ウィル・ストーンマンは17歳。父親のジャックは息子を大学に進学させようと仕事に励むが、ある日、不慮の事故により帰らぬ人となってしまう。母はなんとか農場を切り盛りするが、父を失ったウィルは人生の希望が持てなくなる。
そんな時、彼はある決心をする。家族の経済的な危機を救うために、カナダ・ミネソタ間のおよそ800キロを走破する犬ぞりサバイバル・レースに出場し、賞金1万ドルを得ようというのだ!父親の育てた犬たちと厳しい訓練を始めたウィル。1917年冬、零下40度、800キロの道なき道の走破に挑むウィルの固い決意は、当時アメリカを熱狂させた冒険と感動の実話の映画化。
AMAZON.CO.JP この映画をB級作品とみなすのは想像力が完全に欠如しているからにほかならない。だが子どもたちは、雪景色のなかで少年と犬が繰り広げる冒険物語の素晴らしさをたっぷり感じ取ってくれる。非凡な魅力にあふれたマッケンジー・アスティンが演じるのは、家族の農場を守るため、800KMあまりの犬ぞりレースに挑む10代の少年だ。ただしアスティン以外の登場人物は、一面の銀世界が広がる壮麗な風景に比べると、いたって深みに欠ける。物語の展開がありきたりなため、居眠りしていても筋が分からなくなることはないだろう。1917年ウィニペグ―セントポール犬ぞりレースという、手に汗握る場面がわずかながらあり、ここさえ見逃さなければ何ということはない。映像は大抵のファミリー向け作品より印象的だが、脚本のほうも、もっと丁寧に仕上げてもらいたかった。(ROCHELLE O GORMAN, AMAZON.COM)