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戦争賛美映画 2007/1/15
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これはアメリカ政府が、国民に戦争をさせるための教育映画か?
兵士の会話から節々に聞こえる「故郷へ帰りたい」「ママ」という叫びだけでは、
戦争の無意味さを訴えているとは到底思えないし、
むしろ戦死したことを美談として語る、戦争万歳映画ととれなくもないが、
別にそういうわけでもなさそうだ。
この映画をいいという人は、戦争のシーンを生々しく描いた冒頭部分を絶賛するが、
確かにリアリティあふれる「素晴らしい」映像なのかもしれないけど、
その後に続くストーリーに意味がなければ、
単なる映像オタクが技術に凝っただけであって、
ストーリーやテーマも含めてすべてトータルで見るのが
「映画」であって、1部分の映像がすごいからどうのなんて話はまったくナンセンス。
しかもその冒頭シーンのリアリティが、
「戦争の悲惨さ」を訴えるためのものという意味ならわかるが、
その後に続くストーリーを見ていく限りでは、到底そういう映画とは思えない。
ただこの映画は絶対アメリカ人には受けるよ。
アメリカ戦争賛美教育映画として、軍隊に入隊する新人に研修で見せたらいいんじゃないか。
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良い 2006/9/29
リアルな描写もどこか無機質で感情の押し付けを感じさせず、ただこれが戦場なんだ、というメッセージが自分に送られて来たみたいでした。そして、そのあとどう考えるかは自分次第という風に感じました。戦争映画は苦手ですがこの映画だけは例外です。映画館で観たときの臨場感こそないですが、また改めて観たいと思って買いました。
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映画のなかの映画 2006/9/13
改めてスピルバーグの凄さをかんじた。
リアルな映像にしっかりと一人一人の個性や友情が表されている。
また映画を盛り上げるジョンウィリアムズの音楽も最高だ。
エンドロールの音楽を聞くだけで、映画のシーンがよみがえり、それに自分の感情がプラスされて自然と涙がこみあげる。
スピルバーグが私たちに伝えたかったものはなんなのか。
それは見た人それぞれ違うだろう。
人に何かを感じさせることが映画の本来の魅力だろう。
監督、俳優、作曲家全てが一流の必見の映画である。
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正義のための戦い・ 2007/4/9
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1999年アカデミー賞11部門にノミネートされ、そのうち5つのオスカーを受賞したスピルバーグ監督の傑作です。人気テレビシリーズであったビック・モロー主演の『コンバット』を思い出させる小隊での任務は、どうしてもトム・ハンクスとサンダース軍曹を比較してしまう。
アメリカにとって、第二次大戦のヨーロッパ戦線で最も有名な戦いであったノルマンディー上陸作戦は多くの犠牲者をだしながらも、その後のドイツからのフランス開放への突破口になったことは言うまでもない。アメリカが正義のために戦っているというのは現在のイラク戦争も同じであるが、実際のところ、ひとりひとりの兵士の心情はそんな映画になるようなものでは決してない。
州兵に志願するのも、月に数万円程度の収入のためであり、いざ戦争ともなれば、本職よりいい給料が与えられるためだが、戦地へ行きたくないためにあの手この手を使って除隊する者が多いのが現実だ、もちろん、海兵隊をはじめとする職業軍人であっても、士官でなければよりいい仕事が見つかるまでのつなぎとしか考えていない兵士も多い。
この作品をただの映画としてみるのであれば、とてもいい映画であることは間違いないが、アメリカの軍事政策の是非を問うことに、この様なハリウッド映画を参考にするのは危険であるし、戦争を肯定するようなことになりかねない。
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自分的映画論 2006/10/12
「戦場の苦痛や悲惨さをあらわしている、戦争なんて最悪なものだというメッセージを伝えているんだ。」と、ただ<プライベート・ライアン>を観てこんな感想は持ってはいけない。なぜなら、ノルマンディー上陸作戦がもしなかったら、ユダヤ人はナチスドイツに皆殺しにされていたのだから。たとえば、広島と長崎に原子爆弾を投下された。なぜなら「日本が悪で、戦争をやめる機会は幾らでもあったのにやめなかった。原爆を投下されたのは仕方がない。」なんて多くの日本人がそう思っているように。曲がった歴史観に共鳴し、映画を観た感想と言って平和平和というのは良くない。
*映画の完成度やリアリティーがとても良い◎。
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スピルバーグの残した戦争映画の傑作 2007/7/22
戦争映画には名作が多いし、スピルバーグにはすぐれたヒューマン・ドラマが多い。このふたつの要素の合体は80年代に「太陽の帝国」を生み出しましたが、本作品はそれをさらに超え、ついに生み出された傑作とおもいます。
冒頭、上陸作戦の怒涛の戦闘シーンで始まり、凄まじい映像でぐいぐいと引き込まれます。中盤以降は、政治的事情で米国軍が平凡な家庭出身の青年兵士ライアンを戦場から救出する人間ドラマ。トム・ハンクスとスピルバーグの黄金のコンビの真骨頂です。ライアンを救うために撃たれる、ハンクス演じる上司の人間像と、そのみごとな最後が、胸を鋭くえぐってきて泣かされます。
そして最後に米国のとある場所、老いたライアンのきわめて美しい回想シーンに、人間を愛するスピルバーグのメッセージが強くこめられているようにおもいます。この感動的シーンが、凄惨さが焼くつく「プラトーン」とは異なった、ヒューマン・ドラマとしての色彩と、風韻を、この作品にあたえていると感じられます。
2度目のアカデミー賞監督賞をこれでとったようにこの超巨匠のこの作品にかける情熱と気迫が伝わってくる、戦争映画史上に残る傑作、とおもいます。
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実際の歩兵たちの生き様がしっかりと描写されている作品。 2007/2/24
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トムハンクスは本当に映画に恵まれている。
それともトムハンクスが映画をここまでのものにしているのか。
どちらにしてもこの映画は面白い。
よくありがちな上層部(特殊任務とか特別捜査官とか雲の上の出来事的な)の映画ではなく、
しっかりと歩兵とその周りの人間的な映画なので、リアルで面白い。
戦争を考えさせられ、トムハンクスの演技に魅了される。
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印象深い映画。 2007/9/14
これは私が小学5年か4年の時に,洋画が大好きな父と見た作品です。
内容はまだ小さかったので理解できませんでしたが,
最初の戦闘のシーンは本当に悲惨です。
映像はとても綺麗なので兵士の傷や表情,,何もかもリアルです。
今でも鮮明に思いだします。
特に印象に残っている場面が,塔から隠れて兵士が敵に向かって十字架を切りながら,
銃で殺していくのですが,もう兵士もガクガクになっていて…
とてもリアルです。
アメリカの映画ですが,戦場の様子がひしひしと伝わってきます。
しかし私にとっては
グロくて嫌な戦争映画ではなく
もう一度見たいと思う映画でした。
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リアルなのがつらい 2006/6/26
冒頭の「上陸作戦」や、その後も延々と続く戦場の場面で
ひょんと死ぬる、沢山の人々。
これだけ長時間の作品にして、作り手が言いたかったのは
「命を大切に」というラストの言葉?
異論は誰にもないだろうけど… 何ともつらすぎる。
スティーブンキングの大・長編の、救いのない読後に似ていました。
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ライアン二等兵を助けなれば、世界の歴史は変わっていた!! 2007/11/7
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なぜ一介の二等兵を助けに行くのか分からないという意見がきかれる。こんな作戦ありえないと思われがちだが、実際には実にありそうな設定である。第二次世界大戦時のアメリカでは国内で強烈な反戦運動あり、国民の大半は戦争への参加に反対していた。アメリカ人にすれば地球の裏側で起こった戦いに、なぜ愛する子供たちを送り出さねばならないのか?ということだ。しかし、アメリカ政府としては政治的な視点から是が非でも参戦したかったのだ。そうした国民感情を払拭させたのが日本軍による真珠湾奇襲攻撃であり、ドイツ軍潜水艦によるアメリカ客船の攻撃(後にアメリカ政府による捏造事件と分かる)であった。太平洋戦争で疲弊していたアメリカは欧州戦線へ参加することにも国民は納得していなかった。もし、映画のようにライアン4人の兄弟の死が新聞報道でもされれば、アメリカ国内での反戦意識が復活し戦争継続に支障があることは間違いない。(アメリカは民主主義だし、何せ戦争の為の軍事費用は国民の軍事国債で賄っていたからだ…)トムハンクスが劇中で救出作戦を「これは広報活動だよ」と言った理由はここにある。つまり、1人を救うこと、それで戦争継続の障害を取り除き、ヨーロッパ世界を救うことになるのだ。この映画の脚本は架空のものだが、当時実際に似たような事件が起こっている。4人の兄弟兵士の内、3人が戦死したのでアメリカ政府は慌てて残りの1人を国内へ帰還させている。ドイツを倒さねば、ドイツはいずれソ連に負けてオセロのようにヨーロッパは共産圏になる。それをアメリカは恐れた。その焦りが後のマーケットガーデン作戦(映画「遠すぎた橋」)のような無理な作戦を生み出した。歴史的な背景を知ればよりリアルに観られる映画である。二等兵ライアンを一人を救ったことで「世界は変わった」という話は実に面白い。しかし、これは実話ではない。後にスピルバーグがプロデュースし、クリント・イーストウッドが監督をつとめた「父親たちの星条旗」で「あの星条旗をたてる」1枚の写真がなかったら…、日本の無条件降伏はなったという実話につながっていくのだろう。真実は小説より奇なりである。