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思わず、“ブラボー!”と掛け声をかけたくなる。 2007/5/24
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正直、50年代以前のミュージカル映画に疎い立場でこんな事言っても、まるで説得力に欠けるとは思いますが(笑)、この映画はそそられます。なんせ、オリジナルはグレタ・ガルボの名作「ニナチカ」、製作はMGMミュージカルの大御所アーサー・フリード、既に舞台化リメイクして大ヒットを飛ばしていた音楽はコール・ポーターだし、何と言っても、主演は大傑作「バンド・ワゴン」の強力コンビフレッド・アステア&シド・チャリシーですからね、期待しない方が無理と言うもの。パリを舞台に、ハリウッドの映画製作者とソ連の政治局員の恋の顛末を描いたラブ・コメディ。筋金入りの共産党員ニナチカと商才に長けたロマンチストカンフィールド、双方のカルチャー・ギャップが織りなすウイットに富んだ掛け合いと珍妙なラブ・シーンが可笑しいです。57才ながら相変わらずの綽綽としたタップのアステアはさすがですが、映画の真の主役はチャリシー。バレリーナとしての素養を存分に生かしたしなやかで力強い身のこなしは必見です。劇中、アステアとジャニス・ペイジが歌い踊る、大画面、色彩、音響と進化する映画テクノロジーの転換期を感じさせる楽しいナンバー“Stereophonic Sound”ですが、監督始めスタッフ一同、今作の撮影で用いられたシネマ・スコープサイズには否定的と言うのが皮肉です。
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衰えが感じられたアステアだが華麗 2008/2/27
アステアの軽い身のこなしのダンスは変わりないが、30~40年代のような
弾けるようなステップは影をひそめてしまっている。どちらかといえば、
シド・チャリシーとジャニス・ペイジに合わせて踊るのがやっという
感じさえ観うけられた。老いは隠せないと言ったところだろうか?
前作のオードリー・ヘップバーンとの共演『パリの恋人』は完全に
オードリーの引き立て役に徹したところからもわかるように、限界かな?
それでも、アステアの華麗で優雅なダンスを楽しみたい方は是非ご覧ください。
シド・チャリシーは今作でゴールデン・グローブ賞にノミネートされており、
彼女の代表作とも言える作品だ。リタ・ヘイワースを彷彿させる美貌と
ダンスに終始満足できた。
それと、ピーター・ローレがテーブルと椅子の間にもたれるようにして
踊るシーンはとてもユーモアがあって笑ってしまった。