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ライブでの映像とスタジオ盤は今見ても新鮮な商品価値のあるビデオ 2006/3/15
スタジオでの収録の田園と、5番(73年)4番(73年)です。
6番は実際のライブと別撮りとの重ね収録をしていない為、
ライブ感はなく、完全なスタジオ物です。
しかし、作品としての存在感。そして演奏レベルとしては
最高であると思う。ことさら田園は9曲中一番超越的な撮り方をしている。
一部の聴衆には現実離れしたやり方にライブ式だけに賞賛する人がいるが、この映像は指揮者側から生じた精神である。
つまり指揮者の腕から生ずる霊的な音楽世界をこれでもかと言わんばかりに映像面で芸術的に表そうとするプロモーションビデオである。
多少編集技術がまずかったせいか、音と動きに多少ズレがあったが、今回はこれもうまく修正したようである。20年前のVHS盤より変化がある。
5番と4番は超クローズアップの一部は別撮りである。
照明の違いで分かるが、逆にカラヤンの親切さに感謝したい。
普通の進行では全て本物だが、運命の5番は全体像も聴衆をエキストラとして自費で雇用している。
空席が多い。しかし、間右と間左からの収録だけは本当のライブ映像である。
韓国のグラモフォンで付加説明があった。4番は全体像などは全てライブである。(すごい迫力である)
ただし、気迫や演奏設計は76年版よりもすごい部分がある。
5番の1楽章はティンパニを豪打しているし、4番は最初から最後まで
きびきびした演奏進行と男性だけで構成されていたBPOの団員の鋭敏な体の動きに脱帽する。このあたりの動きは軍楽隊に値する。
これは日本の楽団も真似できまい。凄まじい気合があり、音に芯があり、重厚だ。
このあたりの団員の映像もライブの物である。また、音質は過去のLD版とは比較にならないほどレンジが好調である。カービデオなどでは最高の1枚に成る。
5番の終楽章のラストのアッチェリランドの指揮法などではカラヤンは
間違いなく指揮者の花形であると思う。
指揮法の勉強をするには最上級だ。昔のVHS盤とはだいぶ違うので
買って本当に良かった。海外版はコピーガードがないのが嬉しい。