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アニメ版第1期の折り返し、インターミッション的な巻です 2007/1/12
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アニメ版『ひぐらしのなく頃に』第5巻。『祟殺し編』最終話と『暇潰し編』(全2話)が収録されています。全体で言うと全26話中の第13話から第15話に該当し、丁度折り返し点、且つ「出題編」のラストとなっています。
『祟殺し編』最終話は、ほぼ圭一と沙都子の最後のすれ違いに費やされています。エピローグに至るまでの展開は、声優さんの優れた演技もあって、何とか原作のテイストは再現出来ていたと思います。一部テレビ放送時と異なるシーンがあり、それがかなり悲惨なシーンであるだけに賛否を分けそうですが、これも『ひぐらし』らしさだと評価出来ると思います。
問題はエピローグ。非常に無機質な演出で締められていますが、原作に溢れていた「最悪のクライマックスシーン」の迫力は皆無で、ただ後味の悪さのみが残ります。原作を知らない方がこれでこのシナリオに魅力を感じられるのか、甚だ疑問ですね。
『暇潰し編』はもともとの原作が短いので、他編以上に原作のテイストは残せた(麻雀シーンの割愛は残念ですが止むを得ないでしょう)と思いますが、赤坂のキャラが少々ひ弱すぎる印象でしたね。誘拐現場にスーツで乗り込むって言うのはいくら何でも場違いでしょう。
今巻にはレナ・魅音・詩音等のメインキャラがほとんど登場しません。萌え要素、ギャグ要素も薄い上、惨劇も一部を除けば極端に印象的には描かれていませんので、イマイチ存在感に欠けるパートと言う印象ですね。ただ、幸いに第2期の制作が発表されましたので、そちらへつなぐ橋渡しとしては重要なパートでもあります。『暇潰し編』は割愛の予定もあったそうですが、そこまで愚かではなかったスタッフの見識を先ずは評価したいと思います。
封入特典の『ひぐらし』を特集したフリーペーパーの縮刷復刻版は、特にコミック版ファンにとっては嬉しい内容ですが、どうせなら縮刷せず出して欲しかったですね。これでは記事が全く読めません。
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詩情纏いし強き言説。 2006/7/16
「ひぐらしのなく頃に第5巻」は祟殺し編その5と暇潰し編(全2話)を収録。暇潰し編はこれまでの3編と同
様相互にパラレルな世界観の独立した物語だが今回は殊更趣を異にする。メインキャラクターは古手梨花と赤坂
衛(まもる)。後者はこれまでの3編には登場していない。警視庁の刑事である赤坂は誘拐事件の捜査で雛見沢
を訪れる。バス停での梨花との出会いからして、これまで以上にゆったりとした空気が物語を包み込んでいる。
梨花は「ひぐらし」の中でも神秘と無垢を併せ持つ特異なキャラクターで、饒舌でなくのんびりとしていて自分
だけの世界を固持している。彼女の持つ空気感が暇潰し編のテンポを決定しているように思う。私はここまでの
4編の中で暇潰し編が一番好きだ。この編だけが他編にない詩情と寓意を湛えてある。暴力的な場面、グロテス
クな描写は比較的少ない。これまで漠然と考えていたオヤシロさまという見えざる意思についても人間との遠い
距離感を思わせた。梨花に突然憑依する別人格。それをオヤシロさまだと考えるべきか。けれど語られる言葉は
梨花の感情と深く結びついている。「大好きな友人たちに囲まれて楽しく日々を過ごしたい。死にたくない」と
は梨花の思いではないか。連続して起こる事件を「これは誰の予定なのか?」と言ったのがオヤシロさまである
なら、つまり「オヤシロさまの祟り」とは村を呑み込んだ火山ガスを指すとしても、連鎖的に起こった綿流しの
惨劇を指すものではない。梨花が大人同士の密談を寝そべって聴いていたように、その意思は人間同士の身勝手
な争いを蔑むようにただ見つめていただけだ。赤坂に縋って「僕たちは此処でしか生きていけないのです」と言
った梨花の言葉に重ねて込められたメッセージを、梨花のたどった運命に照らして考えてみるとき、この物語が
現代の見渡す限り醜悪な世相への痛烈な批判と警鐘であることを最早読み取らない分けにはいかない。
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赤坂がカッコいい 2006/10/16
この巻では祟殺し編最終話と暇潰し編2話からの構成で、梨花の死についての謎に焦点を
あてた内容になっています。
ただ祟殺し編については圭一が突き落とされてから…急に病院に運ばれるシーンに変わるので
アニメしか見ていない方は災害後の様子が描かれた漫画や原作・CDをおススメします。
暇潰し編はとても自然が綺麗と同時に、赤坂が漫画のようにイメージ壊れせずカッコよく
描かれているので是非こちらを見て欲しいです。
ちなみに梨花ちゃんは、赤坂といる時は瞳孔が開きっぱなしで可愛いですv
新作アニメDVDも全巻購入特典としてついてくるということで、楽しみです!
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暇潰し編は評価できる 2006/12/13
13話の崇殺し最終話は非常に出来が悪いです。非常にグロテスクなシーンがあるからです。確かに映像化すればああなるかも知れませんが、何も直接的な表現にする必要は無いと思います。どうもこのアニメは原作の恐怖感を表現する力が足りないと思います。それを、極端な表情や行動、極度の暴力シーンで補おうとする意図は明白です。
他方、14、15話の暇潰し編はそれほど破綻のないシナリオで作られていました。赤坂や梨花、牧野さんの演技もいい味出していました。ただ戦闘シーンが非常につたなかったです。製作スタッフの限界が垣間見えると思います。