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★ステキなおとぎ話の世界★ 2006/5/17
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女王の遺言で、女王よりきれいな女性と結婚しなくてはいけない王様。
女王より美しい女性は王女、自分の娘だと気づき、結婚をせまります。
無理難題を言って逃れようとする王女ですが、失敗に終わります。
そしてついに、王様お気に入りの宝石を産むロバの皮を被って逃げ出します・・・
ロバの皮を被った姿は、ちょっとギャグ入っていますが、それでも美しい
カトリーヌ・ドヌーブ。不細工、クサイといじめられてもなんのその。
自分だけの王子様を見つけます。ベタと言えばベタばストーリーですが
ドヌーブ、ジャック・ペランの美しさ、ところどころえ?!と感じる展開、
そしてお城や小屋や景色、ドレス等の大道具、小道具、見所満載です。
ラスト、●●●●●●登場のセンスにはうならされました。絶対、買いです!!!
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日本語吹き替え版がうれしい。 2006/8/1
1970年にロードショー公開されたきり、日本ではほとんど見ることが出来なかったジャック・ドゥミの幻の作品が、ようやく陽の目を見ることが出来た。しかもデジタル修復されたその色彩は特筆に価するほどの美しさ。70年代当時では、その色彩もサイケデリック調、内容も近親相姦を匂わせるちょっと大人のファンタジーというイメージで、その時代よりも、30年経った現在の方が時代的に不自然さがないのがとても不思議。特典映像で見ると,この作品をフランスの子供たちが課外授業で見に行くらしいと知って、そのお国柄に関心した。日本でも、今、ディズニーのプリンセスブームなど考えると、小さな女の子にも受ける内容だ。そういう意味で、唄の部分は原語だが、せりふは日本語吹き替え版がこのDVDにはついており、小さな子供でも楽しめるようになっているのが何よりも子供のいる家庭にはうれしい。(今回の公開でも吹き替え版は上映されなかったので)
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一番好きなミュージカル 2006/11/20
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『シェルブールの雨傘』とセットで名画座で見て,大好きになった。
題名だけ聞いたときにはあまり期待していなかった。ちなみに原題を直訳すると「ロバの皮」。
いかにも受けなそうなタイトルだと思うけれど,この題名でフランスでは大ヒットしたというから,フランス人というのは素敵に面白い国民だと思う。
シャルル・ペローの童話を元にした他愛のないおとぎ話なのだけれど,軽快でシンプルなストーリーは,きっと何度見ても飽きがこないし,疲れない。アレンジを変えながら幾度も歌われる不思議な雰囲気の主題歌がすごくいい。一度聴いたら忘れられないメロディ。カトリーヌ・ドヌーブの美声ともよくあっている。
セットや衣装の形や色遣いなど,隅々にまで凝りに凝った感じで,遊び心も満載。監督はじめスタッフ一同,気合いを入れて楽しんでつくった感じが伝わってくる。大の大人が真剣に遊んでいる,その遊びに賭けている様子がいい。大人びていて子どもっぽいような,いかにもフランス的な精神性がみごとに実を結んでいるように思う。ジャック・ドゥミ監督は,この映画のアイデアを何十年だか十数年だか,とにかく長いこと暖めてきたのだとか。映画を見たあとその話を聞いて,この監督が大好きになった。
おすすめです。同監督の『ロシュフォールの恋人たち』も,早く安価で再販してほしい。
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幻想的で美しい! 2006/10/26
映像も王女さまも言うことなしに美しいです。
内容は原作が童話なだけに現実的な大人には「ん・」と思うところもありますが、物語に入り込めば問題なし。むしろ自分のいる場所は忘れましょう!
ペローの原作は読んでませんが、指輪に合う細い指になろうと国中の女たちが苦心する様はシンデレラに近い。万力や妙な薬は出てきますがグロくはないので安心して見られます。
ときどき出てくる時代錯誤な単語や所作も探してみると面白いです。
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目の覚めるようなリニューアル版 2007/4/11
その昔、とっても貴重なテレビ放映で見たときに、「なんとキッチュな作品!」と感嘆。数年前の映画祭(ドイツだったか)にあたりデジタルリマスターされ、目の覚めるようなカラーでスクリーンで再会したときに、あまりの発色のすばらしさに別作品かと思いました。おそらく、ペロー原作の童話の映画化ということで、フランスの子供たちは誰もが知る物語だと思います。この映画は、マニア向けでレアな作品なのではなく、フランスでは公開時から子供たちに定番的に受け入れられてきた、とそのときに知りました。個人的にも、いまは「キッチュな作品」ではなく「個性あふれる名作」として受け止めています。
ただ、ちょっとしたずらし方は大きな楽しみの一つ。子供向けのストーリーは大きくかえずに、でも70年代らしく脚色された内容は、見た後じわじわと後味となって広がります。従者の顔や馬にまで色を塗ってしまう色彩の徹底、父娘の関係の強調、空想シーンのボートの上でドヌーヴの<スモーキング>などなど。特にすばらしいとおもうのは、<マンハント>の側面の強調でしょうか。
たとえば、小屋の窓から覗き込む王子にむけてドヌーヴが鏡越しに放つ、ほんの少しだけ口元にうっすらと浮かべる<艶笑>(っていうのかニヤケっていうのか)は、絶品!
私はこの場面の演出が気になったので、おもわず岩波文庫の原作をあたってしまいました。原作者ペローもうまく書き込んでいます。
また、リラの精を演じるデルフィーヌ・セイリグは、気ままに囁くようなハスキーボイスと、ミニスカートからのぞくほっそりとした脚線美で魅せる。彼女の歌は彼女自身が歌っているのもいい(ドヌーヴの歌は実は吹き替えです)。この妖精も、またちゃっかりと<女>だったりします。
DVDソフトとして見ると、映像特典はなかなか充実しており、アニエス・ヴァルダによるドキュメンタリーや子供向け上映会の模様が収録されています。後者では、ナレーションや歌のナンバーをそっくりそのままカメラの前で披露する子供たちがかわいい。しかし、一番のおすすめはカラオケ。「愛のケーキ」を含む数曲が、フランス語の歌詞字幕入りでカラオケ(声抜き)が入っています!
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このナンセンスさはくせになる。 2007/1/6
なんておばかな御伽噺なんでしょう!
格となるストーリーはシンデレラ系譜だけれども、この作品がそれでいてオリジナルな魅力を放っている要因は真っ当な筋書きを少しずつ、ずれたものへと変えていったところにあると思います。「シェルブールの雨傘」が思っていた以上に現実的なお話だったので、「ロバと王女」のはみ出し具合は逆に新鮮そのもの、思わずくすりとさせられちゃいました。
説教じみた教訓を受け付けなくなった大人たちにはぴったりでは?
ラストがまたすごい、そうきたかと叫びたくなります。