喪失の縁(ふち)にあります。父性の維持のためにサメと対峙する道を選びとる家庭人の姿に、不惑を迎える私は新たな感慨を覚えるのです。 幼い頃に心踊る思いで見た映画を長じてから見直すと、作品の底の浅さに愕然とさせられる経験が時としてありますが、この映画は世代や時代を越えて観る者の胸を打つ秀作でした。そのことをとても嬉しく感じました。 なおこのDVDにはスペイン語の吹き替えと字幕も入っています。英語で聞きながらスペイン語の字幕を読んだり、スペイン語で聞きながら日本語の字幕を読んだりと、語学の勉強にも使える一枚だということを付記しておきます。
3
小説は過去の芸術 2002/12/23
・・
小説はもはや過去の芸術になった--。ジョーズを初めて観たときにこう感じた。むろん小説と映画は別の芸術だが、どんなに小説が頑張ってもこんな手に汗を握る体験を与えることはできないからだ。たくさんの亜流が作られたが、この演出力を超えることは出来なかった。
特典の方も、DVD化はこうあるべしというほどの充実度でうれしい。
4
スピルバーグ作品の最高傑作 2003/12/28
私がこの映画を初めて見たのは、小学校に上がる前のまだ5才のとき。親父に無理矢理映画館に連れていかれた。上映中はほとんど眼を閉じていたが、テーマソングのコントラバスの響きがいつまでも耳に残ってしまい、夜布団に入ってもなかなか寝つけない日が続いた記憶がある。「海=怖いサメ」というイメージが出来上がったしまったのはこの映画せいだ。しかし、20代になって改めてこの作品の見直すと・・・恐怖映画・パニック映画という枠の中には収まりきらない「大作」であることが分かる。ロイ・シャイダー、リチャードドレイファス、ロバートショーという、演技派の俳優を起用したのも大きい。ロボットサメも30年近く前の技術とは思えないほど精巧に作られており(メイキングは必見)現在主流のCGものより遙かにリアルで迫力がある。映画に必要な全ての要素がつまったスピルバーグの最高傑作だ。
5
船の上 2003/10/30
ロバート・ショウが、夜、船上で昔話や夢を語るシーン好きです。スピルバーグは、こんなシーンがいいですよね・・・
音楽も最高ですし・・・恐怖が近づくテーマとしては、ホント音楽が近づいてきます。
6
スピルバーグの出世作。 2003/12/24
この間テレビでジョーズの裏話をしていた。
まぁ、そういう話を聞けば聞くほどスピルバーグの腕に感服する。
私はこの映画がスピルバーグの以後の映画の方向性を決めた大事な映画だと思う。 音や、鮫の目線からの映像、叫び声、音楽を駆使し
とてつもない緊迫した映像になっている。 プライベートライアンを見たあとにジョーズに似ているなぁとすごく思った。 臨場感、緊迫感、などの雰囲気をここまで表現できる監督は
他にはいないだろう。 これからもスピルバーグには期待していきたい。
7
スピルバーグ、パニック最高傑作 2002/10/5
スピルバーグは色々なジャンルに挑戦していますが、パニック作品では激突を抜いてジョーズが最高峰だと思います。
オープニングと良い、ジョン・ウイリアムスの音楽といい最高の出来だと思います。
一時アメリカでは、この作品を上映した為に海に人が来なくなったと言う逸話まで残っていています。
また、出演者もいいですね、ロイ・シャイダー、ロバート・ショー、リチャード・ドレイファス当然みんな若いのですが、
曲者ぞろいで作品を盛り上げています。
コレクションには当然無いといけない作品です。
8
いつまでも輝く名作 2002/10/27
・・
パニックムービーであるけれど、それ以上に男たちのドラマが熱い。なにかが忍び寄るシーンには必ず流れるジョン・ウイリアムズの楽曲も何回聞いても素晴らしい。
原作にはあった ブロディ署長と妻、そしてフーバーの三角関係(というか妻側の心理描写部分)が 映画版では抜け落ちているのが気になっていたのですが、NG集にその描写があってびっくり。
9
スピルバーグの事が一番良く分かる映画です 2003/7/28
「E.T.」「ジュラシック・パーク」で、観客を楽しませたり、ハラハラさせたり映画が出来るエンターテイメントの手法全てがこの「ジョーズ」で既に完成されています。原作を大きく改ざんしながらも脚本は映画として無駄が無く、しかも視覚効果は特撮技術ではなく、映像と編集で恐怖をあおり、音楽もたったの2音(お馴染みのレ~ミッ!レ~ミッ!ですね)だけでテ~~ーマ曲を作ると言う実験的にもかかわらず、シンボルにまでなるほど有名になるなど、映画を面白くする要素がすべてつまってます。それにも関わらず、ドキュメンタリーを見ると、いかにこの映画と作るのに製作陣が(特に監督が)行き詰まり、挫折感を味わっていたのかその苦労がひしひしと伝わってきてその成功の裏話としてはドキュメンタリーとしても傑作です~~。それが、この値段で買えるのは驚愕に等しいです。映画を勉強したいなと思っている人はもちろん、教科書としてじっくり研究してみて下さい。なぜ、スピルバーグが面白い映画を撮れる監督なのか分かるかもしれません。~
10
とにかく最高のエンターテイメント 2003/10/28
・・
この映画への賛辞はもう出尽くしているだろう。とにかく、脚本・演出・音楽、映画としての完成度がこれ以上のデキはそうない。”サメは怖い”我々にその意識の原型を植え付けた記念碑的な作品。未体験の方はぜひ。絶対損はありません。この映画で最も好きな部分を。一つは主人公三人のアンサンブル。オルカ号の中で酒に酔っての絡みのシーンで、立場や考え方を超えて和解してゆくところが大好き。オヤジ達が子供のように武勇伝を語るところは本当に可愛いし、クイントのモノローグは深く心に残る。二つは、サメ狩を買って出たクイント役のロバート・ショーの演技はいい意味で最高に下種でパワフル。俳優としてキャリア絶好調の時期になくなられてしまったけれど、本当に残念だ。