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ポップで遊び心たっぷり 2006/8/11
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まず、ギャング4人組の設定が面白い。他人の嘘を一発で見抜く男(大沢たかお)、秒単位まで正確な体内時計を持つ女(鈴木京香)、天才的なスリ(松田翔太)、そして、いつまででも話し続けられる演説達者な男(佐藤浩市)。
ということで、3人は主役級の役者をそろえた豪華キャストと言っていい。スリの天才・久遠を演じるのは故・松田優作の次男、松田翔太。本作でスクリーンデビューだそうだ。兄の松田龍平に比べ存在感は薄いかもしれないけど、イケメンだし素直そうで演技もまずまずで今後期待できそうです。
本作は、邦画ではかなり珍しい娯楽ミステリとなっています。人物たちのセリフは軽いユーモアにあふれ、ポップ。映像も遊び心たっぷりで、カーチェイスなどCGアニメで描いて、片輪走行だろうが直角方向変換だろうがこなしちゃうスピード感とテンポの良さ。
ちょっと説明不足な感のあるエピソードもあるし、ラストのどんでん返しはトリックの説明がわかりにくいというのはありますが、及第点以上の点数を付けてもいいでしょう。
「特殊技能を持ったエキスパートを集めて犯罪ドリームチームを組む」というと「オーシャンズ11」が思い浮かびますが、本作の方が断然面白かった。人間ドラマの部分やエピソードもよく練られていたし、何より個々のキャラクターが立っていた。11人も居なくても4人くらいがちょうどいいよね。
象を冷蔵庫に入れる「ナゾナゾ」は、結構有名なやつらしいけど私は知らなかった。ということで、最後のキリンには笑わせてもららいました。
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雑然と空回り 2006/9/13
華のある役者たちが極彩色の衣装をまとい、テンポよくスマートに銀行強盗を成功させる。ハイブローなダークヒーローがそろう原作の持ち味はそのままに、映画オリジナルのネタをたっぷり盛りこんだクライムムービー……誰もが期待するその展開に出会うことは、残念ながら、まずない。主役4人の設定は原作とおおむね変わらない。しかしそれ以外に配された慎一や祥子といった、トラブルの原因をいかんともしがたく人間臭いものにしたり、あるいは解決への味わい深いヒントを提供する人物がまったく活かされず、一方でよけいなキャラクターだけが多数投入される。そしてトラブルはより複雑になる。原作の上を目指したい、その前のめりな意気込みは伝わってこないでもない。が、結局はどれもが消化不良で、プロット自体が息切れし、最終的には古典的なオチで主人公たちの危機を無理やり終息させる。原作の洒脱さはそこにはない。ただドタバタと雑然とした印象だけが後に残る。
3
うーん・・・。 2006/8/14
原作ファンとしてはイマイチでした。
キャストが発表になった時点では、最高のキャスティングで盛り上がったのですが・・・。
知的でスタイリッシュな会話が持ち味なのに、それが生かされていなかったのが残念。それにラストが話は込み入りすぎて、分かり辛かったです。
あんなに素晴らしい役者さんが集まったのだから、CGも多用せずに普通の作品で通して欲しかったですね。
4
普通に撮れよ! 2006/12/27
これしかない、とも思えるキャスティングに、
「まあ、普通に撮ったら面白いわな」と見始めた。最初は佐藤浩市の演説も素晴らしく、
期待にわくわくしていたんだが・・・・。
ラストに使われるトリックが、事前にばらされたあたりから話がおかしな方向に向かって、
最後は安っぽいメロドラマに・・・・。
今節、高視聴率を叩き出した「のだめカンタービレ」は俳優も良かったけれど、
原作を極力いじらない脚本が良かった。最終回は、オリジナルに終わるために、
脚本過多の所もあったけど、まあ、許せる範囲だった。
それを見習って欲しいよ、ホント。俳優さんがもったいない。
いい加減、良い原作をど下手監督、ど下手脚本家の下手な技術でいじくり倒して欲しくない。
こんな事ばっかりやってたら、邦画はますますダメになるばかりでは?
5
なんじゃこりゃ・・・・・ 2007/1/31
遅ればせながら今頃になってやっと見たのですが、原作ファンの方にはおすすめできないです。
キャストを見て楽しみにしていたのですが、よもやこんな出来だとは・・・。外しようもないと確信していただけにショックはでかかった。覚悟ができていなかったようです。
映画の序盤から嫌な予感がひしひしと感じられたのですが、よもや、まさか、と自分を騙しながら見続けました。後半になるともうどこまで行くのかを見届ける境地で見ておりました。
この映画にあのCGが必要だったのかも疑問ですが、何より設定やストーリーの変更が我慢できないレベルでした。
原作とキャスティングがもったいなくて泣けてきます。
6
映画からのレビューです! 2006/5/14
原作が結構お気に入りだったので、映画化されたらどうかな~と思いながら見に行きました。
(今までそのパターンで裏切られたことも多い)
しかし本作は良かった!
原作のイメージで言うと、キャストで「えっ?」って人も、映画の雰囲気にははまってます。
それぞれが非常にユニークなキャラ設定になっていますが、映画全体を引き締めているのは恐らく佐藤浩一です!
随所で魅せてくれます!
映画では原作を基にして、もう一つのアナザーストーリーが走ります。
ゆえに原作を読んでいる人でも、
「これはこれでアリだな」
って思えるんじゃないでしょうか?
そのままだったらつまんないですもんね。
後は小ネタの応酬!
「気づいた人は笑って」的なものがぎっしりです。
「田中商店」「品質保証」あたりはみんなお気に入りなのでは?
これはドラマ化するかもしれませんねー。
とりあえず、満足の一本です!
7
装飾過多。誰かに自信がなかったのでは 2006/6/8
楽しく観ることができる映画でしたが、原作の方が洒脱です。伊坂幸太郎の作品が洒脱なのは、登場人物の「見てくれ」ではなく、会話の軽妙さによるものです。そして会話を裏打ちする一本筋の通った清々しい生き様が、読む者を気持ちよくさせる。映画は非常にスタイリッシュで、アバンギャルドなファッションも俳優や女優たちに似合って格好良かった。しかし、成瀬、響野、雪子、久遠の会話のキレや人物像の描き込みは中途半端でした。これだけセクシーな俳優たちをキャストできたら、かれらがスクリーンに映るだけで、充分にスタイリッシュだったはずで、日常と解離したファッションが必要だったのか疑問です。エピソードを増やすよりも、4人の魅力をもっと描いてほしかったし、エピソードが増えたことによってアクションは派手になったけれど、驚きはむしろ減っています。
総じて、人間を描いたり、頭脳戦を描いたりという「地味な面白さ」を演出して勝負する自信のなさが露呈していると感じました。自信のないところを、表面的なファッションやガジェットで覆い隠そうとしている感じ。
伊坂幸太郎の作品は、日常的な会話、日常的な行動が、ほんの少し非日常にシフトするところに、不意打ちのようにエンターテインメントが産まれるところがすばらしいと、ぼくは思っているので、原作との差違云々ではなく、映画がそのレベルで勝負してくれなかったのはぼくとしてはかなり残念でした。こういう映画をつくりたいのなら、別に伊坂幸太郎の原作じゃなくてもいいじゃん、ってことです。
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ゲド戦記とともに昨年の邦画ワースト 2007/1/30
伊坂幸太郎作品の中でエンターテイメント性が一番強い「陽気なギャングが地球を回す」がファン待望の映画化ですが…。CGや衣装でポップな雰囲気を出そうとしているけど完全に裏目に出ていて悲しくなるほどちゃちく、原作の特徴である洒脱な会話も映画では上滑り感が…。原作と映画は別物として捉えるのが筋なのかもしれませんがこの映画は無理に伊坂幸太郎の世界観を出そうとして大失敗してます。原作を改稿した脚本も侮辱的ともいえる出来です。原作を読んだ人はもちろん未読の人もがっかりすることでしょう。
特典の中での「オーシャンズ11に満足できなかった人へ」というコピーには焦りました。けっこう酷評を受けた「オーシャンズ11」ですがこの映画で満足できなかった人は是非「オーシャンズ11」を観て下さい。
9
なんだかねぇ・・・ 2007/2/20
もう勘弁してください・・と、あやまりたくなる仕上がり。
この原作にして、このキャスト。で、このつまらなさ・・・
なに、あのチンケなCGに、どうしようもないラスト。
原作に手をつけた所が100%の確立で、おもしろくない。
いいんですよ、多少の変更は。しかし、この映画は、超えてはいけない一線を
あきらかに踏み外している。原作が好きな自分としては
すごく気分がわるいです。
もっと確りした監督で取り直してくれないかなぁ
タイトルも『陽気なギャングが地球を回す』じゃなくて
『幼稚なカントクが原作を汚す』でいいんじゃないの?
10
勘弁してほしい 2007/3/19
悪いところを挙げればきりがなく、良いところは、と聞かれれば言葉につまる。話の流れは支離滅裂・サイドストーリーも意味不明・CGを多用した陳腐なカーアクション。キャスティングは豪華だが、思ったよりはまってない(特に鈴木京香)。漫画化されたときの悲惨さを救ってくれるかと期待したが、もっと悲惨になっただけだった(漫画のほうも歴史的駄作。間違っても読んではいけない)。ロマンの欠片も感じられない作品、見る価値は・・・0です。