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吉田茂VS三木武吉 2006/7/21
民政局の圧力により、成立しないと思われたものの、田中角栄の一言(溜飲が下がります)により成立した、吉田内閣。総理の座に就いた吉田茂は、佐藤栄作・池田勇人ら後進の育成に力を注ぐ一方、講和条約の成立を目指します。
吉田茂は、太田外務次官に、講和条約の草稿作りを命じますが、吉田の思うような物ができず、草稿を床に叩きつけたり、葉巻を押し付けたり。外務次官も親の葬儀にも出ず、講和条約のために尽力し、ついには吉田に『ありがとう』と言わせ、無事、講和は成立~日本の独立となります。
後半は、吉田と対立する鳩山一郎を総理にすべく、三木武吉が権謀術数の限りを尽くして、吉田に立ちはだかります。政治家の汚い部分をむき出しにした行動は、若山富三郎の怪演も加わって、気魄迫るものとなりっています。
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男たちの熱い戦い 2006/8/28
原作を読んでいないと作品を真に理解するのは困難。もっともっと詳細な物語であってほしかった。前半は,独立講和までの秘密外交の過程,後半は,鳩山派との政争が描かれている。
主演の森繁久彌は吉田茂そのもの。倣岸で貴族趣味なワンマン宰相を見事に演じきっている。その政敵・三木武吉役の若山富三郎の鬼気迫る迫力もたまらなくいい。その他池田勇人,佐藤栄作,田中角栄といった後の世の歴代総理たちもそれぞれハマリ役の俳優が気分たっぷりに演じていて(何で大平さんは出なかったの?),その他有名な政治家も多く登場し,合従連衡や寝返りは興味深く,わずか132分であることが惜しまれる大河ストーリーである。
男たちの政治に対する情念が熱く語られるこの作品,現代政治史を考える上で貴重な参考になるであろう。
3
政治家が日本を考えた時代 2007/10/2
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この映画を見た麻生和子さんが「父がのりうつったみたいだった」と言ったそうである。
まさしく森繁さんが演じた姿は教科書や資料でみた吉田茂そのものである。
決して吉田茂を単なる善人としては描いていない。しかし、確固たる意思を持ち、日本の国の将来を心から考えた政治家である事は十分伝わる。
最初の軸はサンフランシスコ講和条約である。講和条約、安保条約を締結した後、志を異とする鳩山派の三木武吉役の若山富三郎さんの迫力。この二人の裏工作、根回し、かけひき、とにかくこの二人の名優の演技に見入ってしまった。
他のキャストも超豪華。実在の政治家を見事に演じていた。
今回の総裁選挙で、祖父どうしがあんなに対立していた鳩山氏が麻生氏を応援しているのを見ると歴史の面白さを感じる。(麻生さんと思しき少年も映画にでてました。)
体を壊してまで政治に精魂傾けた先人を描いたこの映画を見ていたら、元A首相は辞めなかっただろうな・・・彼もこの映画見ておくべきでした。彼の父もちょこっと出ています。
とにかく昭和史を学ぶのに教科書以上に役立った映画。絶対絶対お勧めです!