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脳がとけます 2006/2/16
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1939(昭和14)年作品、もちろん白黒映画、題名は「おしどりうたがっせん」と読む、永らくまたされたDVDが遂に発売、祝うべし、
これを傑作とよんでいいかどうかは人それぞれ、しかし、見るものすべてが腰が抜けるほどの驚愕を覚えることも間違いなし、人によっては怒り出す可能性もある、製作側はあくまでも本気で真剣に作っているのだが、出来あがったものはどこまでが本気でどこからが冗談なのかと思うような、いわゆるとんでもない映画です(つまり見る人を選ぶ映画です)、
アマゾンのレビューにあるとおり、劇冒頭で準主役のディック・ミネが日本橋を渡りながら「ボクはワカーイ殿様ぁ~」とのんきに登場した瞬間にキューブリック「2001年」のクライマックス並のトリップ体験が可能です、驚くべし、
片岡千恵蔵は病後第1作ということで主演といってもいがいに地味、その分を脇を固めた志村ほかの芸達者が大活躍、
製作された昭和14年といえば日独伊防共協定の2年後であり、前年には国家総動員法施行、5月にはノモンハン事件が起きた「準」戦時です、そんな非常時であることなどまったく感じさせない本作のような純粋な娯楽映画が作られていたことに昭和10年代前半の好景気(戦争はまだまだ職業軍人がおこなうものでありまだ総力戦になっていない)を感じます、
戦後にひとつの流行となる「狸もの」のファンには必見です、本作が1980年代に「再発見」された経緯など興味のあるファンは調べると楽しいでしょう、それにしても本作のフィルムが無くならなくてほんとに良かった、