巨匠マーティン・スコセッシが都会で起こる奇妙な物語をダイナミックに描いたブラックコメディ!
仕事帰りのサラリーマンを次々に襲う不可思議な体験の結末は…・
ポール(グリフィン・ダン)は退社後、コーヒーショップでヘンリー・ミラー著「南回帰線」を読んでいると、若い女マーシー(ロザンナ・アークェット)に声をかけられ、電話番号を教えられる。1度帰宅したポールはマーシーに電話して出かけるが、そのせいで悪夢のような奇妙な一夜を過ごすことになる…。
映像特典(約27分)…1.メイキング (19分) 2.未公開シーン集 (8分) 3. オリジナル劇場予告編
AMAZON.CO.JP 仕事を終えたコンピュター・プログラマーのポール(グリフィン・ダン)が、ひょんなことから美女マーシー(ロザンナ・アークェット)と知り合ったのが運のツキ。暴走タクシーに乗せられたり、一文無しになったり、ついには殺人事件に巻き込まれたりと、次々とトラブルが彼に襲いかかっていく。
ニューヨーク派のマーティン・スコセッシ監督が同地を舞台に描いた、一夜の巻き込まれ型風俗コメディーだが、その中にはニューヨーカーの孤独や現代社会を生きる人々の神経症的気質も巧みに盛り込まれており、小品ながらもなかなか一筋縄ではいかない逸品に仕上がっている。悪人がひとりも出てこないのに、主人公がどんどん不幸になっていく不条理性が、何とも軽やかに繰り広げられていく、その過程がふと無気味に思えたりするのが、本作のミソともいえるだろう。矢継ぎ早に登場する女性陣が常に主人公のトラブルのポイントになっている構造もおもしろい。(的田也寸志)