内容紹介
歌手ジェニイ・ラムールはパリの下町育ち。その伴奏のピアノを弾く夫のモーリスは、人一倍嫉妬深い男なので、ジェニイが色目を使ったとか使わぬとか夫婦喧嘩は毎日。二人の住むアパートの下の部屋には女写真家ドラのスタジオがある。ドラはモーリスの幼友達で、彼に友人以上の好意を抱いていた。モーリスの方はジェニイにまるで夢中である。ドラのスタジオで女連れのセシムの金持ちブリニョンは色っぽいジェニイに野心を起こして、ジェニイを後援してやろうと申し出る。嫉妬深いモーリスは妻とブリニョンが内密に会見する手筈があることを知る。激しい怒りと共にモーリスは会見場所であるレストランにジェニイよりも先回りして激しく抗議、後援を拒絶する。そして後からレストランに訪れたジェニイをそのまま連れ帰り二人の仲は険悪に。それでもジェニイはブリニョンの後援を諦めず更に密会の約束をするが、それもまた早々にモーリスの知るところとなる。完全に逆上したモーリスはピストルをポケットに忍ばせてジェニイが普段出演している劇場でアリバイを作りつつブリニョン邸に自動車をとばした。