1
ジョゼ・ジョバンニ 2004/9/12
・・
脚本ジョゼ・ジョバンニの原体験「ルーレットをやって負けるシーン」が「父よ」にでて来ます。
悲しいことに映像が、フランソワ・ド・ルーベの曲にまけてます。
最後の銃撃せんでは、アラン・ドロンは、リノ・バンチェラに食われています。「さらば友よ」に続き・・・・
2
40年後の冒険者: 2007/1/12
この映画が好きで、好きで、大好きで、最も印象的な場所、フランスはラロシェルの近郊、海に浮かぶ要塞、『Fort Boyard』に行ってしまった......という程に好きな映画。実際は、その要塞を一望出来る島から眺めただけですが、今も映画と殆ど変わらぬ素朴な佇まいでした。ドロンがベンチュラを追って島に。そして、ボートで要塞に渡る場面がそのまま残っています。今では、フランスのテレビ局が買い上げ、その名も『Fort Boyard』(ボイヤード砦)として、探検をしながらクイズに答える、という番組で今でもフランス人に親しまれている様です。
3
ロマンチシズム溢れる「青春映画」の永遠の名作。 2006/6/10
・・
「青春」というモノが、「夢」や「浪漫」、「友情」、「恋愛」について、臆面もなく、熱く、過剰なまでに情熱的に語ることが出来る幸福な時期といえるならば、公開後40年余り経った今日でも、映画ファンの間では永遠の「青春映画」の名作と呼んで相応しい作品。映像の抒情詩人ロベール・アンリコによるロマンチシズム溢れる世界の中、一度聴いたら忘れられないフランソワ・ド・ルーべのレテシィアのテーマ、リノ・ヴァンチェラの優しさとシブさ、アラン・ドロンの水も滴るイイ男ぶり、そして今作で映画ファンを虜にしたジョアンナ・シムカスの清新な美しさに惚れ惚れしてしまう。失意の3人が宝探しのロマンを求めてコンゴの青く澄み切った海のもと幸せに戯れるさまや、唐突に訪れる悲劇に対しての言い様のない深い悲しみ、レテシィアの面影を残す甥っ子の少年に躊躇なく分け前を渡す連帯感、そして、軍艦島でのラストの男ふたりのやり取り等いつまでも語り継がれるべき名シーンに、暫しの間酔いしれて欲しい。それにしても、数年前のアカデミー授賞式での、夫シドニー・ポワチエの名誉賞受賞時において、一瞬カメラに映し出されたジョアンナ・シムカスの変わらぬ美しさは、懐かしさと同時に、キラ星の如く現れて、若くして結婚、引退した彼女の今作そのままの潔い生き方が垣間見えて感動する。
4
プレッピースタイルの教科書か・ 2003/9/1
アラン・ドロンよりリノ・ベンチュラを評価する向きもあるが、やはり若きアラン・ドロンが断然かっこよい!あの「グランブルー」がこの映画へのオマージュに満ちていることは有名だが、ジャン・マルク・バールがその域に達しているかというと苦しい。確かに天下のアラン様だが、この映画と「太陽がいっぱい」の中での青春スターぶりは数多のフォロワーの追随を許さないものである。音楽もラストシーンもよい!陳腐な表現だが、正に青春映画の金字塔である!
5
夢と愛と友情の美しきレクイエム 2006/6/22
「サムライ(ジャン・ピエール・メルビル監督)」「太陽がいっぱい(ルネ・クレマン監督)」とともにアラン・ドロンの3大傑作だと思う。ちなみに4番目は「山猫(ルキノ・ヴィスコンティ監督)」だ。小沢一郎氏が民主党代表に就任したさい、この映画のセリフを引用して最脚光を浴びた。「冒険者たち」は三角関係を描いた作品の最高傑作だろう。男女間だけではなく男同士の友情も切ない。三角関係ものでは、映画通のあいだでトリュフォーの「突然炎のごとく」の評価が高いが(個人的にはメリル・ストリープの「ソフィーの選択」も素晴らしい)、断然「冒険者たち」のほうが格上だと思う。ジョアンナ・シムカスの葬送シーンは映画史上不滅の名シーンだろう。映画「グランブルー」におけるエンゾの水葬は明らかにこの映画に対するオマージュである。多少無邪気すぎるが、強い夢を持った3人の登場人物がみな魅力的である。その3人がそれぞれ三様の軽い挫折の末、一緒に宝探しに出かける。軽妙洒脱な作品だと思っていたら、映画はどんどん意外な方向へ展開をしていく。映像も美しい作品だが、それ以上に美しいのは二人の男たちの心意気である。ラストの舞台となる海に浮かぶ美しき要塞(古城?)も死ぬまで私の記憶から消え去ることがないだろう。
6
男の友情の物語 2006/6/22
若きパイロット教官マニュは複葉機で凱旋門をくぐりぬけるという賭けに挑むが、失敗し、飛行免許を剥奪される。中年のロランは自作のレーシングカーを試走中に爆発する。その2人の間に登場したのが、美人前衛芸術家レテイシアだが、彼女も個展での悪評で失意の淵にある。
この3人が次に挑戦したのが海底に沈んだ宝探しだ。莫大な宝を手にするが、その代償としてレテイシアを失い、意気消沈する2人。生前のレテイシアとの夢を追い求めるロランとマニュだが、財宝を取り返しに来たギャングとの銃撃戦でマニュは倒れる。
男の友情と夢、冒険。複葉機・BMWのオートバイ・ジャガースポーツカー・とびきりの水着美女・ベンツのオープンカー・ルガー拳銃など男の好きなもの全部が登場する。私の中で最高の映画。音楽が泣かせる。
7
青春の最高作品 5プラス 2007/3/30
・・
ロベールアンリコはジャンポールベルモンドでOH!を撮っている監督ですが、断然この冒険者たちに軍配が上がります。パイロットの教官マニュ(Aドロン)、レーシングカーのエンジン開発者のロラン(リノバンチェラ)そして前衛芸術家のレティシア(ジョアンナシムカス、シムキッシュと正確には言うらしいですが、、、)の3人の三角関係を描いた美しい熱を帯びた作品です。ランソアドルーペの口笛の音楽はチターを使った第三の男と双璧をなす映画音楽の珠玉です。映像の素晴らしさと、男の友情、愛の深さ、潔さなど全ての物が邪魔せず一つの作品に盛り込まれています。シドニーポアチエの夫人となった彼女が最も輝いた映画です。こんな女性なら男は誰だってと思ってしまいます。私の好きな女優の第一位は、彼女ですが名前を言っても解ってくれる人がおらず寂しい限りです。コンゴの海と同じようにいつまでも心に残る名画です。
8
人を行動に駆り立てるもの 2005/2/8
「青春映画」と片付けるにはもったいない名作。人を行動に駆り立てるものは何か。金とか女とか、夢などはほんのきっかけでしかない。その根底にある、いわば思わず踊り出したくなる音楽やリズムに似た、言葉にならない直感的なエネルギーだ。ポンコツ自動車を置いた薄暗い物置小屋から、抜けるような青空のコンゴへと場面が変わるところ。アフリカの太鼓をまねてローランがドンドコ、ドンドコやる、あの躍動感あふれるシーンこそ、この映画の主題だと思った。エネルギーそのものの形をこの映画ほどはっきりと見せてくれた作品は他にないのではないか。
9
ジョアナ・シムカスの魅力 2004/5/14
ジョアナ・シムカス主演のこの映画を初めてみたのは、高校生の頃です。リノ・バンチュラ、アラン・ドロンと3人で探す海底に眠る財宝はコンゴ動乱で持ち出されたもの、僕が映画を見た時は、コンゴはザイールと呼ばれていました。NHKのBSでもたまに放送しています。その度につい見てしまいます。10年ほど前に見た時は、どうして高校の頃ジョアナ・シムカスのことをあんなに好きだったのだろう、と思ったりもしました。でも昨日、また見るとやはりいいなあ、と思うわけです。失われた男で共演したシドニー・ポワチエと結婚し、すぐに引退しちゃったので、彼女が出ている映画は少なく、余計気になってしまう女優です。自然で可憐な女優です。高校の頃はなぜレティシアはアラン・ドロンではなく、リノ・バンチュラのことを好きだったのだろう、まあ世の中そんなこともあるのだろう、程度にしか思えませんでしたが、今では大人のそんな気持ちもわかるようになりました。ローランの腕のなかでマヌーはどういう思いで死んだのだろう。
10
青春のはかなさ 2007/4/21
この映画はアランドロンがジョアンナシムカスをそして彼女はリノバンチェラを想っているという三角関係が微妙なフランス映画らしいタッチで描かれていて印象に残っています。音楽がロマンチックで口笛を効果的に使っていて素敵です。私はこの映画を小学校の低学年の頃に見てそれ以来忘れる事が出来ません。それに最後の台詞も好きです。男の友情ってすてきだなあと子供心に思いました。見た事がない人はぜひ見てください。青春映画でもありフィルムノアールでもあり物悲しい雰囲気の映画だったのにとても好きでした。