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デビュー作 2004/11/26
増村保造監督のデビュー作。ヌーヴェルヴァーグ勢と共振しながら疾走する青春ドラマ。語り口は極めて明快である。バイクや海といったモチーフがそうであるように。
俺は十年早すぎたと本人が言うように増村の強烈な映画史はここから始まる。
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くちづけ 2005/2/1
言わすと知れた、増村巨匠のデビュー監督作。昭和32年製作とは思えないほどの当時の映画にしては、画期的のスピード感は今見ても全然古さを感じさせない。主演の川口浩と野添ひとみの初々しさは好感がもてる、甘くてせつない青春もの、いわゆるボーイ・ミーツ・ガールものである。観終わったあとに清々しさが残るのは、初期増村作品の特徴か。若尾文子と組んで続々と女の情念を綴った作品に入る前の青春ものとしては、一見の価値ああると思う。
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増村保造監督の青春映画の傑作! 2006/7/25
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1957年、ローマ映画実験センター留学から戻った増村保造が初めて監督した作品。歯切れの良い演出。イタリアの名匠、ビットリオ・デ・シーカ監督を思わせる優しい視線の人間描写。白黒画面の中で輝く川口浩と野添ひとみ。増村保造監督の初期の傑作!
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こんなときも、あった。 2007/4/13
これを観た、かの市川崑監督は、ひとこと「いいんじゃないですか、若くて。」と云って試写室を出ていったそうな。
『痴人の愛』『盲獣』あたりからはいったものですから、こんな健康的なものを撮っていた時代もあったのかと、驚いてしまいました。ストーリーは自体は身も蓋もないメロドラマですが、若い主人公たちが決して裕福でなく、その恋の背景にも現実的な金銭問題が影を差している点から、当時流行した太陽族映画へのアンチテーゼや、批判などをも読み取ることが出来ます。
初監督作品でありながら、次々と転がるように展開するスピーディーな演出には既に冴えたるものがあり、同時にそれをサポートするスタッフのレベルが相当に高い。1950年代、この日本映画黄金期の映画人たちはおそらく一種の職人であったのだと、その時代の映画界の空気を垣間みる思いがしました。