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僅かな光明こそが,彼の総て 2006/10/2
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暗く,霧の中のような雰囲気で物語は進む。観る者はロチェスター卿と共に堕落を味わい,彼と共に新人女優に僅かな光明を見出す。息苦しく,重苦しい絵の中で,彼は朽ちて行く。救いも何もない。
デップ主演作で久々に記憶に残る作品。私にしてみれば「デッドマン」以来かな。暗く静かな作品だから,高画質高音質を期待する。
名作とは言えないかもしれない。だが,デップが胸を張ってディスコグラフィーに加える作品に間違いない。彼はいくらオスカー候補常連になっても,このような作品に出続けてくれるだろう。デップらしさに敬意を表して星5つ。
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ジョニー、喜怒哀楽を演じる 2006/10/9
映画を観終わったとき、私は思わず賞賛の拍手を送りたい衝動にかられた。
ロチェスター卿の天晴れな生き様に、そして、ロチェスター卿を
見事に演じきったジョニーの熱い演技に。
ジョニーが、脚本を3行読んですぐに出演を決めたというだけあって、
ジョニーの思い入れが感じられる作品だ。
ジョニーがこの作品に共鳴したのは、そこに「ロックな魂」を
見出したからかもしれない。
ジョニーはこの映画の中で、正統なる「喜怒哀楽」を演じている。
これまでの作品を観ても、ジョニーがこれほど「喜怒哀楽」を演じている
ものは、少ない。
大いに楽しみ、正直に愛を貫き、時に怒りを露にし、後悔の念に声をあげて
泣くのである。中でも、ここまで泣くシーンは初めてかな。。。!
ファンのみなさん、必見です。胸が締め付けられます。
何だか、久しぶりに「ジョニーらしい作品」を観られ、嬉しかった。
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デップの隠れた名作になる作品 2007/1/3
この作品で本来のジョニー・デップの演技が堪能できます ミーハーなデップファンが名作をあげるとしたなら「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「シザーハンズ」であろう
しかしコアなデップファンがあげるなら「アリゾナドリーム」のような作品であろう ディカプリオの名作は「タイタニック」と言われているがそうではない
隠れた名作は「太陽と月に背いて」であるように、「リバティーン」もデップの作品の中で隠れた名作になるであろうと個人的には思っている
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ジョニー・デップの底知れぬ才能を思い知る作品 2007/1/28
ジョニー・デップ・・・・やはり彼はすごい。
出演する作品ごとに、自分のオーラを変える事ができる俳優の一人ではないだろうか。
決して俳優として個性がないのではない。
演じる役柄によって、自分の個性を散りばめる割合を知っているというのだろうか・・・・
出演されている作品を観ると、目の輝きや醸し出す雰囲気を本当に上手く演じているために、ほとんどの作品が「当たり役」、俗に言う「はずれ役」というものがないと思っている。
どんな役柄にでもなれる、観る者に違和感を与えない俳優なのである。
確かに性的な表現が出てくるが、この作品の時代背景を考えると、過剰な演出がされているわけではない。
自分の欲求に対して正直に生きた一人の「男」の生き様を、そのまま描いている。
正直な分、ある意味壮絶な人生。
そんな男の人生を、なんの違和感もなく演じている彼の才能に、またしても魅せられたのである。
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映画を観たのです。 2006/9/16
リバティーンは映画を観たのです。最初ホームページを見たとき、「あ、雰囲気がバリー・リンドン」と感じて、「これは観なくては!」と思いました。
さて、映画館。一緒に観に行った娘は寝てました。途中。結構。
確かに、内容暗い。真っ暗。
それでも、僕はあの真っ暗な感じの中世ヨーロッパが好きなので満足しました。
結果、バリー・リンドンとはぜ~んぜん違いましたよ。
*1 スタンリーキューブリック監督の作品です。
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キレイ 2006/9/16
なんでこんなにキレイなんだろ…
衣装、背景、登場人物、みんなキレイ。お話もキレイ。
一言にキレイと言っても色々あるわけで
どれがどんなふうにキレイだったのか
なぜそう感じたのかを書くべきなんでしょうけども。
キレイって説明してもわかるもんじゃない。
ゴミをつっつくカラスだってキレイに見えるときがある。
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実のところよく分かりませんでした 2006/11/28
公式サイトを見るとお勧めの美辞麗句、有名人のレビュー満載で「これが分からない人は映画通では無い」的な取り扱われ方なのですが、はっきり言って分けわかんない! 自分の側にロチェスター卿のような人がいたら、関わり合いになるのは極力避けていたでしょう。私は凡人です。彼がなぜこういう人生をたどったのかが描かれていないし、父親としての彼も全く出てこない。なぜ国王があそこまで彼に入れ込むのかも理解できないし、リジーに魅かれる彼の心境も分からない。彼の才能さえあるのかないのかわからない。最後までなんで?なんで?なんで?の連続でした。ここら辺は監督の解説と未公開シーンをチェックすると分かるのですが、ながーい(33年は長くもないかも)ロチェスター卿の人生を2時間の映画にするのですから不要な部分をカットしていくのは仕方無いにしても、この頃見ていて分からない映画が多いです。皆さんは一回見て感動するほど内容を理解するのでしょうか?とはいえ最後の最後でやられました。彼の尊大なDo youlike me now・にはNo,Idon't.次にこちらを試すようなDo you like me now・にもNo,Idon't.3回目の子供のようなDo you like me?には「だって好きになるなって言ったのはあなたじゃないですか。好きになって欲しかったんですか?こんな自分でも好きって言って欲しいいんですか?」と問いかけ。ここで不意に涙がこぼれました。思いもがけず突然に。これが凡人のロチェスター卿に対する評価です。妻エリザベスもこんな気持ちだったんでしょうか?デップの演技力が最高に現れたのは、やはり議会で王の弟を擁護するシーン。立っているのがやっと、鼻も取れかけ。それを衣装とカツラと化粧で何とか体裁を整えている外見と相まって、演説する姿は鬼気迫るものがあります。もうこれは演技とはいえないかも、、、。画像と音楽は限りなく美しい。対する人間はこれ以上ないくらい汚く醜い。この映画を見る前にとっつきやすいヘンリー8世以降の英国史をかじっておくことをお勧めします。
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天才であるが故の悲劇 2006/11/30
天才と言うのは、やはり“生きにくい”ものなのでしょうか…。世の中の様々なものをあまりに敏感に感じ取り、それを受けとめるには、繊細過ぎるのかもしれません。彼はただ、誰よりも純粋で正直で淋しかったのだと思います。虚飾にまみれ、芸術家として貫かなくてはならないポリシーまで侵されてしまう事に反抗し、過激な行動や作品として表現したのだと思います。しかし、本当は愛されたいのに、そうすればするほど理解されず疎外されてゆく…。最後の“それでも私が好きか・”と言うセリフは、そんな自分を理解し、受け容れ、愛してくれる事ができますか・と言う悲痛な叫びのように思われてなりませんでした。主演のジョニー・デップは醸し出す雰囲気や表情が素晴らしいし、後半の堕ちてゆく様といったら見事としか言い様がないくらい。さすがです。やはり彼はこういう悲しく難解な魂の持ち主を演じさせると凄いですよね。ただ、映画自体、人間同士の関わり…特に愛人との関係など物足りない感じがするし、色々掘り下げてくれたら、奥行が出て良かったと思うし、もう少し時間をかけて、主人公の堕ちてゆく過程での葛藤など盛り込めたら映画としてもっと映えたかなぁ、と思いました。私の好みですけどね。
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短くも壮絶な生涯 2007/1/7
下品と思った人もいるようですが、自分的にはすごく美しい作品でしたよ。内容はともかく。
醜い姿になっていくロチェスターを演じたジョニーが、本当に素晴らしかった。醜く汚いのに美しい。そして後半、ロザムンド演じるエリザベスとロチェスターがぶつかり合うシーン。この二人の演技に圧倒されました。すごすぎる。ここだけでも満点。泣きました。ラスト、エンドロールにかけて流れる曲がいい!そしてロチェスターの『Do you like me now…・』が、すごく切なく胸に響きました。
一度見て分からなかった人は、監督の解説を見てからもう一度本編を見てみて下さい。ほんと名作です。
ただ、削除シーンを入れた完全版が見たいです。なぜあそこを削除する…↓↓
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人を選ぶ作品ですね・・・。 2007/5/6
すでに多くの方がレビューしているように、コアな映画ファンには評価の高い
作品ですね。しかし、初心者にはお勧めしません。
ジョニー・デップ作品は個人的に以下の4つくらいに分類できると思っています。
(もちろん、例外もあります。)
1.「パイレーツ・オブ・カリビアン」のようなメジャー大作
2.「チャーリーとチョコレート工場」「シザーハンズ」「スリーピーホロウ」のようなちょっと変わった(?)ファンタジー系
3.「フロム・ヘル」「ナインス・ゲート」「シークレット・ウィンドゥ」のようなミステリー系
4.「エド・ウッド」「ドンファン」のようなアウトロー一代記もの
ちなみに、1から見やすい順に並べてます。本作はこの分類で言えば、
4になります。そして4の中では最高の出来かと思います。
ジョニーの演技はもちろん、脇役含めて素晴らしい。最近見たこの系統の
映画の中では、「パフューム」と並ぶ出来と言ってもいいでしょう。
でも私の評価は星4つです。その理由は、以下のとおり。
・初心者には全くお勧めできない。
・台詞など結構過激で下品なところがある。(個人的には駄目だった)
・映像美がもう少し欲しかった。(感動するほど美しい映像はなかったかと)
・削除シーン、、、(本編だけだと全く分からない設定が・・・)
・ジョニーの演技は素晴らしかったのだが、主人公の行動の大半が理解不能だった。
こういう映画もたまにはいいんですけど、最近は(いろいろ見すぎて却って)
純粋に楽しみたいと思っているので、1とか2のタイプの方が好きですね。