ASBY-3912
絶賛!・上映拒否!・
大論争!! 全世界激震!!
ゴールデンゲート・ブリッジ、
世界最大の自殺の名称で繰り広げられた
心揺さぶられる命の記録
ドキュメンタリーの傑作がDVD化!
全長:2,790M、高さ:230M、海までの距離:66M。
毎年900万人の観光客が訪れるサンフランシスコの象徴、ゴールデンゲート・ブリッジ。そこはアメリカを代表する観光地であると同時に世界最大の自殺の名所でもある。
2004年から2005年にかけての1年間、カメラはその美しく巨大な橋を撮り続けた。
『ブリッジ』は、そこで繰り広げられた命の記録である。“自殺”それは、悩める現代社会が抱える最大の問題のひとつ。
本作は、いまだかつてないいかなるフィルムメイカーも避けてきたそのタブーに、映画史上はじめて真正面から向きあった。
これは死を見世物にする映画ではない。生きることの意味と命の大切さについての勇気ある問題提起である。
【特典映像
1監督来日インタビュー<BR>
2予告編集
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 自殺の名所として知られるサンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジにカメラを向け、自殺を図る人々の姿を捉えたドキュメンタリー。『アンジェラの灰』などの製作を手掛けたエリック・スティールの初監督作。R-15作品。
1
小さな一歩 2007/11/4
・・
本作は飛び降りる自殺者数名を撮影し、遺族や友人、偶然通りかかって助けた人、運よく命拾いした自殺者本人のインタビューを重ねる。
大都市からの近さ、歩行者が簡単に越えられる柵、壮大で美しい風景といったいくつかの要因が重なり、自殺世界一の座を守っているのだろうが、橋そのものが持つ象徴的な意味が重要だ。保田與重郎は、日本人にとって橋は道の終わり(端)に此岸と彼岸を結ぶものだと言ったが、本作に登場するアメリカ人も橋の向こうには新しい世界が広がっていると自殺の理由について語る。
自殺シーンの撮影が残酷だ、ウェルテル効果を招く、撮影している暇があるなら自殺者を止めるべきだといった批判もあるようだが、このフィルムが本質的に残酷なのは、自殺者とその遺族との絶望的な距離を冷徹に表している点にある。
多くの遺族が「もっと積極的に止めていれば」と悔やむが、偶然一命を取りとめたケヴィンのケースで本人と家族のインタビューを比べれば、「なぜ死にたいのか」「生きるために何が必要なのか」という根本的な理由について、遺族はその一部分も理解していないことが明らかになる。
そもそも「決定的な原因があり、それを取り除けば自殺しない」という論理そのものが、自殺しない人間の側で成立している、生死とは無関係の問題解決の論理でしかないことに、周囲の人間は気づいていない。
その無理解のまま、自殺を思い留まらせようとする助言やアクションの数々は、本人にとって「心配してくれてありがたい」という以上の効果を生まず、本人をさらに自殺に駆り立てるような可能性もある。精密な構造であっても、要素に分解すれば問題の原因を特定し取り除けるというような問題解決型の論理的思考は、命のあり方への本質的アプローチとしては不十分ではないだろうか。自殺という行為は不断に分解と再構築を繰り返す感情の流れの小さな一歩に過ぎないのかもしれない。
2
不思議と美しい残酷さ 2007/12/3
サンフランシスコ湾にかかるゴールデンゲートブリッジを、1年間にわたって
様々なポイントから定点撮影し、そこに捉えられた飛込み自殺のシーンを基に、
自殺者の家族や友人に対するインタビューを絡めたドキュメンタリー作品。
自殺者が、橋の欄干に登り、手を離してダイブする映像。遠目からでもそれと
分かる(想像以上に)大きな水しぶきと音。この作品で映し出される映像は
全て事実であり、相当にショッキングなものです。
けれども、不思議と、この作品にはある種の美しさが漂っています。その理由は、
恐らくですが、自殺者とその周囲(=家族、友人)との間に大きな温度差があり、
インタビューではその差には切り込めず(または切り込まず)、比較的あっさり
としたタッチになっていること、そして、家族の一人が言っていた、「橋から
ダイブすることは、普通の人生には無い大きな勇気がいること。彼は、最後に
それをやり遂げた」という言葉に表れる、自殺者の、ある意味での勇気に対する
敬意のようなものが背景に流れているからではないでしょうか。
自殺について、ここまでビビッドに描いたドキュメンタリー映画は知りません。
人生の捉え方や満足度などによって、多様かつ複雑な感情が湧き上がってくる
のではないかと思います。気軽にお薦めできる作品ではありませんが、私は観て
良かったと感じています。
3
「鬱」の空気がスクリーンのこちら側にも伝染する 悲しきかな、自殺を扱った鬼子的映画になりました 2007/12/15
・・
果たしてこれを「映画」と呼んで良いものか苦慮します。ドキュメンタリーとしては良質。金門橋から飛び降りる人達の関係者(もしくは当人)に綿密な取材をして、当事者でなければ語り得ない本物の迫真力に満ちたルポが続きます。しかし私は劇場公開でこの作品を見てどうしようもなく不快感を持ちました。客観的素材を第三者的に出すというその冷たさが腹立たしい。金門橋から飛び降りていく人達を何か鳥や昆虫の生態でも撮影しているかのように撮っているのが許せないのです。最後に背面から飛び降りる黒ずくめの服装をした自殺者の挙動不審な仕草が何度も本編中リピートされて「飛び降りるのか、飛び降りないのか」と観客はじらされ、あろうことか飛び降りる「期待」までさせられるのです。そして飛び降りる瞬間カメラは切り替わり、別のアングルから彼は撮影されます。「おいおい、飛び降りるのを待っていたのか!」「もしかしてヤラセ?」実際はそんなことはなく、実直に金門橋でカメラを廻し続けていた結果映像に焼き付いていたものだとは思うのですが、でも何か倫理的に受け付けられない嫌な感じが残るのです。
この映画が撮られたことの意義は大きいと思いますが、生きる勇気や命の大切さを問うている作品だとは思えません。最後の飛び降り自殺は冒頭のパラセーリングと同じく、ある種の「爽快感」を感じさせてしまいます。この映画は終始重たく冷え冷えとしていて、多くの自殺者がそうだったように「鬱」の気分を充満させています。それがスクリーンのこちら側に伝染した時、我々もまた「鬱」になり「死にたい」気分になってしまうかも知れません(現に私も重苦しく沈んだ感情を抱えて映画館を後にしました)。そんな訳で他の人にはお勧めできないし、まして身近に自殺者がいた人にとっては傷口を逆なでするかのような内容です。よくよく気を引き締めて見るべきでしょう。
4
問題定義になっているだろうか 2007/12/2
問題定義になっているだろうか。
映画でも散々観たことのある「橋」。
自殺する人、生き残った人、助けた人、その家族、友人たち。
本人出演で語る「橋」のこと。
でも、
死んでしまった人の家族、友人たちは、どう生活が変わったの?良くなった?悪くなった?
生き残った人たちは、どう人生が変わったの?良くなった?悪くなった?
世界最大の自殺の名所なのに、「橋」を管理している人たちはどう思っているの?
防護フェンスは、何故つけないの?
市は、国は、どう思っているの?
自殺する人は増えてるの?どうなってるの?なぜ?
そこが観たいのに!!!個人的に!!!
視点が狭いため、全くもって深い不快です。
ラストカットを見せたいがために、トーンの変わらない内容が語られているようにしか見えない。
これが、ドキュメンタリーといえるだろうか。
これが、映画といえるだろうか。
5
ゴールデンゲート・ブリッジ 2007/12/13
・・
サンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジで
2週間に1人、自殺者がいるなんて知らなかった。
ドキュメンタリーはドキュメンタリーでも、
タブーのような映像が続くので、正直、驚いた。
興味深いアプローチから目が離せなかったし、
些細なセリフすら、じっと聞き入ってしまいました。
人生に絶望して自殺しようとする人が、どうして
ゴールデンゲート・ブリッジに魅せられるのか・・?
見終えて見ると、この映画を作った人が気になった。
エリック・スティール監督って一体どんな人なんだろう?
今度、美しいあの橋に行ったら、今までのように
観光気分でウキウキ楽しむことができないかも・・。
6
普通すぎる 2007/12/9
意外にごく普通のドキュメンタリーだった。ありがちな音楽、ありがちなインタビュー、
ありがちな固定カメラの早回し遠景・・・。飛び降りる瞬間は衝撃的な映像だが、
それは全編で20秒程度。400円払って見る価値のある映画では無い。
唯一、関心したのが、自殺が続出しても防護フェンスを決してつけない自己責任の国
・アメリカ。日本だったら景観を壊してでも防護フェンスを着けるだろう。
7
いつか死ぬのを知っている 2007/12/11
「いつか死ぬのを知っている」
この事柄から催される諦観だけで、何人であろうと、何時であろうと、自殺する可能性を持っているはずだ。
残された側が自殺した側の理由を求める最大の動機は、自分にもあるその可能性から目を背けるために「自殺した人は特別なんだ」と差別化したいからなのだろう。
8
ドキュメンタリーは好きです。 2007/12/29
気分がどんどん落ち込む作品です。観光名所と知られるゴールデンゲート・ブリッジは自殺の名所でも知られています。1年間橋を撮り続けて、そこから飛び降り自殺をする人とそれをとりまく人を淡々と追っていきます。命の尊さや生きることの大切さを訴える作品というよりも、死んでいった人の絶望的な心情が垣間見える作品でした。唯一印象に残っているのは、飛び降りても奇跡的に死にきれなかった人のインタビュー。死のうと思ったのに、飛んだ瞬間に死にたくないと思って脚から落ちようか頭から落ちようか考えた瞬間を語っていたのには寒気がしました。
9
「橋」の上と海面とのギャップ 2008/2/2
・・
タイトルは「ブリッジ」であるが、このドキュメンタリーのテーマは
「自殺」である。
自殺する側の心の中とその周辺にいた人の間の意識のギャップがいかに
大きいものであるかというとこがわかる。
さらに、救いを求めるサインは少なからずみいだせるものであるのだから、
周りにいるものはそのサイン見極めてあげること、そのためには積極的に
人に関わる姿勢をもつこと、個人も行政も。
ブリッジは橋の上(普通に生活している人)と60数メートル下の海面
(自殺しようとしているひと)の気持ちや心のギャップを象徴しているよ
うに思えた。
10
冷静な死…冷静な製作 2007/11/30
・・
誇張なく、演出なく、CGなどの作られた映像なく、そのままのドキュメンタリー。NHKのドキュメンタリーを観ているような印象を受ける作りは、映画というよりテレビ番組の臭いがする。北米の観光地として最も観光客が写真を撮るというゴールデンゲートブリッジが自殺の名所でもあり、自殺の瞬間をとらえたシーンが映る。観る前は橋の近くに備えた固定カメラで撮影しているのかと思いきや、ハンドカメラで落ちていくシーンを追って撮っている。それだけ頻繁に自殺が出るということだろう。この映画はここで自殺をする人を抑止する為に製作されたのだと思うが、落ちる瞬間だけではなく、さも自殺しそうな人(まだ躊躇しているような)を長々と捉えて、落ちる瞬間まで待つというのは道義上どうだろうか?展開は平坦であり、観ていて半ばで飽きがくる。しかし、死をこれだけ淡々ととらえられる感覚は何だろうか?生きることや命の大切さは「夜回り先生」(水谷先生)の講話を聴いてた方が胸に迫る。アメリカは個人の命について、冷静に観られるほど冷えた感情になっているということか?テーマのみならず、映画全体から病める大国アメリカを感じる。