日本沈没 スタンダード・エディションのクチコミ

- あえて厳しくいきますか!
- 2007/2/22
-
映画評論家、故淀川長治氏は、すべての映画を愛したと聞きますが、、、、。なかなか私は、その域まで行けません
災害に恋愛を絡めたテーマうんぬんは、人それぞれの好みもあるから良いのですが、根本的な部分で映画としてつまらない、というか、成り立っていないです。
冒頭、まるで日本の終末のように始まり、掴みはOK!!って感じですが、次のシーンでは、アレはなんだったの・ってなるくらいの、普通の日常。。。。
基本的に全編、この繰り返しで、災害シーンとドラマ部分の描かれ方、役者の演技に、終始違和感がついて回ります。
災害により交通機能がマヒしてるであろう日本各地を、まるで瞬間移動のようにフラフラ出没する主人公。例え灰が降る中を歩こうと、衣服も顔も、まったく汚れません。
そして、ラストまでなんの活躍もしない主人公に、泣きじゃくるほど惚れてしまうヒロイン。「なぜこの二人はそんなに好き合ってるんだ・」と理解できないままに、ラスト間近の二人の抱擁、流れる愛の歌、回るカメラ、、、、。
そこに至るまでの二人の恋愛描写が不足してるのに、この恥ずかしくて大げさな演出はキツイです。
とにかく、作品全体を覆っている、奇妙な「ちぐはぐ感」。そしてストーリーは、アルマゲドンとインデペンデンス・デイを基本に、ディープインパクトをブレンドし劣化させた、なんの新鮮さもない内容。こういった部分を無視して楽しめというのは、いささか私には不可能なコトでした。
エヴァンゲリオン、ナディア、平成ガメラシリーズの、樋口監督が手懸けた回&シーンは個人的に非常に好きで、フル監督で作品を撮ると聞いた時はとても嬉しかったのですが、、、。
どうやら、2時間という尺を保たせる力量が足らないようです。
いやこれは、若い日本映画監督全体に言えることなのですが、短いカットカットでは優れた才能を持っているのに、長いシーンを「魅せる」演出力に欠けていて、すぐにセリフで言わせて状況説明を逃げてしまう。
30分くらいの作品ならそれもアリでしょうけど、2時間以上それを繰り返されると、観ている方も内容よりオシリの疲れが気になってしまいます。
映画ファンを続けて20年。良作も多い日本映画ですが、もっともっと頑張っていただきたいと思います。
樋口監督には娯楽映画監督として、和製スピルバーグやキャメロンになれると期待していたし、次作で今度こそ!!という応援も込め、厳しい内容にさせて戴きました。

- 新日本沈没の楽しみ方
- 2006/11/26
- ・・
この作品を楽しみにあたり、以下の事にご注意下さい。
1.まず、小松左京原作小説の世界をご存知の方は全て忘れて下さい。
2.この作品を見た後に「日本沈没第二部」は読まないで下さい。
「は?小野寺って死んだんじゃなかったの?」と思うこと必定です。物語の辻褄が合わなくなり混乱します。
3.藤岡弘、丹波哲郎、いしだあゆみ主演の旧作のイメージは捨ててください。
4.この作品は旧作とは全く別物です。多大な期待は禁物です。
5.SMAPファンの方は必見です。
以上の事を充分ご理解戴ければ、それなりに楽しめる作品となっております。
現に旧作を知らない小生の知人は「感動した」「怖かった」という感想を述べておりました。
旧作に熱狂した小生は、「え?感動????へえぇぇぇぇ・・・・」という事しか出来ませんでした(涙)。

- 近年日本映画史上最低最悪の脚色
- 2007/3/4
-
はっきり云って評価に値しない駄作。
一番の問題は、原作の意図を全く無視-と云うよりも、全く捻じ曲げた、単なるウケ狙いの脚色だ。
もっとも、「日本人は、結局、日本という国土にしがみつくしか生きる術を見出せない」とか「どんな苦境に立たされても、自分以外の誰かがヒーローになって、奇跡を起こしてくれるだろう」とか、現代日本の風潮を如実に著していると云う意味では、それなりの評価はできると思うが、それならば、全く新しい映画を作れば良かったことであって、何も、小松左京氏の至上の名作の名を汚す必要はなかったろう。
自分から新しいシチュエーションを発想する能力(創造力)の無い人間が、過去の名作のネームバリューだけに頼って、こんなにも醜い映画を公開してしまったスタッフ一同に対し、この上ない憤りを感じる。
このDVDは全部 9 の無料動画サンプルがあります!