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静かに反戦を訴える 2007/7/19
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登場するのがほぼ5人の女性だけという、ユニークな構成。
香川京子扮する保江の戦争体験が、この映画の核となっていますが、明美と光子、美土里はそれぞれ女性としての悩み・トラウマ(?)を抱えている。保江のかつての思い出を辿りながら、他のみんなが幸せとは何か、ということを見つめ直す。5人の女優(子役含む)の演技合戦が一つの観ものでもあります。
樹木希林演ずる女詐欺師が実にいい味を出しており、彼女がふりまく笑いのエネルギーが映画を救っている。このキャラがいなかったら、もっと辛気くさい映画になったかもしれなません。
女性だけで物語を進めていく脚本は巧みといえば巧みですが、物語の陰には、忘れられなかったり、折り合いを着けなければならない男性の影が見えてくる訳で、「男は絶対出さないぞ」と自らが作ったルールで少々苦しんでいるようにも感じる。
タイトルにある「赤い鯨」と「白い蛇」の意味するところは、後半に明かされますが、赤い鯨は、自分を殺して生きていかなかなければならない戦争という時代の象徴。白い蛇は、「平和」「自由」「素直に生きる事」の象徴ということか。終盤に一人一人が自分にとっての幸せを見出だすことになります。
画面は全般的に柔らかい画面を作り出しており、ウクレレの心地よいBGMも悪くはないが、5人の誰に感情移入していいやら判らなかった、というのが正直なところ。
ただ、十五歳の遠い日の約束に想いを馳せる保江の「私が忘れたら、あの人は二度死ぬことになる」というセリフには胸が熱くなりました。
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あなたにも白いへびが~ ^^ 2008/1/31
ふとしたことで人が出会う。
それは旅先の宿かもしれないし
会社帰りの居酒屋かもしれない。
そんな赤の他人だった人たちの
人生の交差点を偶然にいっしょに通り過ぎることがある。
この話は、小学生からおばあちゃんまでの女性が
古い田舎の一軒家に偶然あつまった時に
それぞれの人生に
互いにちょっとだけかかわりあうというお話。
結局は・・人生の先輩・おばあちゃんの話に
皆自分の想いを重ねて、自分の人生を振り返ることに
なってしまうのだ。
やはり人生を長く送った人の言葉は、静かな響きの中にこころが伝わる。
人生に・・
それぞれの時代を生き抜いたこころの声が
たんたんと紡がれていく。
「私が忘れたら、あの人は二度死ぬことになる」
そして・・また それぞれが自分の人生を歩きだしていくのも、一つのパターンと言える。
この映画は、はでなアクションも何もないが、
みなこころに
白い蛇を抱いたのではないだろうか~