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みんなそれぞれ大変なんだ... 2007/3/9
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デリヘルの受付、自殺願望(?)のデリヘル嬢、過食と嘔吐を繰り返すイラストレーター、恋愛命のOLと、なんだか変わった性格も職業も異なる4人の女性達が主人公だが、それぞれが一生懸命に恋をし、自らの居場所を求めて生きている姿を丁寧に優しいまなざしで描いています。
彼女たちは、みな二面性を持っている。それぞれ小さな幸せを求めているだけなのに、それがなかなか実現しない。4人それぞれの生活。そのどれもが生き生きとして描かれてる。でも、4人が交差することはなく、最後の最後にならないと全員が出会わないのは少々肩透かしでしたけどね。
4人とも自立する女性たちであるけれど、何かを心の支えにしている。抱えるものが違うように、すがるものもそれぞれ。里子にとっては、拾った石と恋への願望。ちひろは恋愛。秋代は、キクチ。塔子は、絵画そのもの。何かにすがり、希望を託さなければ生きて行けないということなんだろうね。それでも一生懸命生きている彼女たちが、ほんと愛おしい...。
演じている俳優たちがホントに上手い。ただ、中越典子は役柄上、スッパリ脱いでほしかったけどね。 それから、塔子は、原作者の魚喃キリコ自身が演じています。どうりで筆さばきが上手なわけです。
彼女たちは、最後に小さいけれどとても重要な選択をして、新たな一歩を踏み出す。それは、すがることによって自分を維持していたものから少し、あるいは完全に離れてしまうこと。そして、未来は今よりちょっとだけハッピーなのかもしれないと予感させる幕切れもグッド。
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最近の邦画の悪い見本 2007/4/29
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演出・演技が見事に悪い
演技が下手なのは今に始まったことではないので それを差し引いたとしても
作品の中世界に入り込んで観たいが チャチな点ばかり気になって入り込めない
去ろうとする男の足にすがって泣き叫ぶ女の顔には汚れも涙も鼻水も見られない
部屋の中でセックスする女はブラジャーすら取っていない
汚れたくない女優が悪いのか 汚したくない監督が悪いのか
これが誰かの夢の中の話だったり ファンタジーやコメディであればそれでもよいが
そうではない作品としては シーン自体に現実味が無さ過ぎる
おそらく原作のマンガの方が出来が良いのではないかな?
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監督の温かみ 2007/4/26
かつてのATG映画のように、閉塞的環境での息が詰まるような空気感と人々の焦燥、そして、そこから開放されたいと必死にもがく姿、それらのエピソードの積み重ねが胸を締め付ける。映像は美しく丁寧な画作りがストーリー進行に違和感なく、独特の世界にいざなう。しかし、気になったこともある。この映画の主役は4人の女優らしいが、中村、岩瀬が文字通り体当たりで迫ってくるのに対し、中越は腰が引けている感じに映像では見えてしまう(特にベッドから起き上がる時のそそくさ感はもったいない)。中村の大胆さと比較すると、「精一杯ここまで露出しました」的な限界が見え、NHK朝ドラ主役組(池脇、中越)と非朝ドラ組(中村、岩瀬)の大胆さの、つまらない対比がこの作品に中途半端さを残した(<精液のシーン>はギリギリのサービスカットなのだろうが)。また、ラストは、<閉塞から開放>へのシーンであり、ここで4人を合体させるが、ここの出会いは強引だと思う。「バタバタとまとめました」感が否めない。しかしながら、総じて愛すべき作品であり、監督の思い入れや包容力が観る者に温かみを与えてくれる。
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描かれていないことが重要な名作 2007/9/17
男性として、かつ原作を読んでしない者として記入します。もし誤解があったらすみません。
この映画は美術とキャメラがすばらしい。ありそうでない日本風の障子や丸窓のあるマンション、手すりのさび付いたアパート、風俗店(の裏方が変にスタイリッシュ)とか、母親を見舞いに行く千尋のベスパが、画面に入っていくところとか、自転車で上る坂と通過する電車の処理とか、突然手持ちカメラになるところとか、思わず「うまい!」と言ってしまう位です。しかし他の人もう触れていますが、録音がいまいちです、大事な独白やsexシーンの微妙な声の変化(この映画でのsexシーンはすべて意味があります)とかが台無しです。
この映画では明滅する希望が最後にありますが、実はわざと(周到に明示を)避けているものがあると感じました。それは、外部環境に左右される自己の弱さであり(摂食障害なら吐くこといしかができないのか?絵描きならプロに徹せよとか、反対になあなあな勤め人と風俗店の女性達とか)、自分を成長させる必要性(求めるものがすべて外部にあるとの映画のストーリーの中での設定とかです)を十分認識するかとかです。
これらすべてを含んだ「仮想の」リアリティは十分説得力があります。
独創性が独りよがりでない貴重な作品です。
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若すぎた二人のすれ違う気持ち 2007/5/15
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この映画を見た感想は、若い女性向けの映画。または原作ファンのために実写化した映画。
R-15指定で、性描写のシーンもあるが、最近の傾向からはライトな感じだが、秋代と菊地のシックスナインのシーンはチョット過激かも。
原作を知らないので、どんなストーリーが展開されるか予測もできないが、4人の若い女性の心情は良く描かれていたと想う。
こけおどしにも見える演出もあり、デリヘルの秋代は棺桶からの起床シーンから始まる。秋代には思い続ける相手がいるが気持ちを隠して、友達としてずっとつきあってきた。里子はデリヘルの電話係だが、少女っぽいうぶな感じが良く出ていた。拾った石を神様と呼んでお祈りをするが、そのときの気分でお祈りの内容が全く逆になったたりするが楽しい。
ちひろはOLである意味一番「普通」な女性だが、結婚願望がつよく、つきあう男からは敬遠され気味。塔子はちひろのルームメイトで、イラストレーターとしてそこそこ売れ出しているが、人には言えない苦悩を抱える。
若い女性の姿が良く描かれていると想うが、やはり登場人物に思い入れできないと映画は楽しめない。若い人には共感できる映画化もしれないが、中年のオジサンにはいまいちだった。
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なんだこりゃ 2007/10/24
本当に時間がもったいなかった…
こんなに淡々とした邦楽は製作費や女優の時間の無駄だ
何が言いたいのか、むしろ何も訴えるものはないのか…
はぁ…時間返して…
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原作ファンですが…素晴らしいと思いました☆ 2007/4/28
☆最初は原作と違う点…特に可愛いらしい里子に…戸惑ったけれど、脚本家と監督の手腕なのか、どんどこ引き込まれてしまって、最後は女性の鑑賞者が羨ましくなるくらい感動しましたよ。
☆搭子と秋代はかなり原作に忠実。里子は外的な設定が別もの。ちひろは原作にあった悪意が表面上はナリを潜め、完全にステレオタイプ化されたOLになってる。原作ファンが最後まで違和感を持つとしたら、ちひろでしょうね。
☆現在形で登場する男たちは、1人を除いて老いも若きもダメ男ばっかり。
☆実家を離れ、都会で暮らす20~30代の自立した社会人女性4人を巡るエピソードの積み重ね。それがこの作品です。
彼女たちと同じ境遇の方に絶対観て欲しい!ほんとオススメです・
きっと、4人の誰かorどこかに共感したり、嫌悪したり、楽しみながら観れると思います。
→没個性的で徹底的に薄っぺらく描かれるOLのちひろ。
→ウロボロスの自己完結イメージを纏っている創造的イラストレイターの搭子。
→一人の男性への叶わぬ一途な情熱を胸に秘めたデリヘル嬢の秋代。
→トリックスターっぽい無邪気さでリベラルそうなフリーターの里子。
☆4人それぞれのどこかに、自分と似てる面を見付けながら観れたらなあ…と、私は心から思いました。
が、残念ながら私は男なのでした。
☆唯一救いとなる男性は、片言のニホンゴしか出来ないリー君て異国の人ですからね。私はなれそうにないっスね。ショボーン☆
8
Take it easy! 2007/3/18
恋がしたいのに相手の男が現れなかったり、友達関係
の男にずっと片思いを続けたり、結婚願望を逆手に取ら
れて男に弄ばれたりと、こんな空回りが続けば焦燥感や
脱力感が募るばかりです。そのために、身を刻み心を痛
める四人の生身の女たちの姿を、やさしい監督がいとお
しむように描いています。互いの辛い気持に気付いたら、
作中にもあるように撫でるようにして慰め合うことにしま
しょう。
息苦しいような室内シーンが続いて、最後に場面は広
々とした海岸に切換ります。どこまでも続く海原とまっ
青な空、深呼吸と大きな背伸びをしたら、また前に向か
って歩きだせばよいのです。Take it easy!四人の女
たちに、思わずそう声をかけたくなりました。
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もがきながら進む 2007/5/20
日本で生きる同年代の同性として、彼女たちの苦しさに強い共感を覚えた。
心情だけでなく金銭面からも、彼女たち、日本の若年層の未来が楽観できるとは思えないということを含め、現実の中でもがく「彼女たち」がたくさんいることを多くの人に感じてもらえたらと思う。
作品としては、他の人もコメントされていたが塔子、秋代に比べて他の2人は見劣りする。池脇千鶴に「ジョゼ」の輝きがないのは何とも残念。今後に期待。
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共感と、共感したくない気持ちと。 2007/7/30
とある映画DVDでこの映画の予告を観て、気になったので観てみた作品。
原作は読んだことが無かったけれど、原作者の作風から何となく内容や雰囲気を想像していた。
その想像からは大きく外れていない内容でした。基本的に女性向けじゃないでしょうか。
過食と嘔吐を繰り返すイラストレーター、塔子
普通のどこにでも居るカワイイOL、ちひろ
恋がしたいといつも思っているフリーター、里子
好きな男に色んな嘘をつきつつ踏み出せないホテトル嬢、秋代
共通しているのは、「愛を求めている・と云う事。色んな形の、愛。
だからこそ作品の中では淡々と日々と生活が流れ、出演している女優さん達にも輝きが無いのかも、と思った。
物語の結末に近付いて、それぞれの叫びが伝わった時に、彼女達に対して何とも言えない愛おしさを感じた。
彼女達は、普通にその辺にいる女の子であり、自分自身でもあるのかなと感じた。
4人がそれぞれの答えを出して、一つ階段を登った所でこの映画は終わる。
同居している塔子&ちひろ、バイト先?が同じ里子&秋代。
本来接点が無い2組達が、最後にほんの少しだけつながりを持つ。
すっきりしない終わり方の映画も多い中で、この映画は比較的すっきりした気分になる。
日常生活に不満や面白いことが無いなーと感じている女性には、オススメかも知れません。