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主人公のひたむきさ 2006/5/3
しばらく経って、再び観たくなる映画はそうそうあるものではない。
この『フォレスト・ガンプ』という作品は、不思議な映画で何度観ても面白く感じられる作品である。
主人公はハンディキャップを背負っているが、ひたむきに真っ直ぐに人生を歩んでいく。
1950年代から1980年代のアメリカ社会を縦軸にして、ママ・最愛の人ジェニー・友人ババとダン中尉といった人間関係を横軸にして物語が進んで行く。
それらが複雑に絡み合い、主人公の意思とは無関係に時代は変わり、周囲の人物もその波に押し流されるように変わっていくが、なぜか主人公はその時代のただ中にも居ても変わらずにいる。周りの評価は変わっても、フォレストはただひたむきに生きているからかもしれない。
あのフォレストの元にやって来て、また飛び去って行く「羽」は何を意味し、何を象徴しているのだろうか・・・。
ジェニーの墓前に立ち『運命』について考え、語るフォレスト。あの「羽」は、人の『運命』の象徴なのかもしれない。あるいは、抗えぬ『自然の法則』なのか。
観るたびごとに考えさせられる作品である。
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知的障害者を便利に使うな! 2007/8/19
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知的障害者の純粋さはIQが低いゆえに、自分の利害の損得を計算して行動しないことにある。そのため、この主人公の言動は愛情や優しさにあふれ、非常に感動的である。回りの人間もガンプに優しく接しており、理解しようと努力しようとする人もいる。しかしその反面、我慢が出来なかったりといった知的障害者の欠点には目をつぶってしまっている。それがこの作品の成功の最大の理由だであり、唯一の欠点でもある。
画面の中の出来事には感動もするし、我々はガンプを応援したくなるが、基本的には空想上の物語であり、実際の知的障害者の人生には、こんなドラマチックな出来事ばかりあるはずはない。知的障害者であることを必要以上に美化してしまう傾向は「アイ・アム・サム」でも見られたが、映画に感動して涙しても、翌日、日常に戻ればトム・ハンクス演じるガンプや、「アイ・アム・サム」でショーン・ペンが演じたサムのような綺麗な格好で、善意と優しさのみに満ちた知的障害者を我々が見かけることはない。(普通に見かける知的障害者は純粋な面を持っていたり、自立するための努力もしながら、多動や独り言を言いながら歩いていたり電車に乗っていたりして、周囲の健常者に気味悪がられてしまう存在でもある)
知的障害がない人間が優しく純粋に生きようとしても、他人に対する嫉妬心や損得の計算から、つい利己的になってしまい、その結果として周囲の人間を傷つけて後悔してしまい悩むといったような話の方が真実味があると思う。しかし、そのような普通の主人公ではドラマティックなストーリー展開が設定できないことや、人間の二面性を描き込むのは非常に難しいので特殊な主人公の設定に逃げてしまっているのだと思う。CG技術は素晴らしいし、トム・ハンクス、ゲイリー・シニーズ、サリー・フィールドといった俳優たちの演技も、演出そのものも悪くはないので映画としては80点の出来だとは思う。しかし知的障害者の存在を都合よく利用しすぎている感がどうしても私は不愉快に感じてしまうので60点(★3個)の評価です。
3
最初は 2006/10/10
昔、このビデオが大ヒットしてレンタル屋の上位に並んでた頃
地味だし真面目そうだしで、全く興味がありませんでした。
けど、大体のヒット作、話題作は見ないと・・とビデオを見るのに
夢中になってた私は、他の何本かと一緒にまとめて借りました。
そして見て衝撃を受けました。最初の、羽がチラチラと降りてくるシーンから
引き込まれたのですが、とにかくフォレストのキャラが面白い。
本当だったらとても可哀想なはずなんです。
とても悲しくて、可哀想なはずなのに、なぜかとっても明るくて面白くて
信じられないことをやってのけてしまうんです。
そして、彼の一途な恋愛。そして純粋な友情。
心が汚れていない綺麗な、そしてどこか何も考えてなさそうで不思議な
フォレストというキャラを、よく演じれたなぁと思います。
最後は号泣です。またラストシーンの羽がチラチラと舞って終わるのですが
私はもうわんわん泣きました。最初に全くこの作品に期待してなかったのも
また良かったのかもしれません。
あと、音楽もまた全て合ってて良かったです。
4
生きることは素晴らしいこと 2006/10/19
主人公に感情移入できる人は少ないと思うが、主人公のあり得ない純朴さ、直向さに、
感化され、変わっている周りの大人には感情移入できる。得に戦争で両足を失った
ダン小隊長が、主人公とのふれ合いから生きることの素晴らしさを再認識するに至る
話は、私個人非常に感動させてもらった。
値段的にもお求め安くなっているので機会があればぜひ観てもらいたい。
5
彼は理想の人。しかし誰もが彼のようにはなれない。 2007/2/14
フォレスト・ガンプは停留所でバスを待つ人を相手に自らの半生を振り返り、壮大なホラ話・与太話を語り出す。
これがホラでなくて一体何だという突拍子もない展開に、劇中の人物のみならず劇と知っている観客さえ、語ら
れる数奇な内容のどこまでホントでどこから作り話なのかと、大きくなる話を適当に差し引いて聞きたくなる。
劇中フォレストは真実を脚色しているという設定にはなっていない。彼は常人より知能が低く人一倍純朴な人物
である。母親はそんな彼に何でも分かりやすく話して聞かせた。そして彼は母親や幼馴染みのジェニーの言葉を
深く考えず遵守する。彼の人生は切り開かれ、補助器具がなければ歩くことも適わなかった少年が誰より速く駆
け、フットボールの花形となり、ベトナムに出兵しては英雄となって帰還、大会社の社長果ては大金持となる。
そのトントン拍子の人生の傍らで周囲の人生は必ずしも順風満帆でない。親友はベトナムで戦死し、生還しても
両脚を失った。ジェニーは父親の虐待を恐れた幼少を経て大学は放校、夢にも恋にも破れ自殺も考えた放浪の人
生だった。アメリカ社会が辿った歴史もベトナム戦争の泥沼化と敗戦、大統領の暗殺など社会全体が疲弊し病巣
が露呈した時代であった。この映画が持つ明るさと暗さの混交は何か? 彼の母親は「人生は開けてみるまで分
からないチョコレートの箱」だと言った。多くの人が考えすぎ人生の前で立ち止まるが、フォレストの生き方の
何とシンプルなことか。誰も恨まず報いなど考えずに愛するものを愛し、あるがままの運命を受け入れる。ある
日走り出した彼はそのまま大陸を何度も横断し、何故走るのかと問われれば走りたいからだと答える。また疲れ
れば不意に走るのを止める。それは誰もが憧れるしなやかな生き方であり理想である。ただ考えることを止めた
ら自分が自分でなくなると思う人に向かって、君は正しくないなどとは言えないのもまた真実である。
6
永遠の名作です 2007/7/15
ハンディキャップを背負っていても、まっすぐに、一所懸命、ひたむきに生きてゆくことが、人生におおくの豊かな実りをもたらしてくれることを伝えてくれる、美しい映画です。
主人公フォレストは軽度の知的身体障害にめげず、20世紀後半のアメリカを、母親、幼馴染の少女、戦友、みなに、ひたむきに生きることのちからをあたえながら、またささえてもらいながら、こころ豊かに人生を歩んでゆくのです。映画の前後でかれにまとわりつき、また飛び去って行く「羽」が象徴的で、天に愛される生き方をしめしているかのようです。
95年、アメリカで、はじめてみました。大ロングランでした。アメリカ人たちがみんな、感動的だ、といってたのをおぼえています。たしかに、感動の一作で、時間をおいて、またみたくなる、数少ない映画です。いつもみおわると、心豊かなきもちになります。
この永遠の名作を、まだみていないかたには、ぜひ、おすすめします。
7
トム・ハンクスの最高の映画 2006/7/3
いろいろなトム・ハンクスの映画を見ていますが、この映画が一番彼の性格そして人柄を一番生かした映画のひとつではないかと思います。無垢なひたむきな愛に生きたフォレスト。ヒッピーみたいな?(こんな言葉は現在多分アメリカでも死語?)ジニーという永遠の女性。海老釣りの船にまで、その名をつけていたのが可愛い。ニクソン大統領だの、中国との卓球試合だの、マラソンで大陸横断だの、アメリカの70年代が懐かしい人には堪えられない映画。
8
マスターピース 2007/1/4
日本人にはあまり人気がないのかもしれませんが、
米国でこの映画がリリースされたときは、
みんな感動して観ていたと思います。
アメリカ映画史に残る傑作であることはまちがいないです。
アメリカ人やアメリカで生活したことがある人しか
理解できないものかも知れませんが・・・
スミソニアン博物館級です。
時代を風刺した映像やストーリーが目白押しです。
また、音楽がストーリーとマッチしていて重要です。
歌詞をよく聴いてみてください。
生きることの内面的・外面的な美しさを教えてくれるかも(?)
運命(Destiny)をあなたは信じますか?
・・・などいろいろなトピックがあります。
わたしは、New Yearのやるせないシートと
最後のシーンで涙がでました。
観ていない方は、絶対、観る価値あると思います。
9
本物のヒーローの物語 2007/2/16
こんなにも気持ちよく涙を流したことがない!と言える位感動した映画です!
これ以上細かい紹介や説明はあえてしません!最初はレンタルでもいいので一度観てみて下さい!!
きっと何度も彼に会いたくなるはずです!!そして、彼は何度も貴方にチカラをわけてくれるはずです!!!
10
一粒で何度もおいしい 2007/1/13
DVDの特典で監督やスタッフの人のコメントガイドがついていて、これを聞きながら全編を見るというのをしてみたら、新しい発見がいろいろあってよかったです。ゲーリー・シニーズは監督のオフィスでほんの2~3行のせりふをしゃべっただけでダン中尉役に決定したとか、ベトナムのシーンはアメリカで撮影してるとか・・・