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分かるのではなく感じる、絵画的な映画作品 2003/6/8
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△この映画の率直な印象を一言でいうならば、「人の道にははずれているけれどそれぞれの理屈にはかなった行動をとる人々の群像劇」というところでしょうか。
自殺という形で妻を失った夫ニコラス。母の自殺の原因を義父にあると疑う息子ラモン。その父と息子の両方と関係を持つメーキャップ・アーティストのキカ。センセーショナルな事件専門の番組司会者アンドレア。ポルノ男優で脱獄囚のポール。その脱獄を手助けする同性愛者の姉フアナ。 縦軸は愛憎うずまくミステリー・サスペンス劇なのですが、奇行に満ちた登場人物たちが横軸を彩っていきます。この映画は倫理観の強い人の眼には首肯しかねる作品と映るでしょう。しかし彼らの姿はどこかカラリと乾いた明るさと滑稽さを伴っているので、観る者を打ちのめすような絶望的な物語にはなっていません。 ビクトリア・アブリル演じる番組司会者が身にまとう衣装の数々は、デザインが実にお見事です。ことにパパラッチ的取材に出かけるときに身につける「撮影スーツ」は、アンドロギュヌス的な<精悍さ>、コミカルなまでの<けれんみ>、そして映像メディアの<暴力的な眼差し>をあわせ持っていて、映画史に残るデザインといえます。 つきぬけたような人物造形。まぶしいほどの赤を基調とした色彩感覚。特異で奇怪でありながら不快ではない衣装。ダリ、ミロ、ピカソを生んだ国とはこういう視覚的感性を伝統的に持っているのでしょうか。そうしたスペイン的な味わいを楽しむ映画、それがこの「KIKA」なのだと思います。 ▼DVDの特典としてはスペイン本国で上映されていた予告編映像程度しか見るべきものがないのが残念です。 △読書番組の司会を務めている高齢の女性は素人っぽいなと思ったら、監督の実のお母さんだそうです。
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見てみて! 2002/1/31
女性を描かせたら世界中の男の中で一番と言えるかもしれないアルモドヴァル監督。この作品も例外ではなく、なんとも女性が活き活きと描かれています。
そして監督独特の鮮やかな色使い!スペインッ!
一応はサスペンスですが、一箇所めちゃめちゃ笑えるところがあります!
あ~、ほんと、誰かに見て欲しい~。
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おしゃれ 2003/4/22
ゴルチエの黒い衣装を着た女性と真っ赤なバック、ジャケット買いしてしまったこの作品。
サスペンス?人間模様を描いた映画?映像重視のおしゃれ系映画?そのどれでもあるような作品でした。
セットやインテリア、衣装がカラフルでおしゃれ。俳優陣が個性的。
最後のほうは誰が主人公だか何の話だか解らなくなって行きますが、それがまた面白く、ラストは笑って終る。
監督も全然知らなかったんですが、買ってアタリと思いました。
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実は普通・ 2004/7/31
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前半五十分は何となくつかみ所がなくてだるいのですが、後半一時間はサスペンス映画としてグッとまとまってきます。
ゴルチェの衣装と登場人物のキャラクター設定のインパクトが強いので、何となく見た目で個性的な映画のように思ってしまいますが、ストーリーは案外普通です。「アッ!!」と驚くということも特に無いですし・・・
でも、衣装と俳優が作り出している雰囲気はやはり独特のものがあるので、見ているこちら側のテンションもちょっと独特になっている時間帯、例えば夜中の一時を回った頃とか、それくらいの時間帯に見ると案外いい感じで一日を終えられるかもしれません。
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理屈で考えずに楽しむ映画 2005/1/4
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能天気な主人公キカ他でてくる登場人物はほぼ一癖も二癖もある人ばっかり。つっこみどころは多いのですが、かなり楽しめました。
キカは決して美人じゃないけどとてもチャーミング。
ビクトリア・アブリル演じる、「頬に傷をもつ女」のコスプレが楽しい。
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人工空間を楽しむ映画 2005/3/13
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アルモドバルは劇中劇が大好きな人で、手がけた作品には必ずといっていいほど舞台や映画がでてくる。
この作品は、彼の人工空間好きがもっとも顕著にあらわれた作品のようです。
能天気なキカは普通に暮らしているようですが、覗き屋によってすでに「被写体」になっている。
作家のニコラスも、テレビ・レポーターの「被写体」
そして、テレビ・レポーターのアンドレア自身も、頬に傷のある理由や、超奇抜なファッションで誰もいない観客席にむかって演じるところなど、自分が「被写体」であろうとする意識を持っている。 鮮やかなインテリア、ちょっと驚く顔立ちのメイドさん、ゴルチエのファッションなど、
「見る」ことを楽しむ映画で、あまりストーリーは考えないほうがいいでしょう。
7
おもろい。 2003/4/18
おもろい。, 2003/4/18 お客様
この映画は、ものすごくカラッとした映画です。
エロティックな感じですが、いやらしくありません。
衣装も素晴らしく、映像に圧巻しました。
是非、観て下さい。
8
鮮烈 2002/6/8
色だけでなくとても鮮やかな映画で好き。
グルグルと結構込み入ってるんだけど最後はもうスパッとというか投げ捨てちゃってて笑って済ます気分にさせる。もちろんアルモドバルだけありインテリアの素敵さはさすがだし。なんかこの人のってエロがからっとしたイメージ。滑稽な笑えるエロも結構いいと思いますが。
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つまらない 2007/10/10
正直にいうが、実につまらない。汗水たらして稼いだ金をどぶに捨てるようなマネだけはしないで。ゴルチェが衣装デザインしているからっていって奇抜さは全然ない。ストーリーも2流以下。レンタルしてまずは確かめて。