1
格調高きゴシックホラー 2007/8/11
ブラム・ストーカー原作の同名小説のトーキーでは初めての映画化。
本作の見所として不可欠なのが、現在に至るまでのドラキュラのイメージを決定付けてしまった(そして同時に俳優自身を役柄のイメージに縛ってしまうことになった)ベラ・ルゴシの存在。その存在感たるや動かざる山の如し。
舞台をただ撮っただけで退屈という意見をよく耳にするけれど、個人的には覚悟して見ていたのでそこまで退屈には感じなかったです。
音楽がほとんどないのが退屈と言えば退屈だけど、それがかえってOPロールで流れる“白鳥の湖”の美しさを一層引き立てているような気がする。狙って演出したのか偶然の産物なのか・・・。
なおこのDVDは版権主のユニバーサル製だけあって特典が非常に豊富。約30分のメイキング(進行役は劇中最初のセリフをしゃべった少女※現おばあさん)では本作以前の吸血鬼映画・舞台について語られたり、ルゴシの素顔を彼の息子が語ったりとファンも満足の仕様。それに加えてトリビア満載の音声解説もあるんだから、何をかいわんや。
こんな豪華な仕様のDVDが980円で手に入るんだから、ゴシックホラーが好きな方は購入して損はないと思います。